下町ロケット (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 8789
レビュー : 1070
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094088960

作品紹介・あらすじ

直木賞受賞作、待望の文庫化!

あの直木賞受賞作が、待望の文庫化!

「お前には夢があるのか? オレにはある」

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。

池井戸潤、絶対の代表作
(解説・村上貴史)

感想・レビュー・書評

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  •  研究者の道をあきらめた主人公が家業の町工場を継ぎ、次から次へと起こる難題を乗り越えながら、夢を追い続ける。

     この本と出会って本当に良かったというのが最初の読後感でした。

     数々の難題を解決していく爽快感と仕事にかける情熱を丸ごと一冊味わい尽くした感じがしました。

     終わりに近づくにつれ、何回か涙腺が緩み、一人で読んで良かったです。

     明日からの仕事をちょっと頑張ってみようと思うのでした。 

  • 中小企業が大企業の横柄な要求に対して真っ正面から挑む姿がカッコいい。
    あくまで日本産業にロケットを飛ばしてもらいたい、という日本人の誇りや、研究開発で大企業より一歩先により品質の高いモノを作り続けることの大事さを説く姿は、ガラパゴス化している日本経済の突破口になりそう。

    もちろんリスクもあり、家庭もある人たちは安全な稼ぎ方にしたい。と経営方針に不満を持つ。
    日本ロケットの技術研究者としての実績を持つ社長と自分は違う!と。
    若手の価値観だったり、反抗期の娘とぶつかったり、心労が耐えないけど、その情熱が心を熱くしてくれる。

    これを読んだモノ作りの人たちはものすごく鼓舞されたんじゃないかな。

    モノや情報が溢れる時代で本当に
    必要なことは、大量生産の為のマニュアルや
    コスト削減の効率化ノウハウではなく、
    自分達が作ったもので社会に貢献するぞ、というやる気と、産み出すための知恵と情熱を伝える誠実な態度なのだと思った。

    社長は良くも悪くも、研究員から社長になって現実社会(売上とか権力とか競争とか)と密接に関わることになった。
    今まで夢の実現に集中できる環境で、作るのが楽しくてやり続けていた研究の意義が変わったように思える。
    自分の手でモノを作り出すことで人に、社会貢献という形で影響を与え、それが働く=充実する生き方になる、という信念にたどり着くことになったのかな。

  • 周回遅れだが、文庫になったということで購入し、一気読み。
    当然面白かったです。
    半沢直樹の様なドンデン返しがある面白さではなく、奇跡に向けて少しずつ仲間が形成され、みんなで達成する、スポーツに似た素晴らしさ。

  • うん、やっぱり最高です‼︎
    間違いなし‼︎
    これからも頑張れ佃製作所〜。

  • 大企業が資金力を生かして中小企業をつぶそうとするのは実際の世界でもあるんだろうなぁと感じた、また、社長の個人的な夢を追い求める理想と社員の短期的な利益を求める思想のぶつかり合いも妙にリアリティを感じた。

  • 第3部まで出版されるぐらいだから、面白いのだろうと思って、初めての池井戸作品。陸王はドラマで見たけど、読むのは初。うん、面白い。とまらなかった。陸王と重なる部分は多かったけど、そういう作り方なのかな。色んな俳優さんの顔が浮かんだ。次のも読んで見よう

  • 普段は恋愛モノかミステリーしか読まない私ですが、
    人に勧められて読んでみました。

    読後の第一印象は、スッキリ爽快!!
    これぞ男のロマン!!って感じですね。
    夢を追い続けるって素敵だなって思えました。

    ロケットに全く興味が無くても、
    普段、恋愛モノしか読まなくても
    存分に楽しめると思います!
    なにせ、私がそうでした(笑)

    夢のある大人になりたい皆さまに、
    ぜひ読んで欲しい1冊です。

  • 図書館

    池井戸作品の悪役は秀逸。
    本当にイライラしてしまい、何度か手が止まった。
    成功する為には、絶対に譲れない信念と、信じて支えてくれる周りの人たちと、些細な仕事でも手を抜かず、大きな仕事が来ても慌てる必要のない設備投資、目先の利益より数年先を見越した決断と、信念に裏打ちされた夢などなど。
    何より、殿村さんのように上を信じ支える人間が、組織に居てくれるとありがたいなと思った。

  • 先端技術を有する町工場の佃製作所は、いつしか社内一丸となってロケットエンジンの部品納入のために奮闘する。
    主人公の佃航平は元研究者で、打ち上げ失敗を理由に職を辞して父親の会社を引き継ぐ。
    大手納入先から取引を打ち切られたり、特許侵害で訴えられたり踏んだり利蹴ったり。
    プライドを持って仕事をしていく姿勢、相手企業や銀行との折衝など、読み応えある。特に帝国重工のテストのところなんかはスカッとする。
    あっという間に読み終えた。宇宙開発ってどうしてこんなに夢があるのだろうか。

  • 良書!!
    素晴らしい(*^^*)

    これまた会社の方からお借りした。
    難しいから時間かかるよ?と貸して頂いたが、とんでもない!

    自分の会社に居るような人物が何人も登場する。
    居るよ、こういう阿諛追従型の人間(^_^;)

    それから自分達の技術力の矜持を大切にする人。

    スカッとジャパンじゃないけど、心の底からスカッとする!

    そうだよ、もっと仕事って誇りを大事にしないと!
    うちの会社のトップに読んでもらいたい一冊だ!
    素晴らしい!!

    • もおりいさん
      本棚にはあれどまだ読めていませんでしたが、読み始めてみようと思います。
      本棚にはあれどまだ読めていませんでしたが、読み始めてみようと思います。
      2017/11/23
    • bmakiさん
      是非とも(*^^*)実生活はなかなか上手くいかないことが多いですが、本の世界はスッキリ良い気分にさせてくれるのではないかと思います(*^^*...
      是非とも(*^^*)実生活はなかなか上手くいかないことが多いですが、本の世界はスッキリ良い気分にさせてくれるのではないかと思います(*^^*)
      2017/11/24
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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家になりたいと思っていた。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。

以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、非常に高い人気を誇る。

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