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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784094512588
作品紹介・あらすじ
結ばれたいけど結ばれたくない!?怒濤の恋。
高校生、郁には何かの拍子に「誰かを殺しそうな顔」をしてしまう瞬間がある。
それが新興宗教の教祖をしている父親と関連があるのかどうかは分からない…郁は長年、父親とは離れて暮らし、その存在を「ないもの」としているが、幼馴染みの女子高生・常磐の母親がその宗教に傾倒していることに対し、自分がどういう存在であるのかを告げられない。何も知らないで郁に接してくる常磐に複雑な感情を抱いてしまう郁。一方でクラスメイトの謎めいた占い少女・七瀬がなぜか、郁にアプローチをしかけてくるが、実は七瀬は、郁とその父親に関しての秘密を知っているらしく……父親の宗教団体の幹部である教師や、七瀬を敵視するクラスメイトなどが絡み、郁の高校生活は混乱の様相をきたす。
そして…郁にとって最も気になる存在・常磐との関係も泥沼化していき…
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
新興宗教をテーマにしたこの作品は、主人公の高校生が抱える複雑な感情と人間関係を描いています。父親が教祖であることから生じる葛藤や、幼馴染みとの関係、さらにはクラスメイトの占い少女との絡みを通じて、「信...
感想・レビュー・書評
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高校生を主人公にした宗教を題材とした青春小説
青春小説というくくりは便利すぎるが冒険と並んで物語景色にしやすいということなのだろう
対して教養小説(あるいはジュブナイル)が少ないのは大人の立場に立って成長というものを描けるほど大人になれないからだからだろうか
高校生的なあれこれと宗教のそれこれを上手く絡めたところががとても面白い
ライトノベル的な(エンタメ的な)色気がないので広く受け入れられるような話でもないけれどもガガガ文庫らしいとしかいえない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新興宗教の教祖を父に持つ事実を、周囲に隠しながら生活を送る少年が主人公。
ライトノベルの中では、地味な設定とキャラクタであるにも関わらず、読み心地はとてもビビッド。
鋭い切っ先を読者に向けているけれど、けして荒削りではなく端正な小説。
作家買いを心に決めたラノベ作家の一人。
青春の痛々しさを求める人にオススメです。 -
『パニッシュメント』読んだ。異常者が異常者に弟子入りする『ストレンジボイス』、普通の人が異常者になりたがる『パニッシュメント』、異常者が「普通」と和解する『ペイルライダー』ときて次はなんだ。異常者と異常者の殺し合いとかかな…
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Podcast『文化系トークラジオ Life』にて、「信じる論理、信じさせる倫理」というテーマの時に紹介されていた小説。父親が新興宗教の教祖である主人公と、その宗教がきっかけて家庭崩壊を起こした幼なじみと、その新興宗教に心酔するクラスメート。「信じる・信じさせる」ということは、えらくオオゴトなんじゃなかろうか…と思わされた作品だった。僕は結婚してから三ヶ月が経つけれど、これも相手に将来を信じてもらってのことなわけで。すごいな、これって。「信じてもらう」ということは本当にうれしいことだけれど、無責任にしていいことじゃないなとも感じた、そんなおはなし。
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帯&表紙詐欺もいいところだ(笑)。男子高校生、郁は、最近幼馴染の常盤にお弁当つくってあげる!といわれたりして、けれどある事情から、それを素直に好意と受け取ることができなかった。なんと、宗教がテーマ……重っ(笑)。すっごくしっかりと取材して書いてるんだろうなあ、とか、でもライトノベルじゃないけど、でもでもこれをこのライトノベルの形式で読めることによって青少年が読めることはいいかとかもとか。個人的にはなかなか面白かった。人を離れた視点から見ることのできる郁が冷静なのに、沸点を超えると調整効かなくなる感じもわかる。ダークですが、そういうのも可であれば。
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宗教や信仰心が周りに及ぼす影響を中心に据えたラノベ。主人公の立場が物語を面白くしている。
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表紙の感じと帯惹句とは若干ギャップがありますね。
”怒涛の恋”を恋愛ものとしての言葉で受け止めれば中身はスクールカーストと宗教でした、となりますわ。
スクールカースト部分はAURAよりも陰湿な感じが妙にしっくりくるし、それは蓮也といういじめ実体験者の言葉からも感じ取れる。
そして宗教。こちらについては父親の描写が若干薄く感じたものの、宗教と神様、それに縋る信者の構図をしっかりと捉えている。
いかにもガガガっぽい作品です。ガガガ初心者の方に「ガガガってこんな感じ」というにはいいのかもしれません。 -
これはガガガ文庫でやる必要があるのか!?
新興宗教の教祖をしている父をもつ主人公・郁と幼なじみで母親がその宗教に填まっている常磐、タロット占いで一躍クラスの人気者の座についた七瀬の三角関係じみた恋愛模様。新興宗教が柱にどっかりあり、普通の青春かかけ離れたものになっている。結局何が言いたいんだかよく分からない。何よりもガガガ文庫というライトノベルのレーベルでやるべきことなのかが分からない。 -
なんでそんなに一部で高評価なのかさっぱりわからなかったです。はい。
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著者の前作「ストレンジボイス」の重暗い感じが気に入り、期待しながら読み始めました。
前半、表紙イラスト通りの爽やかな雰囲気の青春ラブストーリが展開されていて、作風変わったのかな~と、思ったのですが、問題なかったです。
導入部分に関しては、普通のラノベ風なのですが、今回もまたラノベのニーズと違ったような重苦しいテーマ、「宗教」や「神」を取り扱っています。宗教に陥れる手口、宗教にすがる人の気持ちなど、上手く描かれており、共感できます。 -
読みながらあれこれ考えるのが楽しい作品。
ラスト前まではすんなり読めたんだけど、
最終章がなるべくしてなったと言うよりは、
作者が言いたいこと多くてハンドルをあっちこっちに切り過ぎた、
という感じがしたのがちょっとなー。
個人的には、最終章で急に主人公の印象があんまり良くなくなった。 -
これが本当にラノベなのか? と思うほど妙にリアルで重い。セカイ系じゃなくて、社会と繋がってる話を求めている人には良いと思います。
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新興宗教を軸に信仰に振り回される人々の話。文化系トークラジオLife2011年5月22日放送分「信じる論理、信じさせる倫理」の回で紹介されていたので読んだが、Podcastと合わせて読むと非常に悩ましい内容だと思う。あえて感想は言わずに、興味があれば手にとってみて読まれる事を勧めます。
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おもしろかったけど最後がもう少ししこりの残る感じで残念でした。
内容がけっこうハードなだけに最後はきれいにハッピーエンドにしてほしかった -
テーマがテーマなだけに重いです。だがそれが良い。
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"高校","いじめ","占い"などというラノベっぽい題材の作品ではありますが,この,直接肝臓ぶっ叩くような各章末と,なんかよくわからないモヤモヤが残るラストは,ライトノベルって枠組みでは縛れません.普通の学園生活からじわじわと,えげつないハシゴの外し方されるので,瀬戸口廉也作品とか好きな人は是非.
江波光則の作品
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