秘境駅へ行こう! (小学館文庫 G う- 2-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094114119

感想・レビュー・書評

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  • 著者の牛山隆信さんのことは、漫画『鉄子の旅』で知りました。
    旅の案内人・横見浩彦氏の暴走ぶりと比べ、実に冷静温厚な印象で、常識人といふ感じを受けたのであります。
    その後秘境駅のTV番組に牛山氏本人が出演し、やはりテンションを抑へた調子で秘境駅の解説をしてゐました。意外と普通の人なんだな、とその時は思ふのです。

    ところが本書を読むと、やはり普通の人ではないことが判明します。
    北から南へ、選りすぐりの秘境駅31駅を紹介してゐますが、まづ普通の人なら近付かうともしない駅ばかりですね。例外は最後の肥薩線の駅でせうか。これらは「いさぶろう・しんぺい」なんかで訪れた人が多いかもしれません。
    牛山氏は、秘境駅を「鉄道以外の手段でたどり着くのが困難な駅」と定義してゐます。駅に通じる道がない、周囲に民家がないなどその存在意義が疑はれる駅ですね。そんな駅にわざわざ苦労して訪れて、時にはやむなく線路やトンネルを渡ります。これは真似をしてはいけません。
    そして宿泊は駅寝。まあ普通の妻子持ち会社員なら避けるでせうが、著者はむしろ嬉々として敢行してゐます。いかに気に入つた駅であらうと、わたくしはそこで寝やうとは思ひませんな。

    しかしそれぞれの駅自体にはえもいはれぬ魅力を感じるのであります。「俺も行つてみたい!」と考へる人たちのために、それぞれの章末に「ビギナーのための行き方ガイド」が付されてゐます。
    くれぐれもマナアを守つて、秘境駅めぐりをしませう。
    わたくしから一言述べますと、長時間の待ち時間もあるので、本を持つて行くと良いでせう。ま、JTB時刻表一冊でも十分愉しめますが...

    http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11171738168.html

  • なぜココに? なんのための?

    行くのはなかなか気骨が折れると思うけど、ちょっと行ってみたい、見てみたい気もしてくるよね、こんな駅。

  • 今日やってた『空から日本を見てみよう』で読んだこと思い出した。

  • 歴史的な背景なんかも垣間見られておもしろい!

  • これを読むと無性に旅に出たくなります。

  • 本来は人が集まる場所なのに、歴史の流れで置いてきぼりにされた駅の数々。写真がもう少しきれいならいいのに、と思っちゃいました。

  • 一人になりたい時読む本。
    鉄道への興味を持たせてくれる。

  • 私をどうしようもない旅好きにした一冊。
    たぶん中一or中二時代に出会いました。

  • 図書館。鉄ではないが古い駅舎やさびれた無人駅はとても惹かれるので
    読んだものの、写真は小さいわ白黒だわヘタクソだわ
    なによりブログをそのまま載せたのか知らんがとにかく文章がへた。
    せっかくいい駅行ってるのにぜんぜんよさが伝わってこない。
    もったいないです。続編は少しは改善されてるのかな。
    ところで関係ないが本当に駅寝って怖そう。

  • 遠くに行ってみたい!

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著者プロフィール

1967年東京都八王子市出身。1999年ごろ人家が少なく到達困難な駅を「秘境駅」と命名。2001年『秘境駅へ行こう!』(小学館文庫)の発刊で「秘境駅」という言葉とその魅力が広く世間に知られることとなり、秘境駅訪問ブームが起こった


「2017年 『秘境駅跡探訪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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