- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094510119
作品紹介・あらすじ
11月のある朝、目が覚めると俺のカラダは携帯電話になっていた…!?しかもその使用者も、俺(のニセモノ?)だった!俺(携帯電話)は俺(ニセモノ?)に連れられて大学へ。しかし友人の悟や亜矢、あこがれの冴子の前であれこれしても、誰も俺の叫びにきづいてくれない。そんなとき、俺はやっと話のできるやつと出会う。それは"ザム"と名乗る、しゃべるカブトムシ-。ザムの正体は?いったい誰が何のためにこんなことを?はたして俺は、もとのカラダに戻れるのだろうか?第1回小学館ライトノベル大賞・佳作受賞作。
感想・レビュー・書評
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朝起きたら突然携帯電話になって、魔術師の姉妹や喋るカブトムシと会うなんて、超展開が多いラノベの中でも滅多にないくらい珍しいかと。
次から次へと超展開の連続なのに飽きないというか、そこまでイライラしない。
最近のスマホだったら、インターネットにつなげるから退屈しないのではないかと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝起きたら携帯電話になってしまった「俺」が淡々と日常を過ごす話かと思ったら、魔術師が登場したり戦ったりと意外とファンタジーな話だった。
どこを目指しているのかよく分からない話。かろうじて言うのならば木村心一「これはゾンビですか?」に近いか。主義主張はなく、キャラクターと設定でなぜか読ませようとする。その読ませるという意味も、素晴らしいから読んでしまうということではなく、なぜか読んでしまうという方。どこが魅力なのだろうか。謎。 -
主人公が携帯電話になって、その視点がメインってのはちょっと面白かったかな。途中から魔法が~とかなっちゃったのは残念だったけど。でも、続編はいらない気がするなぁ。まあ、読むけどさ。
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カフカの「変身」をところどころに臭わせる作品です。
擬人化の反対はなんて言うのでしょうか。
擬物化とか?
モノになってしまって生活体験したことを説明するのに、細かく表現しようと冗長な文章になってしまったのは致し方ないかもしれないが、読む方にとっては、パワーが必要と感じた。
魔術師同士の争いが焦点となる後半の方が、テンポ良く読めた。