満開の栗の木 (小学館文庫 ア 4-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087161

感想・レビュー・書評

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  •  アルヴテーゲンだから、ミステリーかと思って読んでたんだけど…。

     事業に成功したが、虚無感にとらわれ自殺未遂をおこした男と、田舎でホテルを経営している離婚した女性経営者。
     それぞれが、自分のトラウマにむきあっていく話。

     延々と同じところを回ってる感じがあって、ちょっとしんどいのだえど、らせん階段を昇って行って気づいたらすごい見晴らしのいいところに出たよ、って感じ。
     
     周りのキャラが、一癖も二癖もあるのだけど、彼らを通して二人を見ることで、結局人は一人だけで存在することはできないし、人を癒すのも人なしにはできないのだと語っているように思う。
     とはいえ、偏見に満ち満ちた老婦人にはいらっとしたけどww

     で、物語は、これからでしょ、ってところで終わってるんですけど。
     うーん。
     これから、ってところはロマンス小説みたいになるだろうし、むしろそうなるほうが正しいってわかってるからかな。
     
     人生には、それがステレオだろうが<ロマンス>は必要なのです。

  • ミステリーと思って読み始めたけど、読み終わった今は、なんだろう?不思議な感触。

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