作品紹介・あらすじ
平成の仏師が大阪弁で語る「般若心経」の神髄。
「般若波羅密多」ということばは、ごっついありがたい真言やさかい、大事にしなはれや。生まれることも死ぬことも、りんごが木から落ちるのと同じ自然のなりゆきやねんから、なーんにも怖がることなんかあらへんねん。 運気溢れる招福童子たちが浪花語りで案内する愉快な般若心経の世界。 ★文庫オリジナル
感想・レビュー・書評
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1月29日東京芸大で求めた本 上向き童子:いつでも楽観していれば、いずれ上向くときはくる つきを磨く童子:幸運の憑きがあっても磨かねば、光もせず運もつきる 「般若」の意味は”崇高な智慧”、いわゆる”ほとけさまの智慧”のことで、「般若心経」はこころの平安を得ることを得ることを目的とした幸福のお経なのです 足るを知る者は貧困であっても心が広くゆったりとして安らかである
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著者プロフィール
彫刻家。1953年大阪市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。同大学大学院保存修復技術研究室助手時代の経験で得た古典技法をもとに、仏教的世界観や東洋的自然観を独自の造形で表現。NHK Eテレで「籔内佐斗司流仏像拝観手引」「籔内佐斗司流ほとけの履歴書」などの講座を担当し、わかりやすい解説で評判を得た。著書に『ほとけの履歴書』『ほとけさまの図鑑』など多数。
「2020年 『籔内佐斗司流 教養として知っておきたい ほとけの履歴書』 で使われていた紹介文から引用しています。」
籔内佐斗司の作品