- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094114263
作品紹介・あらすじ
大事なモノは見るほど魂に吸い付く。ぼくは気合いを込めてシャッターを切る
写真家・土門拳の世界に、じっくり浸る写文集第6弾。 「好きなものしか撮らない」と言い切る土門拳の美意識にふれ、彼の凝視が選びとった日本の美は、原始・古代美術や建築・工芸の細部、やきもの開眼、そして風景と幅広い。 「大事なモノは見れば見るほど魂に吸い付き、不必要なものは注意力から離れる……」会心の一枚を撮るまでの心の過程も名エッセイに残る。土門の目ざしたリアリズムの真髄、彼の写真の持つ迫力の源が見えてくる。 ★文庫オリジナル
感想・レビュー・書評
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『よく見るということは対象の細部まで見入り、大事なモノを逃さず克明に捉えるということなのである。大事なモノは見れば見るほど魂に吸いつき、不必要なものは注意力から離れる。』
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新書文庫
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2008/9/17 7&yにて購入。
2014/1/6〜1/8
土門拳氏のフォトエッセイ集の最終巻。これまでの仏像ではなく、自然、焼物など、美意識に適ったもの達を鋭く切り取る。巻末にお弟子さんが書いておられるが、何気無いものを芸術にする構成力がやはり常人とは違うのだろう。こういうセンスはやはり先天的なものなんだろうなぁ。 -
電車の中で楽しむ「土門拳」
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土門 拳 / 小学館 (2003/07)
著者プロフィール
土門拳の作品





