BE-TWINS (小学館文庫 お 32-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 32
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094087475

作品紹介・あらすじ

昭和の時代。福岡にある、小中高一貫のカトリック系女子校・恵和女学院中等部。公立の小学校から入学した文子は、「下から」の同級生たちに何かとコンプレックスを感じていた。そんな文子の親友である七美も、「あとから入学」組だが、ふしぎな魅力でクラスのなかでいいポジションを築いていた。ある日、文子は、七美には瓜二つの妹で夕美という一卵性双子がいて、目の前にいるのが当の夕美であることに気付かされ、ショックを受ける。少女とその親友と彼女の双子の妹、というふしぎな三角関係を端正な筆致で描く快作。

感想・レビュー・書評

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  • 九州。女子校。キリスト教。中学生。友達。

  • 百合っぽい帯だけど中身はそうでもない。

    青春もの?少女の成長譚?
    いいんだけどさー……ただうざいんだよね

  • 帯の感じで完全に百合モノかと思って読んでたら、思春期女子の面倒くささが前回の青春ストーリーだった。
    見に覚えのあることがたくさん書かれてて途中胸が痛かった。
    確かに見ようによっては百合っぽいけど、あたしはあえて青春系に分類します。

  • 解説:瀧羽麻子

  • 2012/8月中旬読了。もっと少女っぽい作品かと思ってなかなか食指が動かなかったーではなぜ購入したのかも謎だが、まあそれも出会いーのだが、思ったよりずっと良かった。

    少女の葛藤、嫉妬、羨望、大人になってもなお持て余しがちな感情が、キレイなだけでなくリアルに繊細に描かれている。

    主人公たちがまだ学生なので書かれているストーリー自体はそう複雑ではないが、懐かしさと憧憬、いや、憧憬というほどでもないかもしれないが、高校生時代に戻りたいような、そんな気持ちになった。

    同じ著者の、もう少し年齢が上の女性が主人公の作品があれば、ぜひ読んでみたい。

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著者プロフィール

一九六五年、福岡県生まれ。女性誌のライターなどを経て、二〇〇六年に『きょうの私は、どうかしている』でデビュー。他の著書に『モンスターU子の噓』『花の命は短くて…』『帰ってきたエンジェルス』など。

「2020年 『咲ク・ララ・ファミリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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