ケモノガリ (ガガガ文庫 ひ 1-3)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094511482

作品紹介・あらすじ

平凡な顔、平凡な成績、何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だった-。東欧小国で修学旅行中の生徒たちが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、「人間狩り」のゲームが始まる。しかしその時、予期せぬ「トラブル」が起こった。「少年」=赤神楼樹の「才能」が、極限状況下で開花してしまったのだ。逆転するゲーム、狩られる「ケモノ」は、どっちだ-?人気ゲームメーカーpropellerの東出祐一郎、激昂のオリジナル小説デビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • 悪者1「捕らえた羊の群れに一人だけセガールが混ざっていたぞ-!」
    悪者2「あるあ、ねーy…… マ ジ だ 」
    悪者1「よし、じゃあ俺ちょっくらセガールと仕合ってきますわ。なあに、ちょっとククリナイフ装備したセガールなんて指先一つでダウンさ」
    悪者3「どうぞどうぞ」
    悪者2「行ったか……なに、奴は我らエンターテイナーの中でも一番の小もn……」
    悪者1「ぎゃああああ!!!」
    残った悪者たち「(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル」
     ……。
     並み居る猛者を天性の才能だけで撃破する主人公無双ゲー(ゲームちゃう)。才能だけで変態じみた戦士達を倒していく主人公、という設定をすんなり受け入れることが出来れば、手に汗握るサスペンスな展開を心から楽しめると思います。
     大切な友人達の死を乗り越え、真の強さを手に入れろっ……!

  • 想像力溢れる若い頃、一度は想像するような妄想がクオリティアップして返ってきた
    B級サバイバルアクション
    どこかバトルロワイヤルを思い出すかのような内容
    否応なく殺戮ゲームに巻き込まる学生達だが
    その拉致した学生達の中にとんでもない化け物がいたらどうなるか、といった中二心をくすぐられるような内容

    主人公無双
    下手に強さの理由付けなどなく単に強い、もう気持ちがいいくらい爽快な強さ
    拉致って来た学生達の中にセガールが混じってました、という拉致した側としたらたまったもんじゃない展開
    奈須きのこの推薦文がそのまんますぎて笑える

    ただ、主人公以外の登場人物が薄っぺらい
    一人一人のドラマもなく大した描写もないので単なる死に役としか見えず
    クラスメイトなど死んだ者達の事についての想いなどを話していても全然重みを感じないのが残念

    振り向いたりなどせず
    最後まで失速しない疾走感は素晴らしい

  • 全8巻完結。平凡に見えた主人公がチートレベルの力で人の皮を被ったケモノを殺してゆく話。だから『ケモノガリ』。殺して殺して殺しまくったのが凄い。
    グレタ・クライン可愛い。
    イヌガミありがとう。

  • 文章は電撃文庫ふうにこなれている感じだが
    なかみは『デビル17』とか『此処より荒野』みたいな……
    まではいかないが純オトコノコ向け 
    昔の月刊少年誌に載ってたあまりぱっとしない作品みたいな
    このお話で冒険ものにならずバトルものでしかないのがなんともライトノベル
    という印象を1巻からは受けるが話自体は導入に過ぎないので2巻以降の展開次第

  • 残酷だし主人公無双系の話なのに、心情表現にページが割かれていないのがよかったと思う。

    あっさりとしたソフトな描写というわけでもないのに、気持ち悪くなるほどのグロテスクな描写でもないのがすごいと思った。

    この本だけでも十分楽しめる。
    「ケモノガリ」としてどう活躍するか、続きが楽しみ。

  • 高校生の赤神楼樹と幼なじみの貴島あやな、そのクラスメイト達は"人狩り"を娯楽として提供する秘密クラブに捕われて…。
    何故平凡な日本人が…とか、色々有るが読んでて疾走感が有り、この後どうなるんだ?と思わせる何かがある。

  • 何の訓練も受けていないのに、突然才能に目覚めて本職の人殺しを殺しまくるというストーリーには無理がある。しかも右目を潰されても平気だなんて。
    ただ、そこに目を瞑れば、ストーリーはどんどん流れ、進んでいく。それなりに面白い。

  • うおおお、これは読むの大変!!
    文章がこっぱずかしい!!
    カッコつけ感が半端ないーーー
    文の構成から言葉の選び方から、クサさがにじみ出てるよー;;
    これがラノベクオリティか?
    むりむりむり、これ以上読めない!
    22ページでギブアップ

  • 就学旅行で訪れたヨーロッパの小国で
    バスでの移動中にバスごと誘拐されて
    気づくと自分たちは「人狩り」の獲物だった….

    獲物だった少年が
    その才能を開花させ
    獲物と狩人の立場が逆転.

    超おもしれー!

  • 日本で平和に暮らして居た少年が、危機的状況の中で殺戮の才能に目覚めて行くお話。
    少年期の妄想を真正面から丁寧に形にした作品だと思った。
    可愛い女の子を守りながら、悪者を倒していくというのは少年の夢の一つだろう。
    全体としてはスピード感があり面白かったけど、続きは読まないなあ

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著者プロフィール

シナリオライター、小説家。代表作に「Fate/Apocrypha」(小説)、「Fate/Grand Order」(一部シナリオ)など。

「2022年 『デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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