妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫 ひ 4-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 418
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094515602

作品紹介・あらすじ

俺達はアニメの原作を書いてるんじゃない!

妹バカの小説家・羽島伊月は、人気シリーズ『妹法大戦』最新巻の執筆に苦戦していた。気分転換のためゲームをしたり混浴の温泉に行ったりお花見をしたり、担当への言い訳メールを考えたりしながら、どうにか原稿を書き進めていく伊月。彼を取り巻く可児那由多やぷりけつ、白川京や義弟の千尋といった個性的な面々も、それぞれ悩みを抱えながら日々を生きている。そんな中、伊月の同期作家で親友・不破春斗の『絶界の聖霊騎士』のテレビアニメがついに放送開始となるのだが――。
妹と全裸に彩られた日常コメディ、第2弾登場!!

感想・レビュー・書評

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  • 不真面目のようで真面目。京ちゃんの涙が心に刺さる。みんながんばっている姿が愛おしいけど、笑える。

  • 『妹法大戦』の第5巻執筆が進まない伊月と自作のアニメ化を控えた春斗を中心にしたドタバタコメディ。今回もおもしろい!那由多の執筆スタイルには度肝を抜かれる。天才ってやっぱりどこか違うなぁ。また京ちゃんが良い子すぎる。可愛い。さて作品がアニメ化するのも良い場合と悪い場合があって、売れた原作者は作品の価値がさらに上がるだろうけど、悪い方に出た原作者の苦悩はいかばかりか。悪いものを作ろうとするクリエイターはいるわけないし、全ては巡り合わせなのか…。それにしても要所要所で挟まれるベルギービールがとてもおいしそう。

  • 妹さえ2巻目なんですが、作中のボードゲームがけっこう面白いです。これをきっかけにボードゲームが気になった人もいたんじゃないかなと思いました。
    今回もこのアニメ知ってるってのが出てきて、楽しかったです!

  • 1巻は遊びが多めだったけど2巻は仕事多めだったようなそうでもなかったような…
    ライトノベル作家が書いてるからそこらへんのリアル感(?)が知れてやっぱり面白いなと思わずにはいられないあれ。あとキャラが魅力的。
    途中でちょっとウルってくるシーンもあった。
    続きも読む!

  • このあたりまではアニメ化された内容だった気がする。
    伊月って妹好きが異常なだけで、それ以外って普通な好青年なんだなぁと読んでいて思った。

    春斗さんが京に惹かれるのは至極当然。
    そう、世の中勧善懲悪ならいいんだろうけど、完璧な敵・悪者っていないんだよね。

  • 1巻に引き続き2巻も読了
    とにかく読みやすすぎる。
    これほどキチ●イが飛び交う作品もないだろう。
    前の巻はフラフラと遊んでいる印象だったけど今回は締切とネタだしに苦しむ巻だった。小説や漫画を描く人って体験を基にする人と創造で書く人といるが伊月が前者、春斗が後者なんだろうな。
    それにしてもホントに作家てボードゲームとか思考ゲーム好きなんだろうな。伊月は平坂先生本人なんだろうな。そして編集者の扱いが雑なのは恨みなのか愛なのか。
    アニメ化をネタに「変な話」を持ってくるのはズルいw
    実際の世界でも春斗が経験したようなことが起こっているのかと思うといたたまれない。きっと爆死したアニメの原作者はそれでもアニメを作ったスタッフを憎めないのかもしれない。
    TRPGのシナリオを作者から展開を予想するって芸当は実際でもできるのか知りたい。作家同士の読みあいって面白そうだ。

  • 作家の羽島伊月は、妹法大戦5巻の執筆に苦しんでいた。
    ボードゲームをしたり、温泉にいったり、カラオケいったり、編集部の地下にカンヅメになったり。。。
    最後に、まさかの春斗の爆弾発言。京ちゃん。。。

  • 名状しがたい冒涜的な妹のようなものが酷い(誉め言葉)。
    今回も面白かったよ。
    そうだよな。
    アニメが作画崩壊してて一番ショック受けてるのは原作者だよな。
    ラノベ原作のアニメで初な人は特に。
    どういうチカラを持ってるのか
    アニメ化連発する作家はどうなんだろ。
    一喜一憂するのか、それとも…。

    神はやはり神だったのか。

    次も買おう。
    出れば。

  • 平坂さんによるラノベ作家ラノベ第二弾。今回も作家の日常(っぽいナニカ)が描かれる中、業界の闇に切り込んだりしてます。アニメ化の話はなかなかエグいなぁ…。ヒットするのは数少ないとはいえ、スタッフとしても参加してる原作者は複雑な気持ちだろうな。原作の売り上げに少しは貢献してるならマシなんだろうか。最後の最後でラブ(コメ)要素が強くなりそうな流れだけど、私的には日常的な要素強めのも読みたいかも。

  • ラノベ部の平坂読と変猫シリーズのカントクの最強タッグ小説。作家あるあるネタが前面に押し出されているが、共感できない上にキャラクターの魅力が見えてこない。下ネタと裸イラストが多いのも電車内で読むのに困る。だがラストの、春斗のアニメ化話にぐっときてしまった。ここで初めて人間らしさ、ネタっぽい個性ではなく弱さが見えてきたからなのだと思う。まともな恋模様も出てきたようだしこれからにきたいしたいけど、作家あるあるネタの連発はきついし、千尋ちゃんの正体や思惑が投げっぱなしなのがつらい。

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著者プロフィール

第0回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「ホーンテッド!」が優秀賞を受賞しデビュー。
「妹さえいればいい。」(ガガガ文庫) 、「僕は友達が少ない」(MF文庫J)ほか。

「2021年 『〆切前には百合が捗る2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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