ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)

制作 : Gillian Flynn  中谷 友紀子 
  • 小学館 (2013年6月6日発売)
3.78
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  • レビュー :110
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088304

作品紹介

全米で200万部のベストセラーミステリ!

ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。
そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった……。
ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき――。大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは――。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者は、ミズーリ州カンザスシティ生まれ、カンザス大学卒業後、ノースウェスタン大学でジャーナリズムの修士号を取得。デビュー作「Sharp Objects」(『KIZU―傷―』早川書房刊)で2007年度のCWA賞最優秀新人賞、最優秀スリラー賞をW受賞、第2作「Dark Places」(『冥闇』小学館文庫)も09年度のCWA賞最優秀スリラー賞にノミネートされ、第3回ブラック・キル(Black Quill)賞ダーク・ジャンル・ノベル賞を受賞。現在、いまアメリカでもっとも活躍が期待される女性ミステリ作家のひとりです。

ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • はじめはブリジットジョーンズの日記のようだなと思いながらのんきに読んでいたのだが、徐々に物語がファイトクラブの様相を呈し、それがさらにクリスティーの春にして君を離れに変化したあたりからは目を離せなくなり、終章では何かに例えるなど己はなんと浅はかだったのかと床を足で踏み鳴らしながら夢中で読んだ。先日「その女アレックス」を面白いと評することには同じ女として抵抗があると書いたが、これは問答無用で面白かった。多分それは私が女だから。エイミーの自己愛に賛同できるわけでもないし、作者のあとがきにはものすごくイラつくけど、最後の最後まで唸るほど面白く、小気味よく、快感だった。

  • 映画が面白そうで観たいと思っていた作品。海外のものなので原作は読むつもりはなかったが、(海外ものは何故か苦手意識がある…)映画を観てないままだったのでおもわず手にしてしまった。

    やはりというか、言葉の使い方や雰囲気、アメリカン☆な外国人のノリについて行けず…。慣れていないせいもあって文章が読みにくい読みにくい。やっぱり映画を観れば良かったと早くも後悔する。しかし頑張って読み進めていくと、なんだかんだで物語に引き込まれた。

    結婚5年目の記念日に妻が失踪し、家の中には血痕と争ったとみられる跡が。上巻は夫ニックの目線と、妻エミリーの日記で物語が描かれている。

    二人の言い分から夫婦生活が上手くいっていなかったのは理解できたが、なんだか嘘くさいニックの言動と、それとは対照的なエミリーの明るく献身的な内容の日記。読んでいてずっと違和感があり、どうもしっくりこない。
    これ本当にニックはエミリーを、エミリーはニックの事を語っているのか?と変な疑惑を抱えていた。

    下巻に入ると物語は一気に進展して真相も早い段階で判明する。ラストはどうなっちゃうのか気にはなるけどそれにしても長い。
    まだ終わらないのかと少々飽きてしまった。
    ミステリーからサイコパスな内容に様変わりしてなんだか後味が悪かった。まあこれがイヤミスということなんだろうけど、このイヤミスはあまり好みではなかった。

  • 途中ニックのクソ男っぷりにイライラしたけど面白かった。最高に愉快な美しき殺人者。素晴らしい賛辞。まさにアメージング・エイミー!

  • 下巻になり読むスピードがやっと上がってきたが、結局なんだコリャって感じのラストでした。

  • すんごい本だった。最高。ぞっくぞくしてた。星100個ぐらい付けたいくらい。
    上巻を三ヶ月くらい前に読んでそのときはレビューした通りニックが犯人の殺人事件なんだろうと、まんまーと単純に思ってた。下巻をついに買って、読んで本当によかったですわ
    サスペンスなのかと思ってたら、最後の方、エイミーが戻ってきてからニックが逮捕に導くのかと思ったからつまらないなと思ったけど、最後の最後の終わり方は本当にサスペンスじゃなくてもう
    男と女の関係、現代の夫婦関係、人間について
    の話なのだと分かった。
    最後の方ニックの父親が死んだときの記述「女に囲まれて死んだ」って文が、結局彼も女を毛嫌いしていたけど生死の力になっていたのは女だったという皮肉と自然の摂理、男と女の動物的な役割というものを考えた
    この本はサスペンスではなくて、夫婦関係を保つための一般のケンカとかを極限に揶揄した、夫婦関係ハウツー本みたいなものなんだと思った。読む人によって色々なことが感じ取れるすばらしい本だと思った。まだまだまとめられないけども、最高です

  • 最初の頃は退屈なアメリカン夫婦だなあと思って読んでいました。でも途中途中、おや?おや?と思うところがあり、先が読めない展開にだんだん引き込まれていき、夜更かしして一気読みしてしまいました。私としては、ちょ、おま、それで良いんかい?って思うような割と意外な結末でした。そうきたか~!という後味の悪い面白さ、嫌いじゃありません。ミステリーだったりサスペンスだったりしますが、お互いにだましあったり信じてみたり、ちょっと歪んだ男女の、馬鹿げて斜め上な成長物語っていう読み方もありかもしれません。楽しませてもらいました。

  • 実際にこのような事件があったならば、もっと徹底的な捜査が行われるであろうし、穴だらけのアリバイだなあとは思う。だけれども、作者が一番描き立ったのは、エイミーのサイコパスぶりの恐怖だろうから、それはそれでいいのかなとは思う。

  •  失踪したエイミーの行方がわからないまま上巻が終わったかと思ったら、下巻の冒頭でいきなりどんでん返しになる。
     その後は登場人物たちの意地の張り合いというか、憎悪に満ちた知恵比べが始まる。後半は、夫婦喧嘩の延長を見せられているように緊張感がトーンダウンし、ラストも中途半端な終わり方だった。
     人間が持つさまざまな感情を描くのは上手だが、裏表紙に書かれているような「イヤミス」の読後感では決してなかった。

  • 怖いけど共感できる所が多すぎる。
    男性側の意見がききたくなる

  • あああぁぁぁ!!!
    期待してた割にこの結末はなんなのーーー?
    気に食わない。
    なんだかなぁ~~。

    史上最悪なビッチのくせに、最後は二人ともトーンダウンしてるみたい。
    まぁ、形としては、エイミーが夫を自分に服従させ、元の生活に戻ることができたわけだけど、それにしてもイマイチ。ドロドロだった復讐劇だった割に冴えない結末。

    それでも、エイミーの頭の良さとサイコな性格には圧倒された。こわすぎるーーー!!
    執念深い女はたくさんいるけれど、ここまで計算しつくして復讐を遂げる女は彼女しかいないなぁ。
    エイミーのアリ地獄にハマったら最後。
    絶対逃れるれない。

    ニックが哀れだけど、そんな女をもらってしまい、そんな女である妻に背いたんだから仕方ないかぁ。

    愛し合っていないのに、お互いを必要とすることに何の意味があるのか。

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