マヨイガ 上 (小学館キャンバス文庫 し 1-12 封殺鬼シリーズ 12)
- 小学館 (1996年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094303223
作品紹介・あらすじ
岩手県・遠野。霊峰早池峰山の麓に広がるこの盆地は、怪異と幻想の伝説を生み出して、今は民話の里と呼ばれる。その、心豊かな土地で、異変が起きた。独立心の強い東北地方の陰陽師たちとの折衝要員として送り込まれた、四国・御景家の術者四名が、現地の人間を殺し行方をくらませたというのだ。-何か変だ。心に漣を感じた次期御景家当主の野坂三吾は、急遽遠野へと飛んだ。そして又、神島家の命令を受けた志島弓生も遠野へ。事件の真相は一体何か。聖も巻き込んで、千年鬼の壮大な物語が再び開始される。
感想・レビュー・書評
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三吾……アレッ主人公かな???
今回は三吾メイン!!
思ったより眞巳義兄さんにブラコンこじらせてんだな三吾!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きな三吾がメインで嬉しくもあり、東北が舞台で切なくもあり。
前の3月を経て、よりいっそう、東北と中央の間にはどうしようもない溝が横たわっているんだなあと思い知ったところだったので、どちらかというと東北側に感情移入して読んでいた気がします。今はもう餓えることはないけど、搾取はされていると思うし、どうしたって世界のずれは消えないと感じます。断層。せめて物語のなかだけでもその断層が和らげられれば、いいんですが。 -
遠野で御景の交渉役が一伏を殺戮。御景が生け贄に三吾の兄の眞巳を差し出したことを知り、三吾は遠野に向かう。
諏訪神社の異変、三吾と弓生の接触まで。 -
御影兄弟が大好きだ