下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (7) (ガガガ文庫 あ 11-7)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094515114

作品紹介・あらすじ

妊娠させたら、もうおしまい。狸吉危機一髪

『狸吉。ま●ことアナルは用途も似てるし位置も近いけれど、別物なの。一つの穴にはなれないのよ』
その理屈はさすがにどうかと思ったね。用途全然違うからね。

華城綾女(かじょう・あやめ)の独断で《SOX》は分裂した。分裂した後も彼女らは、それぞれ《右玉》《左玉》にわかれて、それぞれ下ネタテロ行為を続けていた。その混乱に乗じて、鬼頭慶介(おにがしら・けいすけ)は《SOX》を再起不能にするために動き出す。

「卑猥な知識を持つ少年が、純真無垢な少女を妊娠させたら……?」

《SOX》の信用を失墜させるには、簡単な一手があれば良い。
一方、狸吉は綾女を説得してまた一つになりたい! と、とある作戦を敢行していた。その最中、アンナと共に無人客船に閉じ込められる。媚薬の香る無人客船。アンナはもちろん、なぜかついてきていた不破氷菓まで発情し、事態はよりややこしいことに。
捕まったらヤられる……!
男としての尊厳を守るため、そして《SOX》を再び一つにするため、己の貞操をかけた狸吉のサバイバルが幕を開けた……。

アンナ、妊娠なるか!? 着床覚悟の7発目! よろどぴゅ!

感想・レビュー・書評

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  • 少し前の巻はマニアックすぎだと思ったけれど、今巻はシンプルな掛け合い漫才の面白さが復活した。
    今巻のポイント、大きく分裂した組織の行く末とアンナに現れた異変ってとこかな。
    この作品の終着点はどこなんだ?w

  • 左右玉シリーズもう少しみたかった。

  • これは、サイキック・ホラーだ。ストーカー型面倒な女の、歯止めのなさが大炸裂。◇一方、純情自己完結型面倒な女も健在。◇芸術のみに史上の価値を置く、面倒な女。対決には公平さ、同じ土俵で、と考えすぎの体育会系面倒な女。科学の観察に至高の悦びを見出す、マッド・サイエンティスト面倒な女。何れも自己欲求の貫徹に余念がない。◇全くお腹いっぱいである。

  • 今回も安定と安心の下ネタ無双。綾女があまり出てこなかった感があるのに下ネタはいつものとおり全力全壊でした。表紙はそういうシーンだったのか…読んでみて分かる表紙(&扉絵)の恐怖(笑)狸吉と綾女はこんな作品でも(←失礼)何気にラブしちゃってる気がした。まあ綾女超めんどくさいけど(苦笑)そんな流れどこ吹く風、というか今回も何よりもインパクトを残したアンナ・ザ・ビースト先輩。狸吉の追われてる描写とかどこのホラー映画だよ(笑)ラストの引きも含めてまだまだアンナ先輩のご活躍は続きそうですね(ニッコリ)

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