クイックセーブ&ロード (1) (ガガガ文庫)

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  • 小学館 (2009年8月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784094511550

作品紹介・あらすじ

榊君にとって、今は何度目の今日ですか?

人生は一度きり。過去の過ちはやり直せない。だからこそ今を大切にし、未来にいかそうとする。間違いのない生き方などありはしない。ありはしない、はずなのだが……。なぜだか僕の人生には、それができる「便利な機能」が備わっていた。方法はいたって単純――頭の中で強く「現状をセーブしたい」と思うだけでいい。脳に針を突き刺したような感覚が走れば「セーブ」は成功。あとは、ただ自殺すれば人生が「リセット」され、「セーブ」した過去の時点まで人生が巻き戻される。しかしその便利すぎる機能は、僕の人生をさらに堕落させるだけに過ぎなかった。そしてまた僕は屋上から飛び降りた――何の覚悟もなく、遺書も書かずに。「さようなら、サカキキヨト」……心のなかでひとり呟き、真夜中のビルの屋上から何度目かの飛び降り自殺を謀ったその時。向かいのビルに何か、動くものが見えた。闇の中を、自分と同じく落下してゆく少女の姿。地面との衝突寸前、彼女がふと、こちらに視線を向けた――その顔を見て僕は驚く。なぜならそれは、まぎれもなく“あいつ”の顔だったからだ。

クールな筆致の推理ロマン傑作。第3回ライトノベル大賞、優秀賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • セーブした時間に死ぬことで戻れる能力を使って、幼馴染の死の真相を探り防ごうとする。
    同じ時間を繰り返し望む結果を得ようとするループものの面白みを踏襲しつつ、ラストの大技に驚く。絶望の末に掴み取る一歩の重みを爽やかに感じさせるのが魅力的。

  • 【再読】

    文章も読みやすく、先が気になる展開。ラノベのフィールドで、サスペンス・ミステリ・タイムリープをうまく絡めた良作だった。
    途中セーブのタイミングで気になるところがあり、結果的にはそれがクライマックスに繋がるポイントになるんだけど、もう少し自然な流れでセーブしていたら、さらに盛り上がったかなと思う。

  • 主人公が関わることになる事件の凄惨さを考えると中学生にはいささか荷が重い気がするのだが(じゃあ高校生や大学生なら大丈夫という話でもないが)、あえて設定したのはやはり「中二病」とかそういうことなんだろうか。

  • グロさが自分的にだんだんキツくなってきて中盤からその当たりは読み飛ばしつつだったけど、先が気になって辞められず、更に常盤先輩が好きすぎて、結局一気読み!

  • 全3巻完結。
    夢乃というキャラの頭の良さが好き。

  • この前に他のリープものを読んだけどこちらのほうが読みやすかったので。リープ主体というより主人公のリープ能力を使って事件を解決したり犯人がわかったりというミステリー謎解きをリープで読ませる感じ。

  • セーブもリセットもかなり自在にできる設定なんですね。
    昔、自分を救ってくれた幼馴染を助けるため、主人公が奔走することになります。というわけで、主人公がばんばん死にます。

    途中、あれそこでセーブしちゃうの?と感じる場面もありました。能力の使い方は心得ているはずですが、まぁ慌てていたということで勝手に納得しています。
    ともあれ、大切な人を救うため、ダウナーな性格であった主人公ががむしゃらにリトライし続ける姿は、なかなか格好良いですね。

    それにしても先輩のビジュアルがツボすぎて生きるのが辛くなってきました。

  • モダンなイラストも含め、一般文芸でも通用する作風だと思う。人生にセーブ&ロード機能がついていて、何度でもやり直してできる主人公が『眼球抉り』という殺人鬼関連の事件に関わっていく話。サスペンス系ミステリーはガガガの得意とするところ。人生やり直しし放題のニューゲームを描くのではなく、殺人事件と絡めたところが良かった。Wヒロインも素朴で好感度よし。

  • 人生のクイックセーブ&ロードができるようになった少年.
    そのロード条件は少年の死.
    死んで人生をやり直す.

    そんな彼は
    ちょっとした不運が重なった誕生日をやり直そうとビルの屋上から飛び降りた.
    落下中に他の自殺者と目があった.
    その自殺者やちょっとした知り合いで….
    というわけで,ロード後のその日どうして彼女が自殺に至ったのかを調べ始めた….

    物語開始直後に主人公飛び降り自殺.
    その後もロードの度に飛び降り自殺.
    何度も何度も飛び降り自殺.
    なんて軽い命なんだ….

    時々解りにくい文章があったけどもそこそこ面白かったよ.

  • 頭の中で強く「現状をセーブしたい」と思うだけでいい。脳に針を突き刺したような感覚が走れば「セーブ」は成功。あとは死ねば人生が「リセット」され、「セーブ」した過去まで巻き戻される。そしてまた僕は屋上から飛び降りた――覚悟もなく、遺書も書かずに。「さようなら、サカキキヨト」……その時、向かいのビルに動くものが見えた。闇の中を、自分と同じく落下してゆく少女の姿――その顔を見て僕は驚く。なぜならそれは、まぎもなく“あいつ”の顔だったからだ。クールな筆致の推理ロマン傑作!

    第3回ライトノベル大賞優秀賞受賞作

    2巻まで所有。

  • 最後の選択後の展開はちょっと淡白に感じたが、話の運び方と設定を利用したアイデアは結構好き。

  • 出発点は良かったが、ゴールである真相はかなり強引で、無理などんでん返しを繰り返した結果という感じ。

    だが、登場人物は突飛でないのに魅力的で、文章も読み易くて良かった。

  • 帯の煽り文に惹かれ、思わず手に取ってしまいました。主人公のクイックセーブ&ロードという能力によって犯人を追いますが、物語の中ではそれが逆に大きなネックになったりと予想もつかない展開に終始はらはらさせられっぱなしで目が離せません。良い意味で期待を裏切られた結末でした。

  • 主人公が「クイックセーブ」という機能を
    使って幼馴染の自殺を阻止するために動く
    ループものです。
    鬱気味の話です。

  • この発想にただただ感心です、好きです。
    ところでこの物語は何回目?

  •  とりあえず人がいっぱい死にます。何度も死にます。そもそも開始四頁で本来一番死んではいけない人が死にます。ええ、もう、バカスカね。
     推理がメインに据えられていて犯人に迫る過程は目が離せませんでした。先は多少読めてしまいますが、面白かったです。
     セーブとかロードとかリセットとか、世の中のゲームはシステムが本と便利になったものでソリティア位でしか詰みにならない。むしろ詰みになる方が難しい。そこでリセットやコンティニューがあるわけだけど、それが人生にあったらそりゃエライ恐ろしいなあという話。
     例えば何年何月何日何時何分にソレが起こるとわかっていても、ソレを止めるには何が必要で、何処から始めればいいのか分からない。そして止めた結果どうなるのかも分からない。勿論人生には攻略本はない訳だし、ゲームに例えるのだったらもともと勝てない仕様になっている可能性だってある。しかし、全て分からないから人生としてやっていけるのかもしれない。強くてニューゲームにならないと分かっているからやっていけるんだろう。故に自殺の先に楽園を見る、と私は思います。主人公は暗い性格のくせに「死んだら何度でもやり直せるんだ」と超ポジティブシンキングですが、彼の人生は終わらない。それこそ永遠に続くのだと思います。人の場合ソフトやハードが壊れたら終わりという概念も通じませんからね。これぞ生き地獄。同じ境遇の人の話を聞き目先の事の参考にはしていましたが、将来の自分には重ねなかったのが主人公にとっては救いかも知れません。
     続きが出るようですのでどうするのか期待してます。

  • 主人公の成長という意味でラノベらしいラノベだった気がします。
    何度も人生をやりなおせるのに何度もうまくいけないもどかしさ!面白かったです。
    やり直す理由が途中から考えるまでもなく、な感じになっていくのが好きでした。
    今回メインじゃなかったキャラも個性的で好きなのでまた続編ぽいものがあったらいいなと思います。

  • るーぷ

  • 「人生はゲームのようにはやり直しが利かない」。
    一度くらいは誰だってこの言葉を聞いたことはあるだろう。

    でも、そうでない人間もいるとしたら。やり直しの利く人生だったなら。

    最悪の一日を終えた僕は、屋上へ昇った。
    そしてまた、遺書も書かずに、覚悟も無いままそこから飛び降りた。

    死ねば「セーブ」した過去まで戻れる。

    そんな特殊能力が僕にはあったからだ。

    墜ちていくわずかな時間の中、向かいのビルから墜ちる何かが見えた。

    それはまぎれもなく「あいつ」だった。

    名前を叫ぼうとした瞬間、僕の体は叩きつけられ、

    次の瞬間、僕は二度目の2009年12月10日の朝を迎えた。



    能力に気づいてしまったことから人生をゲームのようにしか考えられなくなった主人公。
    いつしかその能力は辛い逃げることだけに使われるようになってしまった。

    だけど、今回だけは。今度こそ”あいつ”を助けるために
    逃げるのではなく戦うために。

  • ダウナーだとはわかってたんですが、思ったよりダウナーでした。
    すきだ!

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