- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094114218
作品紹介・あらすじ
土門の眼で訪ねる古寺ガイド
戦前戦後を通じ40年にわたって古寺を撮り続けた土門拳。不世出の写真家の眼が見つめた日本の仏像や寺院建築のもつ美しさと強さを、ポケットサイズで最大限に再現するビジュアルシリーズ。
文字通りのライフワークより、法隆寺・東大寺・浄瑠璃寺を中心に、奈良の寺々をめぐったカラー・モノクロ写真計93点を収録。
自ら胸を打たれたものだけにカメラを構え、クローズアップして撮影した土門拳不朽の名作と、彼が好んだ寺や仏像の魅力を記した名エッセイを収めた古寺案内・大和編。
巻末エッセイ/池澤夏樹
感想・レビュー・書評
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文庫版の写真集のような感じ。
仏像ばかりかな?と思ったら、建造物や風景もちらほらあった。
仏像の接写は(個人的に)土門拳さんのは迫力があって好き。
仏画を描きたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「中尊寺とみちのく」;中尊寺、毛越寺、瑞巌寺。「勝常寺と東国」勝常寺、大谷寺。「永保寺と近畿」;永保寺、夢窓国師「三仏寺と西国」;三仏寺投入堂、観世音寺、臼杵石仏群。
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日本から遠く離れた地で眺める、大好きな奈良の古寺の写真と土門拳の飾らない文章は、思い出してはめくってみたくなる一冊。
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おなじものをみていたのに、まるで違うものにみえます。エッセイを読ませてもらうと、更に違ってみえます。素晴らしい作品に出会えて感謝です。
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欲しい!
浄瑠璃寺、東大寺が載ってる。身近でイキイキしてる。 -
写真も美しいし、文章も読みやすくとても良かった。
柳生街道の石仏に会いたくなりました。 -
2007/10/25 Amazonにて購入。
2008/9/23 鑑賞開始。9/28読了。
土門拳がライフワークのひとつとした古寺を訪ねるシリーズの文庫版第一弾。
法隆寺、東大寺、浄瑠璃寺など、建物、仏像、風景などの写真とエッセイ。写したいものを大胆に切り取る構図の素晴らしさが際立つ。見習いたいものだ。また、文章も巧い。何度も読み返し、見つめなおしたくなる本である。続編も楽しみ。
写真の中で、感慨深かったのは、仏像などはもちろんなのであるが、法隆寺を遠景から撮ったもの。大学生の頃、付き合っていた彼女が家庭教師のバイトを法隆寺の近くでやっていて、そこへ車で送っていき、バイトの間このあたりから法隆寺をスケッチしたことがあった(当時、風景のスケッチをへたくそながら楽しんでいた)。まさに同じような角度であった。土門拳氏もあのあたりから写真を撮ったのであろうか。
昔、山形にいる頃、酒田にある土門拳美術館に行ったことがあるが、当時写真が趣味ではなかったので、漠然と眺めただけであった。もったいないことをした。今度行く機会があれば、じっくり鑑賞したい。 -
土門 拳 / 小学館 (2001/07)
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