土門拳 強く美しいもの 日本探訪 (小学館文庫 G と- 2-6 VISUAL SERIES)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094114263

作品紹介・あらすじ

大事なモノは見るほど魂に吸い付く。ぼくは気合いを込めてシャッターを切る

写真家・土門拳の世界に、じっくり浸る写文集第6弾。 「好きなものしか撮らない」と言い切る土門拳の美意識にふれ、彼の凝視が選びとった日本の美は、原始・古代美術や建築・工芸の細部、やきもの開眼、そして風景と幅広い。 「大事なモノは見れば見るほど魂に吸い付き、不必要なものは注意力から離れる……」会心の一枚を撮るまでの心の過程も名エッセイに残る。土門の目ざしたリアリズムの真髄、彼の写真の持つ迫力の源が見えてくる。 ★文庫オリジナル

感想・レビュー・書評

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  • 『よく見るということは対象の細部まで見入り、大事なモノを逃さず克明に捉えるということなのである。大事なモノは見れば見るほど魂に吸いつき、不必要なものは注意力から離れる。』

  • 新書文庫

  • 2008/9/17 7&yにて購入。
    2014/1/6〜1/8

    土門拳氏のフォトエッセイ集の最終巻。これまでの仏像ではなく、自然、焼物など、美意識に適ったもの達を鋭く切り取る。巻末にお弟子さんが書いておられるが、何気無いものを芸術にする構成力がやはり常人とは違うのだろう。こういうセンスはやはり先天的なものなんだろうなぁ。

  • 電車の中で楽しむ「土門拳」

  • 土門 拳 / 小学館 (2003/07)

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著者プロフィール

1909年、山形県酒田市生まれ。1935年、日本のグラフ・ジャーナリズムを切り拓いた「日本工房」に入って以来、足かけ45年にわたり、「報道写真家」として激動の日本を記録。「絶対非演出の絶対スナップ」を標榜して、徹底的なリアリズム手法で被写体に迫り、『文楽』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『風貌』『古寺巡礼』など不朽の名作を数多く残した日本を代表する写真家である。

「2023年 『土門拳の東寺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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