ささみさん@がんばらない 2 (ガガガ文庫 あ 6-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 413
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512021

作品紹介・あらすじ

引きこもりをやめ、学校に通うようになったささみさん。でも、がんばりたいのに、がんばり方がわからないよ…。『最高神のちから』を持っているはずなのに「普通の暮らし」と「友達の作りかた」がわからない。そんな社会不適合体質なささみさんに愛を暴走させるお兄ちゃん。そして美少女三姉妹は相変わらずセクハラ&キャッキャ☆ウフフで大騒ぎ。外に出たささみさんが出会った世界は美しくも、残酷だった-。でも、もしも願いが叶うなら、神様-。誰かが誰かのために祈るとき…きっと、わたしたちは、ひとりぼっちじゃない。

感想・レビュー・書評

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  • 予想と反してシリアスな巻でした。第二部のささみさんとかがみがかわいいのなんの。あとがきで作者さんの言う「実験」にニヤリとしつつ、ライトノベルとして安定してるなーとういのが個人的な感想。読み進めていくうちにキャラに愛着もわいて、続き読むのが楽しみになってきました。勧めてくれた友達に感謝。

  • 若干だけど世界観が段々と分かってきた。
    メインストーリーでは日本神話がベースだけど、世界的にはいろんな神々がいるみたいだから、影響力の大きさが異なるのだろうな。
    第一部、第二部のかがみが可愛くてしょうがない。アニメで喋り方を知っているから、脳内で容易に喋っている様子が想像できる。
    [more]
    第三部で日本における仏教を全否定しているのが凄いなと思った。坊さんはどうなるのかな?
    あれかな無宗教に近い人だけが対象なのかな?

  • 話運びがさすがの上手さ
    日本神話材料の料理も手馴れている
    内容そのものはライトノベルとして「わりと平均的」でありながら上質
    というような感じなのと
    キャラクタ描写にこびなくくせあるのが好みわかれるところだろうけれど巧み

  • 今回はアニメでもそうだったけど、すごくおもしろかった。日本神話を取り入れつつ、日常描写を混ぜながら痛々しいほどの中二展開

  • 引きこもりだったささみさん。


    ある日お兄ちゃんの部屋で見覚えないDVDを発見。
    エロ系だと思ったものの、実は自分が納められていた。
    が。
    ささみ自体は全く覚えのない内容。
    それもそのはず、自分の本体が行動していて。
    本物だと思ってDVDを見てた自分が『肉腫』としてささみの分身だったのだから。
    肉腫はつるぎにてうさぎの形を取り、かがみにより
    『肉』と名付けられ飼われている。

    高校一年もあと少しだが、かがみと友達として仲良くなり。
    学校にも行き始める。
    色々邪魔も入るがかがみはかがみなりに頑張った。
    そして、ささみと本当の友達となる。

    厳しくも優しく、カッコイイ母、『呪々』。
    お兄ちゃんを『兄上』という母。
    ささみが小さな時に死した母と一時の買い物を楽しみ。
    満喫した時を過ごしたささみに『巫女になれ』と言う。
    あの世からの蘇りで、ささみを巫女にしたくて。
    ささみを探して、つるぎと、お兄ちゃんと、たま、が駆けつけて救出。
    日常に戻ったささみ達。


    個人的に たまの激白 が響いた。
    母親は、母親なりに心配なんだろうな・・・

  • 学校に通うようになったわけですが
    まだ色々問題がでてきたり、あったり。

    最初からすごい事になってます。
    お使いをさせられているわけですが
    買い物内容に罠が大量。
    それでも購入してこよう、と頑張る彼女が素晴らしいw
    とか思っていたら、次には恐るべき状態へ。
    一部だけなのに、大きくなるにはでかくない!? と
    突っ込みたい気持ちでいっぱいです。

    そしてお友達が欲しい! と思ってみたり。
    言われてみれば、確かに思い通りに出来る力があるので
    作るだけなら、いくらだって作る事が。
    それをやらない、という時点で
    悟るものがあるのか、と。

    そしてお母さん。
    そういやお母さんって…という疑問は
    わりとすぐに解消されます。
    母親でいるべきか、巫女でいるべきか。
    双方だ、と思っている時点で
    何を言っても無駄かと。
    しかし、気になるのは、兄、という一言。
    一体どういう事なのでしょう?

  • 2作目。ささみさんは頑張ってるよ。かがみは超頑張ってるけど。
    正直最初の童話がかなりのツボ。

  • 最初のウォッチプロジェクトの意外な結末には引き込まれました! 上手い所だろうなと、思う。 一巻を読んでいないので、いつか読みたい。

  • 今回は少しのんびりほのぼのした内容かなぁと思ってたら、途中からすごいシリアスでびっくりした。でもすごく面白い。

  •  次女かがみが超頑張った回である。おそらく、ペットのウサギが手に入って一念発起したのだろう。
     ウサギの話などはなかなか凝っていて良かったが、ヤタノカガミにおけるかがみの暴言などは、もうちょっとフォローがあってもよかったとも思う。

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著者プロフィール

高校在学中に第8回角川学園小説大賞・優秀賞をはじめ、合計五冠の新人賞に輝く。ライトノベル、一般文芸とジャンルにとらわれず執筆を続け、著書に『狂乱家族日記』(エンターブレイン)『私の優しくない先輩』(講談社)。TVアニメ化もされた『ささみさん@がんばらない』(小学館)も執筆。

「2020年 『桃瀬さん家の百鬼目録2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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