石を積むひと (小学館文庫 ム 1-1)

著者 : 杉田七重

• 小学館 (2014年9月5日発売)

作品紹介・あらすじ

佐藤浩市主演映画「愛を積むひと」原作

「ストーン・マン」と呼ばれる老人・ジョーゼフは、途中まで進んでいた石塀を完成させるために、今日も懸命に石を積み上げていた。
それは、病に倒れ、帰らぬ人となった妻・アンが、家のそこかしこに残した夫への手紙とも関係のあるものだった。

感想・レビュー・書評

[cielさんの感想 · 2020年11月8日]

裏面にあるあらすじは中盤以降の内容で前フリ長いです。

やりたいことはすぐ取り掛かろうと思いました。
自分1人で生活できるくらいの自立は大事ですね。
家族がいても、いなくても。

幼い頃から連鎖していく心の傷と愛情不足は地球全体の問題だな。

この物語は常にアンの愛に溢れていて、しかし世は時に無情。
でもささやかな、たしかな変化を生み出す、そんな石の積み重ねの繰り返しですね。

[picapica149さんの感想 · 2015年7月15日]

後味悪い感じ。

忙しくて不機嫌な親ばかり出てくる。

[れふさんの感想 · 2015年1月4日]

たぶん、すごく感動的な話なのに、タイミング悪く何度も中断したからか、なんとなく消化不良な感じで終わってしまった。
あれ、終わったの？と、拍子抜けしてしまった。
150103

著者プロフィール

１９６３年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。小学校の教師をつとめたのち、英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野で翻訳を手がける。マイケル・モーパーゴ『カイト　パレスチナの風に希望をのせて』、ジム・ベントン『キョーレツ科学者フラニー・シリーズ』（あかね書房）、ナンシー・スプリンガー『エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ』（小学館）など、訳書多数。

「2011年 『妖精ライラ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」