ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 7513
レビュー : 850
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088434

感想・レビュー・書評

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  • 取引先製造業に総務部経理として出向してる銀行員のおじさんが主人公ってのは池井戸氏らしくて面白い設定

  • 日常生活のほんのささいなことから、大きな事件へと発展していく。自分は正しいことをしたつもりが、相手側からすればまた全然違った受け止められ方をしている。そんなズレはいくらでもある。
    たぶん感情的になっていいことはないのではないか。感情を出すべきときはある。でも、ささいなことで、思わぬところで感情的にならないようにすべきだ。もちろん感情とはそんなに簡単に理性でコントロールできるものではないからこそ、この小説のようなコトにもなるのだけれど。
    池井戸小説はなんだかんだで最後に良いことをした人間が報われるのが好きだ。地味で小心者で世渡りはうまくないけれど、最後にはきちんと報われる。ただそれはその小心者が自分の殻を自分で少しだけでも割ってこそ起こりうる。何もせず、指をくわえているだけでは、さすがに報われるもなにも起こりはしないのだ。同じく小心者の自分はそんなところに勇気をもらった。

  • 企業小説とストーカーサスペンスの2つの物語を同時に読んでいるような面白さ。それぞれ面白く、引き込まれる。

  • 初の池井戸潤。面白くて一気読み。真瀬を追い詰める所が最高にスカッとした!身近に潜む恐怖…恐ろしいな

  • ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

  • 匿名な現代に潜む恐怖と組織の狭間で奮闘する銀行マンであり父である男の物語。

    第一章 現代ゲーム私論
    第二章 名無しさん
    第三章 善良なる小市民、悪意の一般人
    第四章 真夏の攻防
    第五章 名無しさんの正体
    第六章 名も無きひとりの人間として

    地味でひ弱だが真面目な銀行マンで、今は取引先ナカノ電子部品の総務部長に出向している倉田太一。

    柄にも合わず電車待ちで横入りをした男を注意したことから倉田家はストーカー被害に。

    仕事面でも折り合いの悪い営業部長の不正疑惑が噴出し、社長に進言するも外様な身分で取り合ってもらえず、債務を抱えることに。

    二重の問題を抱えた倉田だったが、家族の支えと優秀な部下に支えられながら弱小ヒーローとして立ち上がる。


    いつもながら登場人物が自ら動いてストーリーを作っているような流れの良さ。

    背任行為も適度な難しさとからくりで面白かったです。

  • 2015年79冊目

    いやー、面白い。
    主人公は銀行マンだが、半沢直樹とは違いさえない銀行マン。
    51歳で特に出世もせず取引先の電子部品を製造する中小企業に出向中。
    そこでは2000万円ほど在庫と売上が合わず、剛腕の営業部長との争い。
    また、帰宅途中で割込みを注意した男からは、ストーカー行為をされ自宅に様々なイタズラをされる。
    さて、この2つの事件、解決できるのか?
    冴えないサラリーマンだが、事件の解決に向けて味方になってくれる家族や社員が素敵である。
    どんどん読み進める痛快なサラリーマン小説でした。

  • 横浜港北のセンター南駅が舞台。総務部長(経理も?)の倉田。会社では横領疑惑を発見。駅で注意した男から自宅に嫌がらせ。公私それぞれの事件を同時に解決していこうという話し。

    - ちゃんと就職して、真面目一辺倒に働く。そこそこ仕事は出来るけど、それ以上でも以下でも無く、リーダーに据えるには何か一つ物足りない性格。
    ※ それが「平凡」

  • 駅のホームでかけた注意の一言が、まさかこんなことになるなんて!銀行から出向している真面目な主人公の周りで公私ともに次から次へと巻き起こる出来事に一つずつ向かっていく様が描かれています。最後はやっぱり池井戸作品なので、ホッとしますが、ちょっとババ引き過ぎじゃない感が・・・

  • まさに身近に潜む恐怖.ストーカー被害にいかに立ち向かうか.リアルに読んだ. 池井戸潤らしく銀行員の父親が主役.他の作品に比べると盛り上がり感に欠けるが,その淡々さは逆に良いかも.

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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