うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫 や 1-8)

著者 :
  • 小学館
3.96
  • (7)
  • (8)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512878

作品紹介・あらすじ

「今日、地球上から魔女が絶滅しました」-。魔女が、絶滅危惧種として保護されている世界。学校をサボってばかりの俺のもとに、ある日、空から降ってきたのは、ちょっと不思議な女の子。変なことばかり言うし、なぜか偉そうだし、ちっとも素直じゃないし、猫としゃべるし…!?誰かと仲良くすることなんて、舞いと思っていた。独りで生きていくと思っていた。そんな俺に「ヒメ」と名乗るその娘は言い放った-「私がデートしてあげる!」…恋をすると世界は変わる?第二弾はボーイ・ミーツ・リトルプリンセス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神秘的な部分は1巻に譲り、次は魔女と少年の出会いを、別の視点から、そして主人公の成長が描かれます。キャラクター設定、敵の質が前作とは大きく異なっていて、怪音波(魔女語?)を話すような生物学上の魔女ではなく、どちらかと言えば伝説上の魔女に近い魔女が登場しました。
    気に入らないことがあればすぐに考えることをやめ、独りよがりな考え方にとらわれていた主人公の敦也君でしたが、ヒロイン・ヒメとの出会いを通じ、エピローグでは「人間って良い人ばかり」というファンシーな目線で身近な人たちを見つめ直しています。こうした「登場人物の成長」という描写があると読後感があってよいですね。
    一点難を挙げるとすれば、前作のキャラクターが全員魅力的すぎて、個性の面でステレオタイプな「不良」と「ツンデレ」感が出てしまったことでしょうか。
    結論、次巻が楽しみです。

  • 前作のミラも可愛かったけど今作のヒメも可愛かった……

  • まさかの続刊.逆にどう繋げるのか気になって読んでみたけど,ザッピングとは.主人公の不幸な生い立ちと今回の魔女の考え方がしっかりとかみ合っていて,とてもハートフルな内容.主人公が魔女に対して一般的な知識しか持っていない,という設定が,人と魔女の交流をうまく引き立てていて,個人的には前巻よりもよかったと思う.

  • いわゆる続編ではなく、もう1つのお話。
    1巻とはまた違う感じだけど、ラストがいい。
    何かを経験しても、急に成長するなんてことそうそうない。でも、何かが少し変わって見えるようになることは結構ある。そういう何気ないことが大切なのかなあと。

  • 1巻を読んだ上での期待よりもboy meets girlすぎて最初は戸惑ったけど、ちゃんと女の子な話だったのが良かった。同時進行の話にするとは思い切ったなとも思ったけど、キチンとまとめられてて良かった。
    ミラの「ねこー」も聞けて満足じゃ。

  • 1巻の終わり方でまさか続巻があるとは思わなかったシリーズ。主要登場人物が変えるとは予想外でした。1巻ほどインパクトはないのは前の話で結末が予想できるからかな。しかしこちらも温かく切ないお話。ヒメも可愛いらしい分ラストでくるものがありますね。この調子でまた別の魔女の話もあるのか?

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

北海道出身。 「学園カゲキ!」 (ガガガ文庫)が第1回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞を受賞。同作にてデビュー。他の著作に 「バグゲーブレイカー!」 (オーバーラップ文庫)など。

「2017年 『ぜったい転職したいんです!!2 ~ネクロマンサーはアンデッドに憧れる?~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山川進の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×