ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 7525
レビュー : 850
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088434

感想・レビュー・書評

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  • 読みはじめはいつもの著者のストーリーとは雰囲気が違い新鮮さを感じた。今回はミステリーかと思った。並行して進む話はいつもの著者のストーリーだった。正義は勝つだ!著者のサラリーマン時代に理不尽なことが多かったのだろうか?理不尽な事は実際に少なくないが、己が上にたった時は決して理不尽であってはならない。そのつもりで接しても、時には相手は塞いでいる事があるかもな。

  • 池井戸さんの新作。弱々しい主人公でしたが最後はよかった。家族小説と企業小説と混ざったようななんともいえない。
    ただ主人公が銀行からの出向社員なのは池井戸さん作品らしい。企業小説の色を強く求める人には物足りないかもしれませんが、こういうジャンルも新しくて私は好きでした。

    • hongoh-遊民さん
      池井戸潤の小説の家族は、背景として描かれることはあっても、メインとなることはなかった。そういう点では、新しいといえるかも。
      池井戸潤の小説の家族は、背景として描かれることはあっても、メインとなることはなかった。そういう点では、新しいといえるかも。
      2013/07/20
  • ★4.0 2021.02.15

    普通の家庭の普通の家族が、知らない人の見えない悪意に晒されていく。
    単なる「嫌がらせ」と切り捨てることは簡単だが、当事者にはこの世の何より恐ろしいだろう。
    その家族の危機と相まって、一家の大黒柱、倉田は銀行からの出向先の会社でも悪意に晒される。
    倉田は普通の真面目なサラリーマン、普通の夫で、穏やかな性格、争いは全く好まない性格であるのに、だ。
    いや、外から見ると「普通」かもしれないが、家族にとっては素晴らしい夫で、素晴らしい父親なのだろう。
    だからこそ、妻は夫を頼り、息子と娘はまっすぐ素直に育っているのが見て取れる。
    これからの倉田家の幸せを願ってやまない。

    ↓↓↓内容↓↓↓
    真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

  • テレビで見て、だんだん追い詰められた、やはりストーカーというのは不気味だ。
    とにかく今の世は暮らしにくくなってる。

    どこかで狂うと他人ごとではないかも知れない。
    何もない穏やかこそ最高だわ。

  • 読了後、なんだか柔らかい印象をもちました。

    家族をテーマしつつ
    得意の銀行サラリーマンを描きつつ、
    でもサスペンス要素も交えられていた。

    今までの池井戸作品を読んだ方なら、
    ちょっと弱いかな〜っていうのが本音だとおもいます。

    というか、下町ロケットにせよ、バブル入行組(半沢直樹)他が圧倒的すぎるスケールだからだとおもいます。
    その作品どれもいいところを少しづつ、取り入れてるような感じだったので、
    苦労している部分、追い詰められる部分、
    巻き返す部分、人間関係の内容が薄く感じた。
    でもこれだけのボリュームなんで
    風呂敷を広げた分浅くしか描けないのかなぁ〜。

    設定自体は
    身近にあふれる危険ってことなんですが、
    親近感はわきましたね。自分も電車通勤なんで。

    でも読みやすかったです。

  • 何気ない日常の生活に
    ぽとん と 落ちた染み が
    じわじわと 拡がって
    日々の暮らしを脅かし始める

    そんな身近な日常に潜む恐怖
    が 描かれる

    もちろん、
    池井戸さんならではの
    銀行筋の話も盛り込まれ
    中小企業の実態も盛り込まれ
    次から次へと
    いったいどうなっていくの
    と 最後まで緊張感を保ったまま
    物語は進んでいく

    今回の主人公たち は
    特別なエリート社員ではなく、
    市井の会社員、倉田太一さん

    物語の収束は
    池井戸さんらしく
    すっきりさせてもらえる
     

  • 日常の怖さが出ており面白かった。

  • さすが池井戸さん。
    正直、僕が読んだ池井戸作品では異例の展開でした。
    僕のイメージでは、池井戸さんは職場での話が多く、家庭の話は中々出てこないイメージでしたが、本作品は職場より家庭の出来事に重点が置かれていました。
    一つの作品の中で、2つのストーリーが展開していきます。
    ただ、複雑なストーリーではなく読みやすく、入り込めます。特に、家庭の出来事はもしかしたら自分にも降り注ぐ災難、トラブルで、臨場感を持って楽しめました。
    そして、池井戸さんの作品はハッピーエンドでおわるので、安心して楽しめます。
    僕自身、読書は娯楽でやはりハッピーエンド終わるのがいいので、そういう意味で抜群の安定感でした。

  • ドラマよりも原作の方が面白かった。

  • 真面目で小心者の電子会社総務部長、倉田は、些細なことがきっかけでストーカー被害に遭う。同時に社内でも、不可解な事件が起きて....という、家庭と会社でのトラブルの2本立てが軸の物語。とにかく、この主人公倉田さんが、私の元上司にそっくり( ゚Д゚)! 私も、営業部>総務部という力関係の中、やり込められてスゴスゴ去る上司の姿を何度目撃したか....(涙)池井戸作品にしては、パンチが足りないのは認めるが、平凡な中年サラリーマンの悲哀や心情が丁寧に描かれていて、私はかなり好きな作品。銀行節が苦手な方にもオススメ。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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