夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫)

  • 小学館 (2014年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784094514889

作品紹介・あらすじ

その夏、彼女は記憶を失った――。

夏休み。桜間さんが事故で記憶を失った。
桜間さんといえば、完全無欠の「正義の人」にして、クラスの誰もが認める超美人。そしてなんの間違いか、僕、峰康の“カノジョ”でもある――。そんな桜間さんが、記憶喪失。
ゴシップに飢えた高校生たちにとっては、格好のエサだ。安いメロドラマを求めて僕にまで群がってくるやつらに愛想笑いを返しながら、僕はお見舞いにも行かなかった。行けなかった。好奇の目から逃げるように桜間さんを避けまくっていた僕は、2学期早々、彼女と気まずい再会を果たす。彼女は僕のことも完全に忘れていたわけだけど――「あなたは、私が一番嫌いなタイプの人間だと思います」――うん、まあ、全力で嫌われました。僕としてはそれでよかったのだけど、何故かとんでもなくお節介な先生のはからいで、僕は風紀委員である彼女の補佐を拝命することになってしまう。数少ない友だちの水井や、桜間さんの友人・宮井さんにも後押しされながら、僕らはもう一度、一から関係を築いていこうとするが――。小学館ライトノベル大賞にて優秀賞を受賞、ゼロどころかマイナスからはじまる等身大青春グラフィティ!

感想・レビュー・書評

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  • 1巻完結。『青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない』の作者さんだった。どちらもマイナスに屈折している主人公だ。正義に唾を吐かないだけ、この作品の峰の方がマシか。
    頻繁にサボり苦しいことから逃げ続ける峰がゆく着く先はスーパーで迷惑行為をはたらく田所老人なのか?正論で世間を糾弾しかできない桜間もまた行く先は田所老人と同じ孤独死なのか?でも桜間に悪いところは有るのか?何度言っても髪色を戻さない、無視する唐木を責める彼女になんの落ち度があると言うのか?作者さんは有ると思っているのか?甘々なラブコメに後ろ足で砂をかける、欠けた者同士が互いに寄り掛かることで生きようとし始めるラブコメ。最後の子供何人産もうかの会話は好き、桜間さん頑張ってね、二人と言わず何人でも。

  • 記憶を無くした少女と、その少女とつきあっていた少年の物語。失われた記憶を巡る話になるのかと思いきや、リセットされた記憶という設定から生じる謎のスケールは小さく、何故二人が付き合い始めたのか?という謎にしか作用されていないのが非常に勿体無く感じる。正直記憶喪失設定がなくてもできる物語ではあるし、ただの交際のやり直しでしかないのは残念だった。ヒロインの少女は潔癖な風紀委員という役割だが、普通の高校でこういう体制側のキャラクターがまともな高校生活を歩めるとは思えない。何かしらの強大な力の後ろ盾があるなら納得がいくが、単に気と口が強いだけならどうとでもなるし、途中クラスがヒロインの存在を受け入れつつ、風物詩のように扱っていながら、ラストでそういったハブにするのはとても違和感がある。ようは取り巻く環境、舞台設定のツメが甘く、二流のギャルゲーといった印象。ただ交際を通じて弱点を作るというエグさや、主人公の人を斜めから見た人付き合いの苦しさなどは、高校生の心情を上手く表していていいとは思う。

  • 最終的にハッピーエンドだけど
    モヤモヤする…

  • 自分が傷つくことを嫌って、他人と間に微妙に距離をとっている峰くんと、正直者がバカを見る現状を許せない桜間さんの、青春物語。気の置けない友人がいたことが、某比企谷くんとの違いかな。こういう直線的な青春ものは好きだけど、ぶっちゃけ記憶喪失ネタなくても話が成立した気も。
    最後峰くん人格変わってないか?

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