SOS世界危機遺産 (小学館文庫)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094187045

感想・レビュー・書評

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  • 世界遺産の本は数多くあるけれど、危機に瀕しているという観点で紹介されている本は珍しいと思う。
    武力紛争、都市開発、観光地化、自然破壊、劣化など様々な要因で今まさに危機状態にある34の遺産と、危機から立ち直った15の遺産が多数の写真とともに紹介されている。
    ポケットサイズで手にとりやすい。
    人類共通の遺産として残ってほしいものだ。

  • 「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている全34件(2006時点)と危機遺産を脱出した世界遺産、また危機が話題になった世界遺産紹介。
    人的な被害がなんとももどかしい。


    カンボジアは、第二章「危機を超えた遺産」としてアンコール遺跡群が紹介されている。
    破壊の危機は越えたが、観光客の出すゴミの山、急増する車の排気ガスや振動、盗掘による破壊など新たな危機にさらされている。

  • 世界遺産を保護するって難しい。
    ただ修復したり、立ち入り禁止区域にするだけでは盗難や密猟が増えるだけ、その地域の住民の生活を保護活動に組入れていかなければいけない、というコラムが一番心に残った。

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著者プロフィール

平山 郁夫(ひらやま いくお)
日本画壇の最高峰として、仏教と東西文化の交流、シルクロードをテーマに旺盛な創作活動を続ける。
東京藝術大学学長など、国内外での要職を歴任。
1998年文化勲章受章。
「文化財赤十字構想」の理念に基づき、世界の文化遺産、文化財を保存・修復する運動にも取り組む。著書、画集多数。
2009年逝去。

「2021年 『ワイド判 般若心経手帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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