世界遺産アンコール遺跡の光 (小学館文庫 G た- 7-1 VISUAL SERIES)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094115239

感想・レビュー・書評

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  • (2009.03.02読了)
    カンボジアには、「アンコール・ワット」「アンコール・トム」に代表されるアンコール遺跡群と呼ばれるいくつもの遺跡があるらしい。この本は、その遺跡群を撮影した写真集です。取材文も添えてありますが、写真が半分以上です。何年もかけて撮ったものですので、観光旅行で撮ったとしても、このようにきれいなものは取れないでしょう。
    内戦で、埋められた地雷もだいぶ除去されたでしょうから、現在は観光可能になって、行こうと思えば行けるようになったようなので、行ってきたいと思います。
    著者は、地雷がまだある頃から何度も遺跡で写真を撮るために過ごしたようです。
    遺跡は、9世紀から13世紀のもので、仏教遺跡と、ヒンドゥー教遺跡があるようです。
    インドでは、仏教も、ヒンドゥー教の一派という考えもあるようなので、明確に分離はしがたい面もあるのでしょうけれど。
    アンコール・ワットは、ヒンドゥー教遺跡で、アンコール・トムは、仏教遺跡です。
    バンテアイ・スレイは、ヒンドゥー教遺跡で、女神デヴァターは、アンドレ・マルローが盗み出そうとするほど魅せられたものだそうです。
    遺跡によっては、樹木によって締め付けられたり、崩壊寸前だったり、様々ですが、観光化が進むと、立派に整備されて面白みが薄れるものもあるかと思います。
    崩壊が進みつつあるものに関しては、安全上の問題があるでしょうから、観光は許してくれなくなるのでしょうけれど。そういうものも見てみたいという気はあります。

    写真家 田村 仁
    1942年、群馬県生まれ
    1966年、初めて東南アジアの取材
    全アジアで遺跡や宗教美術、生活文化をテーマに取材
    (2009年3月6日・記)

  • カンボジア内戦当時からアンコール遺跡を見つめてきたという、著者の思いが伝わる一冊。
    写真がとにかく美しく、「このアングルで撮りたい」「この光景を記憶にとどめたい」もしくは、「こんな景色が見たかった」というような写真ばかりで、ページをめくっていて鳥肌がたつこともあった。どうしてこの国はこんなに人をひきつけるのだろうか、と改めて思った。

  • 我想再来吴哥窟(wugeke211)。Angkor 王都 wat 寺院. 看圣的刀剑。和神神

  • アンコールワットに行きたい♡→ܫ←♡♪

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著者プロフィール

田村仁 1942年群馬県生まれ。1967年からアジア全域で、遺跡や宗教美術、生活文化、特に仏教に関わった国々を取材してきた。著書に『ヒマラヤ仏教王国』(全2巻、三省堂)、『仏陀の風景』(講談社)、『アンコールの王道を行く』(淡交社)、『アンコール遺跡の光』(小学館)、児童書『ふたご象のチムとチュム』(文化出版局)など多数。第3回アジア・太平洋賞受賞。日本写真家協会会員。

「2021年 『富岡製糸場 生糸がつくった近代の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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