左京区七夕通東入ル (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1080
レビュー : 133
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087093

作品紹介・あらすじ

京都を舞台にした理科系男子との不思議な恋
学生の街・京都を舞台に、かけがえのない時間と仲間たち、ほっこりと育まれる等身大の恋を描く。甘酸っぱい記憶を呼びさますたまらなくキュートな青春恋愛小説。

単行本刊行時、多くのメディアから注目を集め、『ダカーポ最高の本2010』では「女子読み恋愛小説第1位」に選出された話題作の待望の文庫化。
2012年4月刊行の単行本『左京区恋月橋渡ル』は本作の姉妹編。

感想・レビュー・書評

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  • 文系おしゃれ女子(都内出身)×理系寮生男子。京都大学を舞台にしたほんわか恋愛もの、、、なんですが、なんというかもう少し泥臭いお話が読みたいのです。「鴨川ホルモー」とか「太陽の塔」みたいな。

    京都を舞台にしたお話は数多あれど、我がD社はあまり登場しないので少し寂しい。。。

    高校生の頃、たっくんと同じ京都大学理学部数学科の皆さんと合コンなるものをしたことがあるのですが「数式の美しさ」「数字の神秘性」などを夢見る瞳で滔々と語られ、またカラオケでブリーフ&トランクスの「青のり」を熱唱され、、、いたいけな女子高生の合コンデビューにしてはインパクトが強すぎました。。

    でも未だにやりたいことや学びたいことを見極められず、浅く広く趣味の幅を広げている身からすればただ一つのことに没頭できる情熱だとか早々にそういうものを見つけられた人は羨ましくもあり。

    火が大好きで花火狂いのヤマネ、ひげもじゃでいかついが趣味はたこ焼き作りのアンドウら、あの寮に実在していそうな個性豊かな面々が魅力的。正直花ちゃんとたっくんのこれからよりも、寮生と京都のお話を読みたいだけなのかもしれません。

  • ほのぼの恋愛小説。先日まで読んでいた「鴨川ホルモー」と同じ京都大学が舞台なのに、このカラーの違いは何だ!(笑)
    世の中の女子は大抵こういうのなんだろうなぁ。おしゃれが好きで、甘いものが好きで、ランチは自然派。男の子との素敵な恋とバイトの毎日。。。そういうのも悪くないけど、私にはつまらなく思えた。女子力強すぎる女は苦手だ。私自身や周りの友人達も完全にドライでさっぱり男前系で女子を全面に押し出してくる子いなかったので、共感できなかったのかも。

    と、ここまで書いた時は☆3つにしようと思っていたけれど…読んでいて昔のトレンディドラマのような展開に(「俺じゃダメか?」のキムタクか!)いよいよ耐えられなくなり、☆2つを決意した。後はもう無理矢理読み終えた感じ。
    甘い恋愛小説が自分には向いてなさそう…と思う今日この頃です。

  • 京都を舞台にした理系男子と文系女子のかわいい恋愛物語。
    京都の情景を思い浮かべながら読むのは楽しかった。
    恋愛要素はちょっとかわいすぎて・・・
    学生の頃に読んでたらもっとはまったかも。

    • まろんさん
      タイトルが素敵な本ですね♪
      「七夕通」って、すごく風情のある名前ですが、実際にある通りなのでしょうか?
      理系男子と文系女子っていう組み合わせ...
      タイトルが素敵な本ですね♪
      「七夕通」って、すごく風情のある名前ですが、実際にある通りなのでしょうか?
      理系男子と文系女子っていう組み合わせの行方が気になります♪
      2012/07/09
    • nobo0803さん
      「七夕通」かわいい名前ですよね~。
      残念ながら実際にはないんですよ。。。
      「七夕通」かわいい名前ですよね~。
      残念ながら実際にはないんですよ。。。
      2012/07/10
    • まろんさん
      あら、それは残念!
      もし本当に存在するなら、ぜひ住んでみたい地名ですよね。
      誰かに手紙を書くときに、自分の住所として「七夕通」って書けたら素...
      あら、それは残念!
      もし本当に存在するなら、ぜひ住んでみたい地名ですよね。
      誰かに手紙を書くときに、自分の住所として「七夕通」って書けたら素敵ですよね♪
      2012/07/10
  • たとえるなら、女子版『四畳半神話大系』と言った感じでした。
    京都の街の描写を、「うんうん、あそこの事よね」と思いながら読んだりするのも、いかにも!な四畳半の下宿や学内の様子について読んだりするのも楽しかったのですが、肝心の、メインとなるストーリーに関しては、たいして面白くないな・・・というのが正直な感想です。

    主人公の花が、私個人の感覚からすると、嫌な女、と言う印象でした。意外と猛禽な所もあるし。
    その友達のアリサの方が好きだし、感情移入も出来るかな。

  • 「左京区七夕通東入ル」というタイトルに惹かれた。
    京都好きなら気になってしまう。

    しかし、読むのはしんどかった。
    京都の大学生を主人公にしているのだが、
    森見登美彦作品のように阿呆な男子視点ではなく、
    恋する女子大生視点。
    つまらないというのではなく、語り口が合わないというか…

    主人公の花が、恋人に対する想いにしても、
    当初の覚悟が口だけでしょ?自分がかわいいよね?
    という予想が裏切られない。
    恋を通して、花が人間的に成長するってことを
    描きたかったのかもしれないし、
    予想の範疇がダメというわけではないけれど、
    それを上回るような物語にして欲しかったと思ってしまった。

  • うーん。私も文系女子大生だったことがあるけど、合わなかったなあ。花があまり好きになれなかった。女友達すくなすぎでしょ…。たまーに同級生の女の子(アリサ以外)の話が出てくると、必ずけなした表現だし。ま、こういう子って必ずいるけどね。それにしても「たっくん」呼びはないわ…。

  • 京都のおしゃれな女子大生が、数学に入れ込む彼氏さんと仲良くなるお話。
    フジテレビのドラマの脚本みたいなお話でした。
    今まで付き合った人とは違うタイプの真面目な彼、ずっと近くで見守ってくれている男友達(実はヒロインのことが好き)、謎の年上女性の出現と彼氏の秘密、ドリカムモード(複数の男性のなかにヒロインが紅一点状態のことを言うらしい…)などなど。
    20代くらいまでの若い女性向けの恋愛本っぽいね。
    我が家のアラフォー女性陣(読書経験それなりにあり)には、いろんな小説の焼き直しっぽくて退屈だったようでした。
    舞台が京都ってだけで映像化できそうな感じだもんね~。
    金沢バージョンで作ってもそれなりのお話になりそうだったよ(笑)

  • 小学館文庫シリーズの個人的順番第二弾。

    順番とはただ読んだ順のことで、順位という意味ではありません。

    タイトルがいかにも京都な、これで九州とかが舞台だったらびっくりなこの本はやはり、小学館文庫にふさわしく若者の、当時もどちらかというと私の対局にあったうつくしい恋愛がテーマでした。

    趣味のひとつに地図帳を読み耽るという退屈なものをもっている私ですので、ところどころに地名がでてくるのはイメージがつくりやすく、もちろんそれは描写が優れているとは違うのですが、へたに装飾されるよりすらすら読めました。


    が、やはり少年少女のこころをなくしてしまった私には、甘酸っぱいものを感じることができませんでした。
    むしろ、主人公の女性が根本的にもっている自信、アップライトな側に立っていることを自覚したうえでの悩み、自分を肯定するときの素早さ、にすこし嫌悪感をもちました。
    いや、すべては私の性格のわるさに帰する問題なのですが。

    いやん、根暗がバレちゃう。

  • 特別大きな事件が起きるわけでも、心かき乱されるようなドラマちっくな恋愛が起きるわけでもない。
    どこにでもありそうな普通の恋愛。
    だからこそ心を揺さぶられるのだ。
    当たり前のように過ぎていく毎日の中で人を好きになるこの不可思議な心の動き。
    そして全て知ったわけでもないのに相手の「全て」に惹かれていく。
    主人公が恋をする男性の部屋で彼の今まで見たことない一面を見た時に痛感する「わたしは氷山の一角を垣間見ていただけだった。その下にどれほど大きくて冷たいかたまりが眠っているか、ほとんど理解できていなかった。」というこの一文に惹かれた。

    人を好きになるってどうしてこんなに切ないんだろう。
    青春や恋愛から遠く遠ざかっていた私にはとても眩しくて切なくて・・・。
    なんてことないフレーズに思わずグッと来て涙を浮かべてしまいました。

  • 京都に行くなら京都が舞台の小説を!ということで。
    京都の大学生たちの恋の話。この空気感懐かしい!どこに行っても大学生って同じだなぁと思いました。主人公と同じ文学部女子としては、理系への憧れとか、なんとなく共感できる部分もあったりして。

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著者プロフィール

瀧羽麻子(たきわ あさこ)
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞。著書に『株式会社ネバーラ北関東支社』『はれのち、ブーケ』『いろは匂へど』『左京区七夕通東入ル』『左京区恋月橋渡ル』『左京区桃栗坂上ル』『ぱりぱり』『松ノ内家の居候』『乗りかかった船』『ありえないほどうるさいオルゴール店』などがある。

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