- 本 ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094516104
作品紹介・あらすじ
これが人生(クソゲー)攻略の最前線!
人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。
だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。
だから、クソゲー。
あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。
――だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。
生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。
しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって?
……普通は、そんなの信じない。
だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ!
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。弱キャラが挑む人生攻略論ただし美少女指南つき!
感想・レビュー・書評
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面白い。女の子がみんな魅力的。
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弱キャ友崎くん
著作者:屋久ユウキ
発行者:小学館
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
陰キャ男子と完璧少女のキュンラブ。 -
結構良い意味で生々しい感じだった。
そして、ピグマリオンの逆バージョンというか、それも良かった。
生々しいと思ったのは、女性のスッピン描写のところ。スッピン公開して、男に指導するところは、たぶん現実には絶対ないのだろうけれども、ヒロインのキャラクターとしての掴みがばっちり。極端な合理主義者。徹底している感じ。会話を録音して研究するとか。その徹底さが、主人公のゲームのうまさの徹底した合理的戦い方に共通していて、波長が合うポイントにもなっているのだろう。
あと、七海みなみが笑っているところとか、キャラの位置づけとか、空気の読み合いとか、なんていうか、高校ってこんなやばかったっけ!? といったところだ。私自身、人間らしくなれたのは正直最近のことなので、こんな複雑な駆け引きが高校生活で繰り広げられているのは、恐ろしいことだと思った。
アタファミというゲームがめちゃくちゃ流行っていて、リア充のあいだでも話題であること。そして、主人公がそのアタファミ日本一であるところ。ゲームの素晴らしさの哲学を語るところ。あと、オチのところで、ヒロインの日南葵をデートに誘ってOKとつかむところとか、すっきりして良かった。それと主人公の特徴として、誰も本音をしゃべれない空気の読み合いの中で、一人だけ「正直に話せてる」というのがヒロイン葵が、主人公の成長ポイントとして指摘していたところもいい。七海みなみの明るいキャラも全部作られた感じなのが味わい深い。むしろ一番闇が深いのが七海みなみなのだろうと読者に予感させる。巻頭カラーにのっている、いちゃつく七海と葵も、これ、男子に見せつけるためのいちゃつきなんちゃうかとか思うと、地獄だ。こえーよ。
私もマネキンのセットアップ買いをしてみたいと思ったものだ。高校生が読んだら、次の日から、おしゃれになれそうな、「指南書」だ。 -
最も良ゲーのトッププレイヤーである主人公が二位のクラスメートを師に、人生攻略を始める青春物語。
ゲームを主軸に人生や努力を描いていますが、冒頭でゲームに負け言い訳を続けたリア充と、主人公の人生に対する感想の重ね合わせや、反復が技巧的で、すんなりと物語に入っていけました。またヒロインたちも魅力的かつそれぞれに作品としての役割があり、物語を楽しみながら好感を持ちました。 -
夫曰く最近流行り?のイケてない主人公が女子に垢抜けていく系のラノベ。
テンポも良く読みやすかった。
ヒロインがどの子も可愛い。絵もきれい。 -
人生は、戦闘に勝ったときじゃなく、負けたときにこそ、経験値が入る
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人との話題の仕方一つでも人によって違うことや姿勢表現など確かに印象が変わるよなとは思い主人公が真面目の取り組むのが面白かったのと女の子が可愛いく書かれていてよかった。
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必要以上にお風呂とか、サービスシーンもなく(おっぱい大きなクラスメートの描写は多かったけど)人に見られることへの意識を努力で変えていくことを受け入れやすくお話にしてあって、面白かったです。魔法はないけど、高校生がゲームで日本一維持とか、多分無理だし、日南さんの存在がありえないから、その辺がラノベ設定かな?面白かったのと、小学校図書館に置ける内容なので、★一個プラス。
屋久ユウキの作品





