やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14) (ガガガ文庫 わ 3-24)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 750
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094517811

作品紹介・あらすじ

まちがい続ける青春模様、シリーズ完結。

季節はまた春を迎えようとしていた。
同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。悩み、答えに窮し、間違えを繰り返しても、常に飽きもせず問い直すしかない――新しい答えを知るために。
言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。
――だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだ――。
過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。
まちがい続ける物語が終わり……そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • 全巻通じて幸せな時間をくれた渡先生に感謝。最初の頃の奉仕部の活躍(特に八幡の自爆テロ)も良かったし、終盤の3人の関係をひたすら見つめて行く展開も読み応えがあった。いろいろ積み残した話(葉山と雪乃の関係など)もありそうなので、短編集での補完に期待したいです。若者だけのものにするのももったいないので、いつか一般文庫になって欲しいな。

  • これは「惰性と喪失を嫌った先にある人間関係が社会通念に照らして一般的であろうはずがない」ことを理屈っぽく説いた純文学。ではなく、自意識と世の中、あとそこに付いてまわる大事だったりしなかったりする他者との距離の取り方指南書&ついでにサイゼとマッ缶を布教しまくる千葉ぼっちコメディである。こんな青春ラブコメが間違っていないはずがない。

    これ読んでやっと、間違いだらけの青春を受け入れることができた気がします(でもまだ疑ってる)私も大概こじらせてるのでガハマ愛を炸裂させることもなくこんなレビューしか書けないのが悲しくなってしまいますがそれでも自分らしく生きていこうと八幡たちを見て思えました。とても笑えるラノベです。

  • たった一言が簡単に言えないからこその青春。
    語らなくても伝わることがあり、語っても伝わらないことがある。とっても素晴らしい作品です。

  • ついに完結

    このシリーズは前半でやべえおもしれえ!!
    と思ってたんだが、
    だんだん
    同じことの繰り返しじゃね??
    と思えてきて、
    あと新刊まで期間が空いて
    なんだったっけ?
    となったり、
    思わせ振りな台詞を読み流してたら理解できなくなってきてた

    とりあえず、無事完結で嬉しい
    上記のことがあるので、
    私が理解できてない可能性はあるが
    最終巻は完結したという意味以上は見いだせないというか、
    私がこの作品すきだ~~ってなった要素は
    感じられず普通にラブコメ!って思ってしまった

    ただ、とりあえずは全巻通しで一気読みしたいなあと思ってる

  • ついに完結。
    なんかどんなラストになってもしっくり来ないだろうなあ…と予想してたんですが、なかなかどうしてキレイにまとめてきましたね。
    なによりあとがきにある今後の各種メディアでの展開からも目が離せません。
    まだこのメンバーの話が読める、それだけでもう嬉しくてしかたがない!

  • 夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳しましたが、今までこんな回りくどく面倒くさい言い回し、シチュエーションがかつてあったでしょうか?いかにも2人らしい結末でした。
    雪乃の将来やりたいことが初めて本人の口から語られますが、そう考えてみるとこの結末なんでしょうね。まだまだ続きが読みたいです。短編集が出るそうなので楽しみです。

  • アニメより機微がわかりやすいです。

  • 【電子書籍】大きく歪んでしまった雪乃、結衣との関係。詭弁を弄して自分も他人もだまして送ってきたこの青春時代。それらをかなぐり捨て本物を手にするため、いよいよ八幡は後戻りの出来ない決断をする…。暖かい気持ちになれたエピローグシーンは最高でした。これからも3人は間違いながら進んで行くのでしょう。彼らの未来に幸多からんことを祈るばかり。とても素敵なシリーズでした。

  • ページ数がかなりあって、ラノベのわりには時間がかかっちゃいました(・・;)
    八幡の己の身を削った一歩はこちらにもじーんと伝わるものがあり、また、結衣の想いも何とも言えない気持ちになりました。
    雪ノ下家族は相変わらず……ですが、雪乃の成長や新たな発見も見受けられます。
    あんなに「さいちゃん……♡」ってなっていた八幡が懐かしいです←

  • 社会人が思ったよりしんどかったから、中学の時の憧れに助けを求めた。 7年越しに完結を見届けることができてよかった。 
    23歳になっても、オタクくんさぁ、、

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