友人キャラは大変ですか? (6) (ガガガ文庫 た 7-6)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094517637

作品紹介・あらすじ

しっちゃかめっちゃかな学園祭編!!!

雪宮さんの体調不良から始まった第三部。
物語はおむすびのごとくころころ転がって、完全に俺、小林一郎の手を離れてしまった。

「まさかラスボスがダブルブッキングしてしまうとは……」

なによりの問題はこれである。
モッサリ魔神のトウコツだけでなく、あくどいキュウキの相手までしなくてはならなくなった。
例えるならFCバルセロナとの試合中に、レアルマドリードも相手にしなくてはならなくなった感じだ。

どうしたものかと悩む俺だが、日常は容赦ない。季節は秋、まもなく学園祭を迎える。
歌唱ライヴをやるという龍牙と四神ヒロインズのサポートも、当然友人キャラたる俺の職務である。

さらに、龍牙をメインに据えた女装メイド喫茶がクラスの出し物に決まり……?

くそ、明らかに手も足も足りてねえが、学園祭で主人公を輝かせられなくて何が友人キャラだ!
ぜんぶ並行しながら、龍牙を祭の主役にしてやるぜ!

カオスがカオスを呼ぶ第三部学園祭パート、ここに開宴!

感想・レビュー・書評

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  •  魔神・キュウキの陰謀が明らかになる六巻である。
     文化祭を前に、まさかの休戦協定が結ばれたこの巻では、トウコツの後始末編が展開されている。そして巻末では、そんな事態を裏から操り、第五の四凶・シユウを生み出さんとするキュウキの陰謀が明らかにされている。

     基本的には箸休め巻として機能している巻であり、佐々木さんが再出演したり、異界に出張中の小林家長男・シズマがちょい顔見世したり、男装中の龍牙がメイドやったりバンドやったりしている感じである。
     その中で、セバスチャンと雪宮さんの関係が清算されているのが前巻から引き続く物語上のスポットに当たるだろうか。
     文化祭の背後で展開された悲劇的な展開は、キュウキのラスボスとしての存在感をいや増している。どこかの宿主姿で安来節を踊っている魔神とは格が違うのだ。

     物語は盛り上がりを見せている。ここでは星四つ半相当と評価したい。

  • そうきたかーな展開やな。
    やっぱり白鷺がいちばんかわいいわ。

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