村上信夫メニュー帝国ホテルスペシャル (小学館文庫 Y む- 3-1 VISUAL SERIES)

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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094171211

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  • 1887年に井上薫の発案でつくられた帝国ホテル
    1890開業、渋沢栄一が1909まで会長とつとめていた

    マリリンモンローの来日で始まる、料理と歴史の図鑑が本書です。

    おやっとおもったのは以下です。

    ・エリザベス女王来日時の、迎賓館での料理当番は帝国ホテル、通いで料理をだしているんだなあと
    ・来日したドイツの飛行船ツェッペリンで、火気厳禁で用意した、帝国ホテルが準備した日本初の機内食
    ・超特急「つばめ」の食堂車は帝国ホテルが運営
    ・秘伝のアイスは、富士山の形をした、「グラス・モン・フジ」
    ・二二六事件の佐倉連隊に炊き出しは、帝国ホテルの高級カレー
    ・力道山も食した、北欧料理、インペリアル・バイキング
    ・出張婚礼だったものを、帝国ホテルで披露宴に、代表が、大鵬と小国芳子氏の挙式
    ・NHK「今日の料理」村上版は帝国ホテルで
    ・竣工披露レセプションで、1夜で、4500人の饗宴
    ・ディナーショーのはしり、雪村いずみさん、越路吹雪さんのシアターレストランーのナイトショー

    目次

    忘れ得ぬ人々
     美女はなぜメルバトーストを召し上がられたのか
     「東洋のヴァレンチノ」のもう1つのステージ
     女王陛下が学ばれた(?)「ヒラメ」という日本語
     玉葱の豊かな「声量」から生まれたステーキ
     ディートリッヒが蘇らせた究極の宮廷料理
     少将殿が遺された朝の洒落た「おもてなし」
     歌舞伎役者が創案したハイカラ披露宴の華やぎメニュー
     美食家の喜劇王を虜にした「帝国流ステーキ」の繊細な味わい
     正統派の定番メニューが日米友好の懸け橋に
    帝国ホテル初めて物語り
     「火気厳禁」を課せられた日本初の機内食
     ワイン、それは、フランス料理のお婿さん
     消えたフォークを求めて600キロの捜索の旅
     「富士山」をつくったフランス料理の帝王
     背高のっぽの帽子とともに「ソヲス革命」は始まった
     一億総カレー党へのきっかけは、大雪の日の2つの「事件」
     真っ赤なトマトが知っている日本のイタリア料理事始め
     満州の出会いがもたらした日本のパンの夜明け
     日本初のグルメ本も絶賛 明治天皇のバースデーメニュー
    とっておき、料理の裏話
     時代の必然が生んだ日本の「食」の革命児
     「質の量化」が問われたもうひとつのオリンピック
     13年間、戦禍を避けて眠り続けた銅鍋たち
     クリスマスー丸裸で七面鳥を焼いた日
     結婚式のメインディッシュに料理人の「小さな知恵」が
     初のカラーテレビ放映に伊勢海老の赤が映えた
     奇妙なセールスマンと三時のお茶のパンケーキ
     一万人の大饗宴を可能にした1200人力のニューフェース
     初のホテルディナーショーを支えた料理人の気の利いたひと工夫
    帝国ホテル年表

    ISBN:9784094171211
    。出版社:小学館
    。判型:文庫
    。ページ数:240ページ
    。定価:733円(本体)
    。発行年月日:1999年11月
    。発売日:1999年10月06日

  • ずいぶん前に姉から借りた本。おいしそうでした。が、正直帝国ホテルでフレンチをいただくことはめったに無さそうだなあ…

    どのエピソードも面白く、そしておいしそうでした。特にステーキはどのレシピもおいしそう。今度どこかで食べる機会があれば是非ミディアムレアで頼んでみたい。(多分めったに無いと思うけど)後は富士山型のアイスクリームもステキだなあ。コックさんの帽子が背の低いシェフが考案した目印、と言うお話も面白かったし、つばめの料理が帝国ホテルのスタッフで運営されていたことも始めて知りました。いろいろ知らないことは多くて面白いなあ。今読むとなかなかカロリーが高そうなメニューばかりですが一度試してみたいなあと思いました。面白かったです。

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著者プロフィール

1953年、京都生まれ。元NHKエグゼクティブアナウンサー。
『おはよう日本』『ニュース7』などを担当。
2001年から11年に渡りNHKラジオの「声」として活躍。
現在は、「嬉しいことば言葉が自分を変える」をテーマにした講演を、全国各地で幅広い年齢層に向け精力的に行っている。
東京・京都・大阪などで「ことば磨き塾」を主宰。
東京・文京区の麟祥院で「大人の寺子屋 次世代継承塾」主宰
文化放送『日曜はがんばらない』、シャナナTV『縁たびゅう』FM805『たんば女性STORY』などの番組で活躍中。
著書には『嬉しいことばが自分を変える: ことばの取扱説明書』(ごま書房新社)など多数。

「2023年 『未来を創ることば 次世代へのメッセージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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