下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (6) (ガガガ文庫 あ 11-6)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514858

作品紹介・あらすじ

エッチなのは素晴らしいことだと思います。

「とりあえず、明日は《ラブホスピタル》にカップルとして潜入しようと思うのだけれど、なにか意見はあるかしら、そこの《妖怪乳転がし》さん?」
…………これって僕が指名されてるってことで間違いないよね?

卑猥に関わる全てのものが取り締まられて16年。政府の圧力は常軌を逸し、人々を洗脳するかの如き偽りの事実をブチ撒けていた。卑猥な知識を身につけることで発症し、子供を作れなくなる病気《こうのとりインフルエンザ》。そして、その検査・治療施設《ラブホスピタル》……。
って、そんなアホな!?

華城綾女(かじょう・あやめ)率いる《SOX》の面々は、敵情視察と攪乱のため、連続不倫作戦やエロ本押し売り作戦を敢行する。エロにまつわる全てを守るため、政府に反旗を翻す。
しかし、駆け巡るリビドーの奔流にのまれ、いきり勃つ奥間狸吉(おくま・たぬきち)と冷静な綾女の間には、大きな割れ目が生じてしまって……。《SOX》そしてこの国の行く末はどうなってしまうのか?

善導課、PTA、《SOX》。あらゆる勢力の思惑がエロを巡って交合する!
受精の真相を覆す6発目。 よろちくび!

感想・レビュー・書評

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  • 性的表現を完全に抹殺し子供が生まれる行為すら隠し、異常な健全化?が達成された無茶設定な世界。
    よく続くもんだなぁ。
    下ネタ創作の尽きない著者さんのパワーには頭が下がりますw
    しかし終着点はどこなんだ?(^^;)

  • 苗字がエグイ。

  • ネタバレ 隠蔽された規制目的が優生思想という新法、ニセ情報をばら撒き、意図する方への世論の誘導を企図し実行する政治。ディストピア色が愈々亢進する中、第一清麗指定都市への卑猥デモ行進がその諸悪を叩き潰す。◇問題意識の強度は相変わらず。下ネタは、成程数とスピーディさは若干見劣りするも、面白さは確保。が、ストーリーは流石にご都合に流れてやしないだろうか。荒削りだが力技で物語を展開させた1巻の良さが影を潜めているよう。◇とはいえ、笑いとディストピア世界への風刺とを両立させようとする意欲作なので、著者には是非頑張って欲しい。

  • 相変わらず息をするように下ネタが出てくる華城先輩はともかくとして、狸吉視点の地の文読んでるとこっちも大概だよね(笑)そんないつものノリの中でも本編は割と重め。今回は大人・体制の思惑ですかね。ソフィアさんが凝り固まった思想じゃなさそうでよかった。しかし娘さんは暴走方向にしか進んでませんが…(笑)華城先輩もややめんどい方向に行きそうな感じなのでもう狸吉はアンナ先輩に喰われちゃえばいいんじゃないかな(投げやり)

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