- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094511420
作品紹介・あらすじ
僕は死んだ。何もいいことがない、17年の人生だった。…でもマキエルと名乗るいきものが言うには、もういちど10歳からやり直し"奇跡の欠片"をあつめれば次は死なずにすむらしい。北欧から転校してきた明るいソフィア、絵がうまいとも実、甘えさせてくれる隣のお姉さん弥宵-奇跡の欠片がなんなのかマキエルは教えてくれなかったけど、僕はまえはぜんぜんできなかった、身近な女の子たちとのふれあいをたいせつに生きよう、こんどは悔いを残さないために、と思った。だけど…。第3回ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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非ラノベ的丁寧な心理描写○
新鮮な可愛さ◎
ストーリー△詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やり直しもの。よくまとまっていて良い。
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TAKE2ものの構造として主人公は無能でなければならないルールのもとで
狭いなりに良くできている
こういうようにしか描けないならより工夫が必要だ
テレビゲーム様式利用は『ソードアートオンライン』くらい開き直らないと逆に悪 -
人生やり直し型デスゲーム←やや語弊があるがそんな感。命を賭けたゲームにしてはルールがアンフェアというか情報少なすぎだが、小学生を中心にした子供達の心理描写が、極端ではあるが良かった。文章と構成に粗さはありつつ良くまとまっている。
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結局マキエルは何者だったんだろう?
なんで鋼一は選ばれたのか
もちろんデビュー作だから次に繋がる伏線は欲しいからこの疑問はしょうがないか
優しくて可愛い物語
7年も必要だったのかわからないけど
1年くらいで良かった気もするけど
みんなが楽しく暮らせる話って言うのは良いものだ -
友達も恋人もおらず無為に17年間を過ごし、無差別爆弾爆発に巻き込まれ死んだ主人公が、自らの死を回避するために10歳からやり直す話。人生をやり直すことは小説としてよくあるテーマであり、ケン・グリムウッド「リプレイ」が至高でありはあるものの、本作は子供時代の描写が非常に細やかでジュブナイル小説のような味わいで非常に良かった。17歳から10歳に戻り7年分のアドバンテージがあるはずのものの、あっという間に10歳の小学生男子に戻り、突っかかれてる女子小学生を助けるのに震えるほど勇気が必要だったり、「◯◯だったらどうしよう」となにか一言言うにもくよくよ悩んだり、小学生の時の描写が非常に秀逸。
またマキエルのキャラがいい。ゲームだと言ったりヒントを与えなかったり意地悪なキャラかと思ったら、鋼一にアドバイスを与え叱咤激励し、悪友のようなスタンスを保つ。キーヒロインと仲良くなったあとはあっという間に5年経つ。その飛ばし方は驚いたけれども、1冊できれいにまとめるためであれば確かに必要だった。終わりもきれいだし満足の一冊だった。なんでもっと早く手に取らなかったんだろう。一般小説でも十分耐えられる感じ。 -
途中まで
スゴく面白かったけど
読み終わってみると
普通だったなぁという感じ。
でもサクサク読めた。 -
1巻完結。ソフィアが良い。