鬼族狩り (小学館キャンバス文庫 し 1-1 封殺鬼シリーズ 1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 152
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094301113

作品紹介・あらすじ

三沢成樹は、一年ほど前から、女の姿を白日夢としてみるようになった。緋色の袴の、巫女装束。神々しいまでに、美しい女だ。それが出てくるのは、授業中でも、食事中でもおかまいなし。現実には会ったことも見たこともない。それなのに"知っている"と感じる女の顔だ。そんなある日、彼は、戸倉聖と名乗る若い男から声をかけられる。"こうみえても、オレは、千年も生きとるんや"というその男が現れてから、成樹の周囲に次々と奇怪な事件が起き始める。時空を超えて、現代に生きる"鬼"を描く怪奇幻想ワールドの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 鬼の2人の関係性が良いです!

  • なかなか壮絶な鬼の物語

    最後のバトルがたたみかけるハードさで
    映画化かアニメにしたら面白いだろうなぁ

  • 43474

  • ルルル文庫版から入りました!
    BMWの黒乗り回すユミちゃん……きゅん

  • 「鬼は哭きながら人間を喰うという.
    喰うことでしか愛することの出来ぬ自分を哭くのだという.」


    ちょっとなんていうか・・・合わなかった.昔の小説だからかな.2巻も借りたけど読まないで返す予定.妹の可愛さもよくわからないし,聖と成樹は好きなタイプじゃないし,ゆみちゃんのかっこ良さもいまいち伝わらない・・・

  • 物語の作りこみ方は今の方が格段に上だけど、文章はもうこの頃からだいぶ安定していたんですね。
    ルルル文庫から入ったのですが、今回某古書店にてキャンバス版を見つけて救出してきました。続きも手に入れられると良いんですが……

  • 1巻出たのって93年だったんですねぇ。
    シリーズ読破。

    不老であり1000年以上生き続ける鬼二人が主人公のお話。
    安倍晴明に仕え、以降その家系に仕え続けている鬼。

    雷電こと志島弓生と酒呑童子こと戸倉聖。
    何事も深く重く考え、いつも影を背負っているような弓生。
    ばりばり関西弁で一見能天気な聖。

    不老で生き続けるってどんなんなんやろ?
    知りあった人達が、どんどん年を取って亡くなって行くのを見続けるのはとても孤独感を味わうと思います。

    この本、少女小説のところにあるんですよねぇ・・・30超えたおっさんが、その棚を探すのはちと勇気が要ります。
    キャンパス文庫でも大抵キツかったのに、今はルルル文庫でしょ?
    読み始めた頃はまだギリギリ10代やったのに・・・。


    スピンオフじゃないけど、この小説のあとがきから興味を持ち、加門七海の『東京魔方陣』等ドキュメント本にハマリました♪

  • 自分が鬼になりかけていることに気づく三沢成樹。
    何故?
    鬼であり千年以上生きてきた聖と弓生には彼が気にかかり守ろうとする。
    関西弁のニーチャン戸倉聖と口と性格が悪い志島弓生。
    彼らもまた鬼だった。

    毒にも薬にもならへんけど、それなりに楽しめる。

    (2004年09月26日読了)

  • ルルル文庫読んでから読むとふる~く感じるな。封殺鬼シリーズの一巻。
    最近身の回りにおかしなことばかりが起こる高校生の三沢成樹。
    ある日、千年以上生きる「鬼」という聖と弓生に出会う。
    彼らは安倍清明の流れを汲むある男を捜していて・・・。
    坂上田村麻呂&鈴鹿御前等々も関わってくるお話となっております。

  • 封殺鬼の第1巻。
    成樹くんが主役だったらしい?
    この頃の西先生の挿絵が好きです。

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著者プロフィール

大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟(ブラザーズ)』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「封殺鬼」シリーズ 、「カラクリ荘の異人たち」シリーズ、「九十九字ふしぎ屋 商い中」シリーズ、「あやかし同心」シリーズほか、著書多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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