トヨタの方式 (小学館文庫 Y か- 1-2)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094161120

作品紹介・あらすじ

元気のある企業の活力の源を、いままでになかった新しい手法で探る会社論。大好評『ソニーの法則』に続く第2弾は、21世紀の日本経済をリードする巨大企業『トヨタ』。合言葉は"テンポアップ"。さらに無駄をなくせ。車の本質を見直せ。変わらないことは悪いことだ。"モビリティ企業"に転身せよ。先頭を走れ!私がトヨタを変える。時流に先んずべし。経営8方式をもとに、若手からトップまで、社員30人のインタビューからトヨタの実像に迫り、企業ビッグバンで激変する21世紀に生き残る企業像を探る。

感想・レビュー・書評

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  • ためになります。

  • いまさらながら、トヨタについて 勉強する。
    手元にあったので 読み始めた。
    トヨタの主要な人へのインタビューで構成されていて
    トヨタが何を考ているのか ということが、わかりやすい。
    かんばん方式 改善 など トヨタの代表的な手法は しられているが
    その中にある トヨタの将来へのチャレンジの姿勢が なんとも頼もしいなぁ。

    トヨタは 無難である。
    堅実 保守的 そして 田舎サムライ。

    日本テイストから その国のテイストに合わせる。
    そのために、その国の特徴と消費者のニーズをしっかりと見つめる。
    クルマとはやはり総合力なんですね。
    それに、意外と 風通しがいい感じなのは 驚いた。
    そして、フラットな組織体制をつくりあげていく。
    というのは、大切なんですね。

    レクサスのもつ 静寂な空間と安定性。
    それが高級車として評価される。

    ITS(intelligent Transport System)
    カーインテリジェンス クルマ自体の高機能化。
    ドライバー監視、視覚支援、車間制御、自動運転。
    カーマルチメディア クルマと社会のコミュニケーション 
    情報融合による 移動体通信の可能性
    ファシリティズ 社会インフラとクルマの協調
    自動料金収受システム(ETC)
    ロジスティクス 個別管理からトータルマネジメント
    トランスポート 次世代新交通システム

    レーダークールズコントロール 自動運転における車間距離の維持
    ブラインドコーナーモニター 死角の目の代わりシステム
    『見る 聞く 話す』自動車

    研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし。
    これを実現するところ なんだね。

  • いわゆるトヨタ本の一つ。
    内部インタビューなどで記事に厚みを
    もたせているけど、若干トヨタ礼賛のきらいが
    あるかなぁ。

    読んでて個人的には少し納得できない
    部分もあり、そのまま受け入れる事は
    できませんでした。

    トヨタが果たして成功企業といえるのか?
    もう少しグループ企業の実態も含めて取材すべきと
    感じましたね

  • インタビュー形式

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著者プロフィール

片山 修(カタヤマ オサム)
ジャーナリスト
愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想力が持ち味。経営戦略、マネジメントにも造詣が深く、長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人事論、時代論には定評がある。2001年から2011年まで学習院女子大学客員教授を務める。
『時代は踊った――オンリー・イエスタディ‘80s』(文藝春秋)、『ソニーの法則』『トヨタの方式』(以上、小学館文庫)、『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)、『社員を幸せにする会社』『技術屋の王国――ホンダの不思議力』『豊田章男』(以上、東洋経済新報社)など、著書は60冊を超える。

「2021年 『山崎正和の遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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