女子は、一日にしてならず (小学館文庫 く 6-5)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 139
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086478

作品紹介・あらすじ

負けるなファットガールズ!

幼少時から巨大な容貌故に、誰とも交わることなく生きてきた赤野奈美恵。会社で唯一の友人に誘われて、“太っているのは美しい”を標榜する会の取材に同行したことで人生は急展開。入会するや、会が主催するお見合いパーティーで出逢った作家に本気の恋をしたかと思えば、やがて事件に巻き込まれる。そしてストレスを食事で紛らわせ、最高体重を更新し続ける日々。アラサーの彼女に明日はあるのか? 反感 嫌悪、のち共感。「負けるなファットガールズ!」と思わず応援したくなるダイエット・エンタテインメント。

【編集担当からのおすすめ情報】
『万寿子さんの庭』がロングセラーを続ける黒野伸一さんの最新作は、職場小説であり、友情の物語であり、家族小説でもあって、女性の成長物語ともいえる盛りだくさんなエンタテインメントです。
この1冊から黒野さんという才能を知ってください。
よろしくお願いします。

感想・レビュー・書評

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  • 内面が変われば外見も変わる。30近くなって自分の内面を変えようとするにはそれなりのきっかけが必要。成功譚じゃなくきっかけになる部分をちゃんと書いてて読んでスッキリ。
    自分が変わるとまわりの人間も関わる人の種類があるも変わるから主人公は幸せになるでしょう。最後の元カレの結婚式の招待状にきちんと返事するのが好感持てる。

  • 一気に読破。こういう成長ストーリーは好き。伸ちゃんみたいな弟がほしいな。心も体も何よりバランスが大切なんだろうなと実感。

  • おデブで性格も悪い女性がすったもんだあって太って痩せようとする話

    内面が悪いから外面も悪くなるのか、外面が悪いから内面も悪くなるのか
    どっちなのかね?
    でもまぁ外面良くても内面が悪い人もいるし、どうとも言い切れないんだろうなぁ

    痩せる決意をするまでが長いよ(笑)

    とりあえず、読むと自分も痩せなきゃなとは思う
    でもまぁ、タイトルの通り、一日一日の積み重ねで痩せるし、逆に太ってしまうんだよね

  • すごい会ですね。
    そこのとこが楽しかった。

  • とにかく奈美江がなかなか痩せない。
    これでもか!というくらい食べ続け、男にはだまされ、なんかさんざんな道を転がり落ちていくのに、「あーあ( ̄▽ ̄;)」とは思っても、そこまで哀れに見えなかったのは、やっぱり奈美江が、しっかりと、自分はこういう人間!っていう芯を持っていたからこそだと思う。
    読んでる間中ずっと、続きが気になって仕方なかった。

    男言葉で鋭いツッコミ(毎回笑えた!)を入れる奈美江が好きだったけど、
    後半に、奈美江が自分のことを省みはじめたときに、
    今までの奈美江の性格に対して、特に嫌悪感を抱かなかった自分も、性格悪いのかなーと思ったり、、、
    こんなに欠点だらけなのに強い主人公はなかなかいない笑

    ファットイズビューティフォーを巨女の集団が繰り返してるところとか、グロテスクとファニーのギリギリをいつもいっていて、読むのにも体力が必要な本だったけど、
    最終的にただ人を傷つけるだけじゃない強さを奈美江が身に付けてくれてよかったなぁ。
    でも幼なじみとの恋の結末は少し消化不良だったかも。

  • ダイエットエンタメ。

    極端に胃弱で、食べたいものより食べられるものを選択している痩せすぎ体型の私には無縁の世界でしたが、読み物として楽しめました。
    登場人物が、ばくばく食べるシーンは読んでいるだけで、ちょっと胸焼けがしてくる。

    「ファット イズ ビューティホー」と気勢をあげる集団はちょっと怖い…。

    太りすぎは良くない。私のような痩せすぎも良くない。
    健康美を意識していきたい。

    物語最後の一文、「わたしの人生は、これからが本番だ」

  • 「読んだ人から綺麗になる」という宣伝をみて購入。家族、友人の描写も読みやすいが、本を読んでダイエットに対する新たな発見はなかった。太り過ぎは良くないので痩せないといけない、と私たちが日々感じながらもダイエットに踏み切れないことをふまえて、それに対する新たな答え、考え方のようなものが記してあると思っていたので内容的に一般的で物足りなさを感じた。

  • 「読みたい本」に入れていた。ブック○フで見つけて「やった!」と思って買った。読み始めたら…前に読んでいた。しかも、その後ブック○フに買い取ってもらったのであった。…もしかして、また我が家に戻ってきたのかこの本。
     やはり☆3かな…。後半があっけない感じがします。

  • 人は変われる。
    辛い時こそ、チャンスだ。

  • Amazonより
    OL奈美江は我が道を行く、強面のポッチャリさん。三十路を目前に、“太っているのは美しい”を標榜する会へ入会し、人生は急展開。本気の恋に悩み、さらには事件に巻き込まれ、最高体重を更新中。彼女の明日はどっちだ!?反感、嫌悪、のち共感。思わず応援したくなるダイエット・エンタテインメント。

    これはこれで読み物としておもしろかった!

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著者プロフィール

黒野伸一(くろの・しんいち)
一九五九年、神奈川県生まれ。『ア・ハッピーファミリー』(小学館文庫化にあたり『坂本ミキ、14歳。』に改題)で第一回きらら文学賞を受賞し、小説家デビュー。過疎・高齢化した農村の再生を描いた『限界集落株式会社』(小学館文庫)がベストセラーとなり、二○一五年一月にNHKテレビドラマ化。『脱・限界集落株式会社』(小学館)、『となりの革命農家』(廣済堂出版)、『長生き競争! 』(廣済堂文庫)、『国会議員基礎テスト』(小学館)、『AIのある家族計画』(早川書房)、『グリーズランド1 消された記憶』(静山社)、『お会式の夜に』(廣済堂出版)など著書多数。

「2021年 『あした、この国は崩壊する ポストコロナとMMT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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