ケモノガリ (8) (ガガガ文庫 ひ 1-10)

著者 :
  • 小学館
4.00
  • (6)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514926

作品紹介・あらすじ

それでは、旅の終焉を始めよう。

才能は必ずしも発揮しなければいけないわけではない。

爆弾を作る天賦の才があったとしても。爆弾を作れば誰かが傷つくだろう。
人を殺す才能があったとしても。人を殺していいわけでもないはずだ。
なのに、僕は人殺しを選んだ。その時点で、誰が何と言おうと許されない。
罪は背負うと決めていた。その先に何が待っているかも理解していた。
それでも。ケモノを狩るためにケモノガリと成り果てた。
悪を狩るために、悪を許容することを選んだのだ。
正義ではない。正義を掲げるほどに、己の手が綺麗なはずはない。
だが全くもって躊躇いはない。あるのは幾許かの恐怖と高揚感。
様々な苦難を乗り越え、結末が、やっと見えてきた。
決着をつけよう、同じ才を持ちながら異なる道を選んだ者よ。
赤神楼樹は、最後の戦いに挑む。

アスライアとの最終決戦を控えた楼樹は家族の記憶を、友人の記憶を忘れ、人間らしさを捨てていく。そうやって殺すことだけに特化した存在になりながら、楼樹は決死の戦いへと歩を進める――。

殺人の才能をもつ少年の物語、ここに終幕! 興奮必死の終焉を見よ!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最終決戦。
    人殺しの才能を持つロキとアストライア、
    表裏一体の彼らの死闘とか
    シャーリー最後の戦いとか
    盛り沢山ですね。

    シャーリーの子供の名前にニヤニヤ

  • ケモノを狩るために生まれたケモノガリの終着点が描かれた巻。

    前作に続く最終戦。
    最後まで戦いばかり。
    恋愛面はあっさりという印象。
    好敵手との決着。
    黒幕と組織誕生の謎解明。
    出てくるキャラたちが、みんな普通じゃなくて普通ってなんだっけって考え直させられた。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

シナリオライター、小説家。代表作に「Fate/Apocrypha」(小説)、「Fate/Grand Order」(一部シナリオ)など。

「2022年 『デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東出祐一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×