ALWAYS 三丁目の夕日’64 (小学館文庫 わ 9-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 62
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086638

作品紹介・あらすじ

昭和三十九年東京、オリンピックを前にして夕日町三丁目には、今日も人情味あふれる人々の暮らしがあった。小説家・茶川竜之介には妻のヒロミとの間に新しい命が、鈴木オートの人たちも夢に向かって仕事に邁進していた。そんなある日、少年誌に小説『銀河少年ミノル』を連載していた茶川の前に強力なライバルが出現する。同じ雑誌で『ヴィールス』という小説を連載する緑沼。彼のために茶川の作品は打ち切りの危機に。一方、五年前集団就職で鈴木オートにやってきた六子は近所の医院で知り合った医師の菊池とデート。しかし彼には怪しい影がつきまとっていた。

感想・レビュー・書評

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  • これが原作と思って間違って買ってしまったけど、実は映画をもとにノベライズされたものらしい。

    親子の愛、昔ならではのご近所さんとの温かな繋がり。

    話の途中、途中で、そういうものにじーんときて思わず涙が溢れた。愛に溢れて生きていきたいなと思った。

  • 大好きな山崎 貴監督映画のノベライズ。一応、今作でシリーズ完結らしいので映画を見る前の予習として読んでしまいました(というか、間違いなくそういう趣旨だよね)。でもまぁ、ストーリーが解っていても実際に画面観てまた大泣きしちゃうんだけれどね(笑)。というわけで映画を観てからじっくり感想は書くことにします♪(って、書いてんじゃん!)

  • ★あらすじ★
    昭和39年東京、オリンピックを前にして夕日町三丁目には、今日も人情味あふれる人々の暮らしがあった。小説家・茶川竜之介には妻のヒロミとの間に新しい命が、鈴木オートの人たちも夢に向かって仕事に邁進(マイシン)していた。そんなある日、少年誌に小説『銀河少年ミノル』を連載していた茶川の前に強力なライバルが出現する。同じ雑誌で『ヴィールス』という小説を連載する緑沼。彼のために茶川の作品は打ち切りの危機に。一方、5年前集団就職で鈴木オートにやってきた六子は近所の医院で知り合った医師の菊池とデート。しかし彼には怪しい影がつきまとっていた。

  • いやー、感動しますな。面白いのはすぐ読み終わるわ。

  • 2012/03/16読了

    映画で泣いたのに、小説でまた涙がこぼれることになろうとは思いませんでした。ALWAYS三丁目の夕日'64 同名映画をノベライズした物ですが、映画では分からない内心描写というか、モノローグがあるからもっと色々とグッとくるものがある。
    あとオリジナルストーリー(美加ちゃんや一平のラストショーとか六子の両親が東京にやってくるとか)があって、それもあってか深みが増し、本当にいい作品なんだなあと再確認。感動できたことに感謝。映画を見た人はより一層思うのではないだろうか。
    茶川の本心を読むことができた。彼の態度の急変は何となくは分かっていたけれど、改めて活字になりそれを読むと、辛く、痛く、父親として、また息子としての彼の思いの強さが分かる。
    淳之介を追い出すところは読んでいて目頭が熱くなった。映画で「?」と思っていたところも解決。「本当の父親になれたんだなあ」というのが、一番の感想です。
    耐える茶川の姿を是非読んでほしい。
    社長さんたちの「戦争を知らない子どもたち」の話もよかった。あのバンザイは何度見てもいいけれど、活字にすると意味がまたひとつ加えられるんだよね。万歳、万歳

    活字版で好きなのはキンさん―タバコ屋のオバチャンの「幸せを見るのが好きなのだ」というやつ。一気に印象が変わったね。
    三丁目のポジティブシンキングも、キンさんがいてこそかもしれないね。
    六子の方言が字になると(というかビジュアルなしだと)改めて地方出身の少女なのだと気付かされます。それもあってか初々しさがたまらない。菊池さんと幸せになってください。

    映画ともども、とてつもない良作でした!

  • この映画は大好きなので読んでみたらすごく面白いです!
    衝撃的な告白も・・・
    早く映画館に行きたいです

  • 親身に、でも優しく、人と人が関わり合う感じが大好き。

    泣けちゃいます。

  • 父親って悲しい
    六ちゃんの幸せを思いながらも東北人らしい(?)不器用さから娘は「口減らしで・・・捨てられたんです」と思い
    ブンガクの活躍を願いながら涙をこらえて勘当にした父親
    ビルヂングを作るまで(這い上がる)仲間として六ちゃんを実の娘のように思うスズキオートの社長

    そして、本当の父親ではないけれど、間違いなく深い絆で結ばれている淳之介とブンガク

    父親の悲哀をかみ締めています

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