くちびるに歌を (小学館文庫)

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  • 小学館
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本棚登録 : 2198
レビュー : 256
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088816

感想・レビュー・書評

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  • 2018.1

  • 【高学年】【中学生】【高校生】

  • 月9みたいだけど、、甘くていい笑

  • 長崎五島列島にある中学校の合唱部を舞台に、顧問となった臨時の女性教師と生徒たちが、コンクール出場に取り組む物語です。

    生徒たちの自然体な姿が魅力の作品ですが、主人公たちが積極的に語り始める中盤まで、物語を引っ張る人物がいないため、若干緩んでしまったのがもったいなかったです。

    主人公たちが抱える課題は、何かが明確な転機になったというよりは、合唱を通じた他者との人間関係のあれこれが、全体として作用していったものとして描かれ、シンプルながらも不自然でない納得感がありました。

    読前は課題曲がもつ力が強すぎることが心配でしたが、要所にきっかけとして入れ込む程度で、歌の力に頼りすぎない点もよかったです。

    印象的に配置されたエピソードと、振り切れ過ぎない作者らしい淡さのバランスが心地よい物語でした。

  • 私は映画を先に観ました。間違えなく言えるのは、この映画の原作がなければ、あの素晴らしい映画は作られなかった。もちろん、アンジェラ・アキさんの”表現”読めるのを楽しみにしています。

  • 青春ものは若い時よりもある程度年いってからの方がしみじみよい。多分若い時に読んでも自分の味気ない日常と比べて悲しくなるだけだから。でも年いくとわかる。味気なかった時間の中にもそれなりに思い出があって、輝いていたんだなということが分かる。
    この本は合唱を通じて心を通じあわせていく話でわりと良くある部活青春ものなんですが、未来の自分への手紙の存在がエピソードを膨らませていく役目を上手いこと果たしていて、自然な流れで場面展開されるあたりが上手いなあと思いました。

  • 長崎県五島列島にある中学校
    そこの合唱部がNコンを目指す青春物語

    ボッチの桑原サトル

    男性不信の仲村ナズナ
    の視点で交互に話は進む

    読み易くて面白い
    Nコンの予選は無料で誰でも見れるらしい。今度見に行きたいと思った。

  • 「くちびるに歌を持て、ほがらかな調子で」。合唱部員のNコン練習を軸とした物語。教室でケラケラと笑ってる子にも、歌を持てない時、うだつのあがらない時なんてきっとゴマンとある。けど、故郷の空を心に持ち、そんな風に生きていけたらね。「苦くて甘いいまを生きている」。「手紙」には作曲者(アンジー)の過去が染みてるって改めて感じた。わたしは容易に作者の掌で踊り、第4章の後半はこらえきれず涙、五島に行ってみたかと焦がれる。ラストは丁度今頃なので、早春に読むのにいい物語でした。図らずもまた、映画化した話だったな。

  • 久々に乙一さん、中田永一さん作品を読みました。
    最後、何かって言われると説明できませんが、なにか足りないような感じがして星4です。

    私の地元も物凄く田舎で、噂なんかすぐ筒抜けな、周りの目を気にして生きていかなければならない地域でした。
    この物語の舞台もそんな田舎の中で、中学生という思春期に、まだ幼さゆえ周りに相談もできず、自分と葛藤していく姿をみて少し自分の学生時代を思い出しました。
    (都会だってそんなことないって方がおりましたら失礼しました。)
    ああ、誰にでも相談できずに自分でなんとか葛藤していかなければならない悩みはあるんだって当時の自分に教えてあげたいです。
    まさに拝啓十五の君です笑
    なんか凄く懐かしくなる、しかもちょっとくすぐったくなる懐かしさを思い出す本でした。

  • 久しぶりに読んだ乙一さんの本。(名義は違うけど)
    新垣結衣主演で映画化もされてる本書。
    映画のサムネイルの印象が強く、柏木先生が主人公なのかな?と思ってたら別の生徒2人が主人公みたいだった。

    長崎の五島列島が舞台ということで会話が基本九州弁で、なんだか地元を思い出してむずむずしてしまった。
    九州本土でも十分田舎だと思うけど、島になるとさらに違った環境で、同じ中学生でも悩みとか考えることとか違うんだなと感じた。

    ほっちの表現が妙にリアルで乙一さんぽくて笑っちゃった。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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