やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512625

作品紹介・あらすじ

孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう-そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。さえない俺がひょんなことから美少女と出会い…どう考えてもラブコメ展開!?と思いきや、雪乃と八幡の残念な性格がどうしてもそれを許さない!繰り広げられる間違いだらけの青春模様-俺の青春、どうしてこうなった。

感想・レビュー・書評

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  • 性格がひねくれてるいかにも陰キャぼっちが女の子に囲まれてラノベ的展開を繰り広げる感じか〜と思って読んでましたが、最後のシーンでそっちの方向に行くのね!?ってなりました。
    私自身はリア充に対して別に何も思わない陰キャぼっちなので、ラノベとかでよく見る典型的陰キャ像に若干辟易してて途中で読むのやめよかな...と思ってました。
    でも最後の方は、その後の出来事をどう切り抜けるのか楽しみになる展開だったので2巻も読もうと思います!

  • お気に入りの作品です。
    言葉遊びやオマージュ、ネタが満載で、アニメ、ゲーム、マンガ、ネット好きにはたまらないです。
    主人公に自己投影しまくるし、物の見方の角度がたまらないです。

  • 友達に勧められて読んだライトノベル第二弾。こっちに関しては絶対に自分との相性が悪いだろうなと思ってたからこちらからは触れないようにしてたのに。執拗に勧めてきた友達を知人に格下げするくらいには恨めしいぞコノヤロウ。
    ラノベの感想を書く度に言ってる気がするんですが、自分は「卑屈でどこか大人びたふりしてるけどやる時はやっちゃう」系の主人公が苦手で。なんでかっつーと多分同族嫌悪に近いんですけど、自分が学生時代にそういうスタンスを取っていたからなのです。うーん中二病。
    なので、今作の主人公である比企谷くんはもう、すんません、本当に無理でした。歴代トップで無理でした。てか無理だろうなって分かってたから関わらないようにしてたのに、執拗に勧めてきた知人を他人に格下げするくらいには許しがたいんですが……どちら様でしたっけ?
    スクールカーストの低い位置からネチネチと上位層を悪く言ったり印象悪く捉えたりしてるけど、逆の立場からしてみたら嫌いになるだろこんなヤツとしか思えなくてつまりはもう自業自得で……ぼっちでも十分楽しいんだからそっとしといてくれよっていうメッセージはわかるから、ならお前もその被害妄想やめろよと。そんな主人公に感情移入できるはずもないのに脳内がそのまま文字になった地の文を読まされ続けるのはただただ辛い。嫌いな人が冗談を言っても笑えないように、半強制的に全てのネタが滑ってるように感じてしまうのも苦しかった……。
    ☆1なんですけど、これは主人公との相性がマイナスに触れている結果です。ラノベならではのお約束感がそのまま安心感に繋がるヒロインとのやり取りとか、どうみても美少女なんだけど男子……ってのは懐かしさも込みで好きだし、しっかりと世間に受けるものを狙ってヒットしてるんだから、作品としての質は間違いなくしっかりしてるってのは素直な印象です。若い頃に読んでたら手放しで崇めてただろうし、こういうのが楽しめないのは歳を取った証拠なんだろうなとも思う。でもやっぱり、主人公が無理!

  • 主人公のモノローグがバンバン入ってくる系ラノベ。
    個人的には好きです。
    アニメを昔見たことがあったので、なんとなく覚えてる内容だったけど、面白かった。
    どのキャラもわりと面白い。

  • オーディブルにて。

  • そのひねくれた性格も合わせて。

    基本斜に構えていて正論じみた皮肉を吐き出す。彼に青春ラブコメはまちがっていて、特に誰とも救っていない。
    でもね、斜め下すぎるやり方で、八幡くんの優しさがわかる。なにやら掬われてしまう感情がある。死にいくだけだった感情が息をする。
    私にだって、飲み込めないけど、青春があってそれはまちがっていて、正解なんだ。

    そのひねくれた性格も合わせて、大好き。

  • 最近のラブコメはヒロインや主人公が好きになってる状態から始まるものばかりですが、この作品はヒロインの主人公に対する罵倒から始まるのでとても気に入りました。難癖のある主人公の考え方やヒロインの毒舌がとても面白い作品です。似てないようで似てる、そんな二人のラブコメを見て届けたいなと思います。

  • 『AURA』と『僕は友達が少ない』の中間にある『電波女と青春男』みたいな
    ライトノベルなキャラクタが青春であることにこだわるお話
    当事者意識が個性強調との座り悪さを楽しむようなつくりだが
    (つまり高校生自身が青春と口に言うことが「ライトノベル」)
    比較して中途半端
    キャラクタの魅力あるエンタメとしての配分は真似しがたいところかもしれないが
    中高生相手なのにそういうことをする作品は少ないのでがんばっていただきたい
    当事者たる中高生がこういう「青春」話を楽しむかはともかく

  • やっぱり八幡のひねくれ具合は最高だな。八幡の独り言が多い印象

  • 読み返すことで、主人公のものの考え方が違って見えてくるかもしれません。自分にとっての青春とはどんなものか、それによってこの作品の感じ方は変わりそうです。読後の余韻は特になく、毒にも薬にもならない、まさにライトノベルといった印象です。
    主人公の八幡君、ヒロインの雪乃さんは、青春の表面的な面ばかりでなく、自身の苦い経験や友達づきあいの乏しさから、独特の「青春観」を持っています。エピローグの作文の中で語られた彼なりの青春は、ひとつひとつはささやかながらも幸せなひとときの高校生活でした。主人公はそうした自分の青春を、「敗北や失敗もすべて振り返れば良い思い出にしてしまう青春フィルター」を通した青春と一緒くたにしてしまうことが嫌なのでしょう。
     ただ、本編中で主人公の青春観が語られることがなくひたすら高二病のいやなやつとして描かれるため、序盤は「ひねくれ者」の主人公になかなか感情移入できませんでした。

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