やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (4) (ガガガ文庫)
- 小学館 (2012年3月16日発売)
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感想 : 63件
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784094513325
作品紹介・あらすじ
ぼっちの夏休み。群れず、騒がず、働かず。
夏休み。
誰とも会わず、遊ばず、一人悠々自適な生活を送る八幡に、平塚先生から招集がかかる。キャンプ場でのボランティアを強制される奉仕部だが、なぜかそこにいたのは葉山、三浦などの「リア充」組。
「君たちは別のコミュニティとうまくやる術を身につけた方がいい」
強制的に発動された「青春」っぽいイベントに、八幡たちはどう立ち向かう?
水着に花火に肝試し。キャンプの夜の会話、そして風呂?
さらにはそれだけじゃない、予期せぬ出会いやハプニング。
大人への階段――。
夏休みは、ぼっちにとって味わいたくない(!?)危険な誘惑でいっぱい。
由比ヶ浜や雪乃たちとの関係にも、進展が……?
相変わらず間違い続ける青春、第四弾!
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さや自己肯定感をテーマにしたこの作品は、主人公・八幡の成長と葛藤を描いています。彼は青春の中で「善人」と「悪人」の境界が曖昧であることに気づき、自分自身の存在を受け入れる過程を経て、周囲...
感想・レビュー・書評
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善人とか悪人とか
きっと限りなく八幡くんはグレーで、でも人ってそんなもん。明確に白な人も、黒な人も、いない。
だけどそれでいいんだよね。そのままで、逃げて、社会を否定して、自分を肯定して。自分だけは、自分を肯定して。
大丈夫だよね。たぶん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
“「何してんのお前ら、っつーかなんで水着なの」
息切れしない程度に駆け寄った俺が質問すると、
「わっせろーい!!」
小町にばっしゃーと水をかけられた。頭から水をかぶり、髪を伝ってぽたぽたと滴が落ちる。……冷てぇ。
上がりかけたテンションが急激に下がってきた。おいおい、こんなのトイレの個室にこもったときだってやられたことねぇぞ……。
一瞬にしてどんよりとした瞳で小町を睨めつけたが、小町に反省の色はなく、けろっとした様子でさっきの質問に答える。
「準備で暑くなったから水浴びだよ」
「水着は平塚先生が川で遊べるって言ったから……てか、ヒッキーこそなんでここいんの?」
由比ヶ浜は水着なのが恥ずかしいのか小町を盾にしながら質問を返してきた。
「いや、俺は顔洗いにきたんだけど……」
「そんなことより!」
話の途中で小町がカットインしてきた。
「ほらほら、お兄ちゃん新しい水着だよ!」
小町はぐいっと見せつけるようになんだかよくわからんポーズをとった。
薄いイエローのビキニはふちがフリルで彩られ、南国トロピカルな雰囲気を醸し出している。小町が元気よく水しぶきを上げるときらきらと輝いて見える。なんだよ、これスプラッシュスターかよ。ひとしきりいろいろなポーズをとったあと、小町がじっと俺の目を見る。
「はい、感想は?」
「ん、ああ。そうだな、世界一可愛いよ」
「わぁー、適当だなー」
小町があからさまにがっかりした。いや、っつーか、お前家でもそういう格好だしな……。”[P.197]
気づけば夏らしいことをしてましたっていう。
留美ちゃんの件は……一番何とかしてやろうっていう解決策だろうけどそれを実行しちゃいますかーおわー。
リア充チームとのやり取りも意外とスムーズで。ぼっちが分からない葉山くんは、でもそれでも良い人だよなぁこれ。
Yで気づいたけど二人とも名字も名前もY始まりじゃないですか……。
雪ノ下さんと葉山くん辺りの過去が予想はつくけど気になる。
あと轢いた車の件も比企谷くん気づいちゃったね気になる。
渡さんは自身の名前あたりからも名前に同じ音をくり返していれるのが好きなのかな。
“「……なぁ、もし、ヒキタニくんが俺と同じ小学校だったらどうなってたかな」
その問いに俺は即答する。
「決まってんだろ。お前の学校にぼっちが一人増えるだけだよ」
「そうかな」
「そうだろ」
やけに自信のこもった声になってしまった。暗闇の中で、葉山が漏らす忍び笑いが微かに聞こえる。その笑いを誤魔化すように葉山が小さく咳払いをした。
「俺はいろんなことが違う結末になったと思うよ。ただ、それでも……」
まるで言葉を選ぶような間だった。
「比企谷君とは仲よくできなかったろうな」
…………。予想していなかった言葉に一瞬、意識が空白になる。誰とでもうまくやることができる葉山が、こんなことを言うなんてな。俺は一呼吸おいてから、ちょっと恨みがましい声を作る。
「……ひどいな、お前。今ちょっとショック受けたぞ」
「冗談だよ。おやすみ」
「おう、おやすみ」
俺はこのとき初めて葉山隼人という存在を正しく認識したのかもしれない。葉山が比企谷八幡という存在を正しく認識したのと同様に。
優しいだけではなく、どこか苛烈さを秘めた声音。
あの言葉に嘘など何一つないのだと、俺は直感していた。”[P.276] -
> 寂しいくせに「かまってほしい」言えずに何回はにかんだ?
> 今の自分が最悪(カワイソウ)だって誰がどうしていつ決めた?
> あきらめない事がかっこ悪くは感じない。
Hysteric Blue「グロウアップ」と『学校の怪談』を小ネタに取り上げていましたけど、なんか深読みが捗るなぁ。
比企谷八幡(+雪ノ下雪乃)と鶴見留美は互いにシンパシーを覚えているけれども、八幡が求める「本物」は、結局のところ留美が欲している答えとは本質的に相容れない、のも事実なのだろう。
気がつけばラビリンスな人生を、彼女は必ずしも志向していない。 -
B913/ワ/4
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林間授業でのボランティア回。
4巻からギアが上がった気がします。なんとも言えない後味の悪さがすごく染みます。
キャラクターの多面性が見られてこれからの展開が楽しみです。 -
小学生向けバーベキュー会。
孤立した子の問題を、どう解決するか
メンバーそろって、面白かった。
最後の雪乃のとこは、次の回に進展するのかな。
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夏合宿で、小学生との交流をしつつも、登場人物達が徐々に成長していくという回ですね。主人公の精神的な良い意味での幼さが、周りの人間を動かし、まわりの人間の人間的成長にも繋がるという感じで、面白い回でした。主人公が徐々にリア充化しているので、爆発しろと思いつつ、ラブコメとしては正しい流れになっているなぁ、と思ったり。
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夏休みだからお家に……とは行かない奉仕部+リア充組が小学生の面倒を見るお話。
小学生だからこその純粋さを感じ取れたり、高校生だからこそこの先のことを知っていて諭したくなったり……
何よりラストの文面の意味することが気になる。
アニメ未視聴のためこの先の展開が楽しみ。 -
いまのところ6巻と並んで完成度の高い4巻「残念、千葉村でしたー!」
アニメ視聴済みだが、こまかな局面、場面転換が拾えてよかった。
また、テーマを夏目漱石「こころ」の有名なフレーズで表現しているところは初めて知った。
この方は、冒頭、クライマックスにこのような印象的なフレーズを二重使用する癖があるようです。 -
キャンプで子供の面倒みる話。
これまでで一番つまらなんだ。
千葉で梨なんかやってるんを知らなんだわ。どこで売ってるんやろか。 -
続き。図書館で。
ん~。ヒキガヤ君と妹ちゃんのやり取りを読んでいると彼は別にコミュニケーション能力に欠けている訳でもないのに何で孤立してるんだろ?と思わなくもない。彼がこだわるほど周囲は彼のことを気にしてなさそうだし上手く立ち回れば友達の一人や二人出来そうだけどな。ま、彼はその上手く立ち回る気がまるでないので友達が居ない状態に甘んじているというかそれで良いと思っているので友人が出来るはずもないんだろうけど。
ただ「ハブ」は周囲が一人を孤立させるのに対し「ぼっち」は個人が選んで一人の状態に居るという主体性も出てくるんだなぁとなんか納得しました。だからヒキガヤ君はハブられてる訳でなくボッチなのだな。
そして臨海学校。ボランティアってもっと馬車馬の如く働かされるモンじゃないんですかね?ちょっと配膳手伝ってレクのお手伝いで終了。(そして梨とかリンゴを丸のまま剥くって描写がアニメとか漫画にはよく出てくるけど四つ割にしてから剥く方が楽だし綺麗に出来ると思う。一人一個丸かじりするなら話は別だけど。)さらに自由時間はボランティアスタッフだけで川遊びとかなんか…めっちゃ楽そう。そして何かあったら俺たちに声をかけてくれなんて葉山君は言ってるけど何かあった時の対処方法…きちんと責任者とか本部とか把握しとるのかいな、と不安になりました。そして最後の解決策は後で保護者から苦情が来るレベルだと思う。結局のところ汚れ役を引き受けた葉山一派は懐が広いな。ヒキガヤ君は立案だけで表には立たないからアレ、苦情が来ても矢面に立つのは葉山君だもんな…。
個人的には一人でもいいんじゃない、とは思う。無理に仲良しこよしゴッコをさせようとしたところで無理だしねぇ。ヒキガヤ君に奉仕部が与えられたようにどこかに逃げ場があればそれで良いと思う。学校にも家庭にも逃げ場が無いのは本当につらいだろうと思うけれども。(そういう意味では可愛い妹がいる時点でヒキガヤ君は真のぼっちではない気がしなくもない。猫も居るし。)
なんか京葉線とか海浜幕張とか本当にご近所さんって感じの小ネタ満載でその辺りがじわ~っと面白い。私も麦芽ゼリー好きだったなぁ…。いまだに給食に登場するんだろうか?そしてシタールは美味しいですよね。 -
メインキャラも出揃ったようで(注1)、このあたりから、まじぼっち話になってきた。ふーん、昔のシカトは今はハブるっていうんだ。ぼっちの気持ちがよくわかる管理人は、涙がにじんできて、、、2軍リア充のチー君にはわかんないよっ!と文庫を投げつけたら、ゆきのんの大事な表紙イラストが折れちゃって、さらに涙(ToT)。あいかわらずの小ネタがちらほら。梨の生産量日本一(注2)とか、県民のおやつ麦芽ゼリーとか、誕生日順のクラス席順とか、無駄な千葉知識が、僕的にはポイント高い!
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2013年読了
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27.5.20
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夏休みの林間学校でのボランティア活動の話。奉仕部に加えて、F組の上位カーストである葉山くんのグループも参加しており、意外にも、この葉山くんがかなり物語に関わってくる。
水着あり、肝試しあり、キャンプあり、花火ありと、夏休みならではのみどころ満載で、登場人物も多いのでかなりにぎやかな巻となっていた。かたや、恒例の奉仕部の活動が、葉山くんたちも交えて、いつもよりもシリアスぎみで、自分自身の経験も含め、色々と考えさせられるものだった。
このシリーズは巻を重ねるごとに面白くなっていっているように感じる。徐々にではあるが、平凡な学園生活から、色々波乱に満ちていきそうな展開を見せているので、ますます目が離せない。 -
人間関係の本質を見事に捉えた描写に舌を巻く。
また、それらを表現させるのに年下の小学生達の面倒を見る。というところが自然でとても良い。
アニメでもこの話から俺ガイルが好きになった。
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