- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513530
作品紹介・あらすじ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。ですが最近は、クレーム受付担当の様相を呈しておりまして……。
TVアニメ放映中の「人退」最新刊!
田中ロミオ メディアミックスプロジェクト【PROJECT ROMEO】も進行中!
感想・レビュー・書評
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積んでたのようやく読了...ってもう8巻出るの?出た?の?
モンペと学級崩壊とネグレクトな一話、数巻にわたるヒトモニュメント計画の完結と人工知能の二話。妖精さん要素は控え目ですが面白かったです。 -
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はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。
『人類は衰退しました』、アニメの初回を見たとき
パステルカラーの...はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。
『人類は衰退しました』、アニメの初回を見たとき
パステルカラーの背景や、可愛らしい作画からは想像もできなかった
ちょっと毒のあるシュールな世界観に、「おお!」と唸ってしまいました。
アニメはだんだん時間を遡っていくような構成になっていましたが
原作はまた、ちょっと違うのでしょうか?
本棚に並ぶ本がとてもバラエティに富んでいてとても楽しいmikutiinokuchiさんの
本棚とレビュー、これからも楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします(*^_^*)2013/02/03 -
アニメのラストは時間をさかのぼりますよb
他は何とも言えないです。時系列に関しては詳しく考えていないので(・w・;アニメのラストは時間をさかのぼりますよb
他は何とも言えないです。時系列に関しては詳しく考えていないので(・w・;2013/02/20
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『人類は衰退しました』第7巻。
『妖精さんたちの、ちいさながっこう』
里の寄り合いでのどこの誰かの発言を発端に、学校再生の要望(要求?)が調停官事務所に届けられる。所長である"祖父"に教師役を押し付けられた"わたし"が預かるは、3人の問題児。やりたい放題の彼らにモンペの親も加わって、"わたし"は我慢の限界に達し―――「おはようございます……とあなたがたが言え」。
『人類流の、さえたやりかた』
気が付くと、わたしは人里離れた土地で手首と両脚に枷を嵌められた状態で佇んでいた。自分の名前や家族のことなどは思い出せるが、直前の記憶が蘇らない。なんとかクスノキの里に帰還するも、なぜか里は壊滅状態に。一体何が起こったのか―――。
これまで二編収録の場合は、どちらか一方は気軽な内容となっていたが、今回はどちらも内容が濃い(個人的印象)。『ちいさながっこう』で「問題教師」に変貌する"わたし"ちゃんは最高に面白かったが、作品としては『さえたやりかた』の方が良かったかな。やはり「あっ」と言わせられる快感は堪らんね! -
問題児の先生と里の崩壊。
[ちいさながっこう]
モンペもモンチも恐ろしい。
人類はもともと超能力的力を持っていたけども、歳を得て人間になるに従ってその力を失っていくということかな?
家庭問題も「わたし」らしい〆方で終わってよかった。
[さえたやりかた]
騙されたー。
命令口調だったのは機械語で会話していたからということなのね。
理解すれば納得です。
これにてヒト・モニュメント計画は完了? -
「妖精さんたちの、ちいさながっこう」は、主人公の少女がクスノキの里の住人たちの要請を受けて学校の先生をすることになります。彼女は、三人の生徒たちのわがままと、その親たちの理不尽な要求に苦しめられます。
「人類流の、さえたやりかた」は、「わたし」が記憶をうしなってしまったところからスタートします。何者かが彼女のゆくえをさがしますが、その追跡を振り切り、彼女は物語の真実にたどり着きます。
妖精の不思議な力によって予定調和的に問題の解決にいたるふわふわした話もおもしろいのですが、今回はきっちりとした設定にもとづいて種々のネタが展開されています。その意味では、サブカルチャー的な批評性が強く感じられる内容に感じられました。 -
[評価]
★★★★★ 星5つ
前半、後半で2つの物語構成となっている。
前半は人類が衰退する時代に生まれた子どもたちとわたしちゃんの物語。子供に四苦八苦しているわたしちゃんが猫をかぶるのをやめた辺りからがとても面白かった。
しかし、最後の展開には驚かされたが、わたしちゃんの行動で救われたような気がするよ。子供は大人の態度を敏感にかんじとっているということなのかな。
後半はネタバレになるので詳しくは書かないが、意外な展開でビックリしたが面白かった。 -
学校なくなってるのか…それなのに学校への要求が高いのは、親世代はまだ学校があった時代だってことなんだろうな。
主人公が最後の世代なんだろうか。
話としては後編の話の方が好きかな。
新たな形の妖精さん。 -
「痛む関節を酷使して、やけに重たく感じられる身体を前方に押し出します。自分の内にある歯車がやっと動きはじめた気がします。こんなことで充実を覚えるようになったら人間おしまいだとは思うのですが、冷静に考えてみたらすでに人類は終わっていたのでした。
やるべきことをやりましょう。
よりよい衰退のために。」
イラストが変わって初の続き
前のイラストも合っていたけれど今度のもこれはこれで
「目だけ笑っていない」妖精さんもうろんげな「わたし」も良い感じ
内容はここのところわりとてきとうだったが
今回は荒いながらもファンタジーしていて良い出来
1話目が「児童文学」で2話目が「SF」だが
ファンタジーというくくりの万能さよ
「児童向け」「かがくてきな」という括りすらとりこんでなお雄大
どちらも味わい深く1巻以来の出来ばえかも
もっとも5月に読み返した1巻すら良く覚えていないけど -
人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)