逆説の日本史 別巻1 ニッポン風土記[西日本編] (小学館文庫 い 1-26)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 205
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086942

作品紹介・あらすじ

歴史ノンフィクションの金字塔、累計四百五十万部突破のベスト&ロングセラー『逆説の日本史』が十倍面白くなる「別巻シリーズ」いよいよ始動!第一弾の「ニッポン風土記"西日本編"」では、"同じ気質のグループは現在の「県」ではなく昔の「国」で捉えたほうがいい"が持論の著者が、五畿、山陽道、山陰道、南海道、西海道の三十八国のお国柄に迫る。「なぜ大和が日本の総称になったのか?」「平清盛が安芸に厳島神社を建てた狙い」「坂本龍馬を生んだ土佐"いごっそう"魂」「西郷隆盛を育てた薩摩の郷中教育」…。全国津々浦々を訪ね、逆説史観で読み解いた「平成版人国記」の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 昔の国境は山や川という越せそうで越しにくい境界線で区切られているためか、隣同士でもずいぶんと気候や気質が違ってくるのだなあと思った。
    山の向こうは水不足、川が流れるこちらは豊かな土地。
    そらーひがみあって戦争になるわ。

    国という単位で主要な歴史を一気に振り返る企画は、時間軸で日本を俯瞰する逆説の日本史シリーズをさらにおさらいするにはとても参考になった。
    旅行する前にその周辺地域のところを読み返しても楽しいと思う。

  • 日本各地を旧国名でくくって歴史を紹介している。面白い切り口だけど、話がぶつ切りになりがちなので、注意して読む必要がある。本書は第一弾ということで、西日本の紹介。それぞれの国にそれぞれの歴史が有り、興味深い。
    逆説の日本史ファンなら、すでにおなじみの話が多数再構成されて収録されているので、読みやすいのでは?

  • 各地の風土歴史がよく分かった。

  • 西日本を旅するには欠かせない本。各地の歴史を教えてくれる。

    どうして長州があんなにも明治維新で倒幕運動に傾いのか、土佐は何故、武士にも階級があって平等主義思想を持った武士が多かったのか、鞆の浦は坂本龍馬いろは丸事件以外でも重要な街だったとか、日本最大の怨霊・崇徳天皇に関する裏事情とか…歴史情報が盛りだくさん過ぎて覚えられないので、西日本のどこかを旅する時には【要再読】の書だった。

  • 一国10ページくらいで、各国を解説する歴史お国柄解説本。よっぽど井沢元彦のファンなら読めばいいかな。

  • 邪馬台国東遷説
    日本の首都は明治まで京都

  • 20130301読了

  • この筆者の縄文人と弥生人から見る武家社会と貴族社会(狩猟社会と農耕社会)の考え方が日本史を1本の線と見た時さくさく読めてお気に入り

  • 自信に満ち溢れた著者の言い切りは、いつもスカッとします。

    律令制以降の国別の成り立ちや特性を、簡潔な文章でわかり易く書かれてます。

    東日本編も期待して読みたいと思います。

  • 面白かったです。
    歴史を知ることが
    今を知ることにつながりますね。
    逆説の日本史を①から読み直したいと思いました。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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