千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

  • 小学館 (2019年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784094517965

作品紹介・あらすじ

主人公は、超絶リア充。

『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』

学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。

圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。

仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?


第13回ライトノベル大賞、優秀賞受賞。
新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!


【編集担当からのおすすめ情報】
ガガガ文庫で受け継がれる「青春ラブコメ」血統、そのニューフェイスです。
ぜひご期待ください!

感想・レビュー・書評

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  • すごくリーダビリティが高くて合間に挟まる風景描写が美しくて、かなり文章力が高い作家さんだなーと思った。

    引きこもりオタクを垢抜けさせて立ち直らせる展開、世代的に「野ブタをプロデュース」を思い出しちゃった。
    主人公の千歳くんはぱっと見かなりいけ好かない奴に見えるけど、仲間思いで周りを下げないしで1巻読み終えた頃にはかなり好感度上がりました。
    俺TSUEE系主人公+オタクに優しいギャルの男版みたいな?

    私は登場人物に共感できなくても面白く読めるタイプだから面白く読んだけど、共感して読むタイプの人が誰に視点持っていけばいいのかは分からないかもしれない……?
    主人公サイドは自己投影するにはハイスペすぎるし、オタク君は逆に卑屈すぎるし……

    主人公たちリア充集団のノリがきつい……というか、クラスの陽キャ集団の意味のない雑談を敢えて書き起こすとこんな感じなんだろうなーみたいな。
    後半だいぶ慣れるからそんなマイナスポイントではないけど、ここまでスルスル読める文章じゃなければ放り投げてたかもしれない

  •  コペルニクス的転回というべきだろうか。リア充のリア充であるがゆえの、リア充で優秀であるがゆえの、トップを走り続け、前を向き続けているがゆえの、もっとも輝いているがゆえの、その苦しみ、切なさに焦点をあて、また、人間らしく生きるとはどういうことか、他人をヘイトするとどういうことが起こるのか、どんな人生訓の本よりも面白くわかりやすく示した、まるで現代のサミュエル・スマイルズだ。渡部昇一が読んだら絶賛するだろう。
     この話は二つの柱によって成り立っている。一つは主人公の哲学だ。あるカリスマなのだが、かといって、底辺を見捨てない、合理主義者ではないノブレスオブリージュである。ほかのリア充はやや合理主義者で、たぶん弱者救済は弱者救済福祉事業の仕事であり、我々とは無関係であるとするが、彼は異なる。彼は、自分の才能、自分の体力の多さ、カリスマ性、容姿、教養をもって、救いに徹する。なぜならば、優秀な人間であり、優秀な人間になるために努力したからだ。ぐうの音もでない、おそるべき正論と現実に、ごまかされているものがズバズバでてきて、読んでいて心地よさすらある。こういうことで政治的なことは絡めたくないが、マジモンのリベラルの姿がここにあると思う。ここまでぶっちゃけてくれるリベラルであれば、国民みな、自民党でなくそちらについていくのではないかと思われる面白さだ。
     もう一つが、この話はマイフェアレディ形式をとっていることだ。その代わり、対象はレディではなく、ひきこもりのキモオタだ。そのキモオタが主人公の指導のもと、主人公を神とあがめ、主人公の言いつけをまもり、だんだんと一般ピープルに出世し、最後は、自分を追い出したサークルをざまあして卒業する。
     主人公は、このキモオタに、お前は絶対に俺にはなれないし、リア充にもなれない、階層は絶対にあることを述べる。リア充のグループに入れてもらっていて、自分が凄くなったと思うな。お前は努力しなければならない。それをするかしないかの瀬戸際なんだという。そして、お前自身の幸せの形を得るのだ。なぜなら、もしお前がリア充になったとしても、リア充はリア充なりのドロドロしたりしのぎを削ったり日々美容に気を遣ったりする大変さがある。高貴であったりウィットに富んだりする話のテクニックもいる。お前が楽園だとおもって飛び込んだ先は、楽園で生きるための苦労を強いられることを忘れるな。だから、お前なりの幸せを考える。考え続けて、日々努力せよ。それがこの話に繰り返し説かれている哲学だ。
     見事なもんだと思う。ライトノベルがすごい!で一位を取るはずだ。これは、現代のサミュエル・スマイルズである、と、再度述べておく。

  • 地元でコラボキャンペーンが始まったので、大人がラノベってどんなもんだろう?と興味本位で読んでみました。ライトノベルってどういう定義だっけと分からなくなるくらいちゃんとした小説でした。

    リア充とか非リアとか陽キャとか陰キャとか、昔はなかった言葉が溢れていて、それに惑わされて自分をどこかの枠にはめなきゃいけない。しかも仮にどの枠にはまったとしても、周りの目を気にしながら自分の立場を演じていかなきゃいけないのですね。最近の子は大変だな〜。

    若い読者を励ます素敵な言葉がたくさんあったので、学生さんはぜひ読んでください。

  • この作品が「読む人を選ぶ」や「説教くさい」などと言われている理由は、おそらく“価値観が競合していないから”だと思う。
    作中ではリア充でカーストトップの主人公が、非リアでカースト底辺のキモオタ(言い過ぎ)に対してリア充指南(リア充とはかくあるべき、という割と上から目線な指導)をする。そのため、リア充でイケイケな人が、オタクでコミュニケーションに苦手意識を持ってる人よりも上の立場であるように描かれてしまっている。
    しかし、主人公が‘上’でいられるのは彼らが無意識に下に見てしまっているような‘下’がいるからであって、もっと言えば、スポーツや勉強が得意だとかコミュニケーションが得意だとかアニメやゲームが好きというのはあくまで個性であり、いかなる個性も許されるべきだと(個人的には)思う。絵の具の色が派手な色から地味な色まで多彩であるように、人間の個性も派手なものから地味なものまで多彩でいいと思う。
    ただ、この小説では一貫して陽キャ陰キャという二分法によるカーストが絶対という価値観が貫かれていて、それに対して疑問や意義を唱えてくれる人がいない。
    だから、その一方的な価値観を受け入れられる人はすんなりと読めるけど、そうでない人はモヤモヤを抱えたままになってしまう。
    ちなみに私は後者でした。

  • 著者初読。KU。リア充の千歳朔が担任の先生からのミッションを受け、リア充仲間と共にオタクな引き篭もりの山崎健太の意識を変え、学校に来られる様にする物語。ちょっと鼻につくと言いますか・・・なんだか自分の高校生時代と比べてキラキラし過ぎでなんだかなぁと思って読んでたけど、それにしても文章から目が離せない。少し不思議な読書体験でした。多分凄く面白かったんだけど、自分の心の奥底ではその気持ちを認めたくないんだと思うw。私も非リア充精神なのかも。続編がどうなるのか気になってしまうから続きも読もうと思います。

  • ラノベ界隈ではかなり評価が高いので購入。

    事前にみたレビューでは「けっこう人を選ぶ作品かも」とあり、読んでみてなるほどなと感じた。予想以上にラノベ濃度が高く、作品の雰囲気というかテンションも高い。いわゆる「リア充」の主人公グループのノリに着いていけない人が一定数出てくるかも。かくいう自分はけっこう苦手なノリだった。笑

    とりあえず一巻しか読んでいないが、主人公はカーストトップのイケメンで、同じくカースト上位の女の子たちから好意を向けられながら学園生活を満喫している。そんななか、主人公のクラス内には不登校の生徒がおり、その生徒に対してリア充指南をして再び学校に来られるようにする、というのが一巻の展開。

    主人公が不登校の子に施すリア充指南はかなり上から目線で、個人的にはあまり好きではなかった。登場人物たちの会話はテンポがよくとっても読みやすい。が、やっぱり個人的には「合わんなあ」と感じた。
    というわけで⭐︎2つ。

  • オタク主人公・リア充が悪役というパターンが多いラノベには珍しく、イケメン超絶リア充を主人公にしたラノベ。

    ラノベ系譜的には俺ガイル→弱崎くん→なろう的な俺tueee要素も合わさって生まれたのかな。人気なシリーズなだけあって、スクールカーストを冷ややかな視点で描くところとか、口八丁で周囲を手玉に取る展開とか、本質を見極めてそうなダメ教師キャラと、主人公全肯定ヒロインとかとか、人気が出そうな要素押さえてる〜って感じ。

    途中で登場する捻くれた引きこもりオタクくんに向けて人生の説教をぶちかますイケメンリア充主人公。当初は妬みや偏見で主人公に反感を持っていたオタクくんだったが、あまりの主人公の完璧っぷりに、好感を超えて尊敬の感情を抱いていき、最終的には完璧すぎるが故の"歪さ"に気付き同情さえするようになる。このオタクくんはこのラノベを読んでいるメインの読者層であり(偏見)、オタクくんへの説教は読者への説教で、オタクくんの心情の変化は、作者が読者に感じて欲しい変化であるような気がした。その作者の狙いにハマれば楽しめるだろうし、ハマらなければ楽しめない、自分は無理だった。

    一見してメイン読者層が好きじゃないようなキャラクターを主人公にしてしかも説教までかますという読者に喧嘩を売るような作品だけど、「普段君が嫌っているリア充はリア充界の雑魚で本物のリア充は違うよ」っていう主張をすることで、上手く読者層の反感を買わないようにしてる。

    この「"本物"のリア充はそんなことしない」みたいな主張は、ネットに蔓延る「本物の金持ちはそんなことしない」「本物の天才はそんなことしない」みたいな、過度に"本物"を幻想化しすぎるオタクっぽくて好きじゃないかな。

    それにリア充を過剰な悪役にする昨今のラノベ・なろうのテンプレ展開を批判をしていたのに、クライマックスで同じようなことをしていたのもどうかと。それで余計に冷めた。

    オタク全肯定な作品よりは健全かもしれないけど、ちょっと中盤からの自己啓発セミナーみたいな展開は気持ち悪かった。これは弱崎くんでも感じたけれど。

    主人公の友達としてキャラが無駄に大勢登場するものの、1巻ではそれを置いて全く無関係なオタクくんがメインの話になるので、特に女キャラは最後まで誰が誰だか分からないまま読み終わる。

    あとリア充同士の寒い会話シーンがなんのオチもなく続くのもキツい。今はこういうのがウケるのか。

  • 青春恋愛モノを予想していたけれど、いい意味で裏切られた(ラブコメはラブコメだけど)。
    主人公はトップカーストのリア充。周りからねたまれつつも好きな友人たちと楽しい毎日を過ごしている。
    先生から、引きこもりのクラスメイトを登校させるよう頼まれたことがきっかけで、オタサー姫に振られて引きこもってしまった非リアの健太が「ざまあ」するのに手を貸すことに。リア充仲間たちの手も借りて、健太を雰囲気イケメンに仕立てていき…。

    青春ものの形を借りた、男の美学、いかに生きるかの哲学の話だった。
    千歳くんは何でもこなして飄々としているようで、とてもストイックでいろいろ考えているし、「あの日見た月のように美しくありたい」と自己を律し続けている。
    これを読んだ若い読者が憧れて彼を目指してくれたらいいな、と思うようなキャラだった。
    手を貸す相手である健太が同性なのもよかった。異性だと雑音が入ってしまうけれど、恋愛感情のない同性だと純粋に手助けであり仲間のためになる。

    洒脱でおもしろい会話、文章のテンポもよく、読むこと自体が楽しかった。作者はもともと純文学や一般文芸側の人だったというのは納得。
    いい作品を読みました!

  • あー、これは面白い。好き。

    よく異世界でチートな俺TUEEE系の話があるけれど、これも言わば現実世界のチートなリア充のお話。
    それって、なんだか鼻持ちならない感じになりそうだけど、でも主人公の千歳に全く嫌みがなくて読んでてとても楽しかった。

    千歳は好きだなあ。
    その考え方、努力の方向、弱音の吐き方、はぐらかし方。
    多分いろんなものを背負ってるんだろうけど、それにちゃんと向き合えるのがいいね。

    まったくベクトルは違うけど例えば「俺ガイル」がボッチの経典だとしたら、この物語はリア充の教科書と言ってもいい。
    上辺だけでない心のリア充。なんかその考えの一つ一つに感化されそうだ^^ 

    そしてリア充お約束のハーレム女子の誰もが可愛いかわいい。
    それぞれタイプが違って、でもみんな素敵。
    いやあ、夢でもこんな青春送りたいよね(爆)

    ヒーローは遅れてやってくるばりのラストもカッコよかった。
    そして彼が憧れる先輩女子はそれ以上にかっこいい。
    彼女との絡みをもっと見たかったかな。
    続編も出ているようなので先輩だけでなく今回絡みが少なかったそれぞれの女の子とのお話も期待したい。

    • あっきーさん
      まず主人公がリア充のトップであるというのが新鮮で、リア充視点から見る物語はとても面白く勉強にもなりました笑(僕リア充じゃないんで!)
      とにか...
      まず主人公がリア充のトップであるというのが新鮮で、リア充視点から見る物語はとても面白く勉強にもなりました笑(僕リア充じゃないんで!)
      とにかく主人公達に対して尊敬しましたもう山崎くんみたいになりました。周りのことをしっかりと見ていてそれにしっかりと向き合っていて、重荷に感じることもあっても仲間の助言などもありながら自信を持って進んでいく主人公はほんとにかっこよかった。トークの最後の落ちも笑わせてもらいました。
      2020/11/28
  • アニメ化も決まっている本作品、気になっていた作品だったので購入して読んでみました。 リア充が主人公というのも結構珍しいのではないかと思ったのが最初の印象でした。朔の生き方や、考え方、自分の想いや、周りとのかかわり方、味方、思考すべてか完璧で超人だなと思いました。描写の細やかさや、落とし込み方、すべてが素敵で読んでいて楽しかったです。 彼自身や、周りの考え方もしっかりしていて、1人1人が1つの思いや考え方、芯のしっかりしていて、最高にワクワクしながら読み進めました。楽しかったです。

  • 第13回ライトノベル大賞。主人公が超絶リア充というありそうでなかった?タイプの青春ラブコメ。自他ともに認めるイケメン、スクールカーストのトップ千歳朔が主人公。1巻は不登校になったオタク男子 健太の更生がテーマ。
    スクールカースト、リア充、非リア、オタクといったレッテル貼りに対する思いが感じられた。健太から千歳に浴びせられた言葉も共感できる内容だったと思うけど、千歳目線から言えば理不尽以外のなにものでもない。でも同じようなことが結構あって、コミュニケーション不足が原因のことが多い。今回の更生も面と向かってコミュニケーションを取ったことで上手くまとまった物語だった。
    中高生のときに読みれば良かったなと思えるくらい、人生の指針になりそうな言葉がありつつ、展開も熱くて面白い。青春のエモさも感じられて、ラノベらしく読みやすい良い小説。タイトルもすごく良い。改題前のタイトルが『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』らしいんだけど、それが『千歳くんはラムネ瓶のなか』。すごくキャッチーでラムネ瓶の中のビー玉を想起させる要素は残しつつ、どういうこと?っていう惹きもある。千歳朔の朔は新月という意味らしく、改題前の月を千歳くんに置き換えている。天才。
    ここからはラブコメ展開が本格的に始まるんだろうけど、どういう描き方をするのか気になる。あと福井県が好きだから福井要素が出てくると思うと嬉しい。
    『ラフメイカー』のパロディがでてきたときは流石に世代すぎて笑った。

  • エモ。

    タイトルから、
    ガチで主人公の千歳くんが体小さくなってラムネ瓶の中に入る話なのかと思っていたけど全然違った(笑)

    ライトノベルラブコメとは思えぬ文章力の高さとセンスの良さ。
    またキャラクターひとりひとりの個性とキャラメイキングもとても秀逸。

    千歳朔という主人公の魅力も存分に発揮されて、
    とても良作だった。

    千歳の友達が多くて、
    誰が誰やら理解するのがちょっと大変だったけれども、
    それを補ってあまりある圧倒的アオハルワールドだった。
    よき。

    2巻も見たい。

  • 第55回OBPビブリオバトル「マッチョ」で発表された本です。
    2020.11.25

  • 友達のおすすめで普段あまり読まないラノベを読んでみました。最初は主人公のすかした態度が嫌で惰性で読み続けていたが、窓ガラス割った場面辺り(読めばわかる)からなんか面白くなって気づいたら完読していました。最初は主人公の性格に抵抗を示すかも知れないが、風景描写は美しいし、読みやすい文体なのでラノベ初心者の方にもおすすめです!

  • リア充と非リア充。スクールカースト。学校のいざこざ……青春の澱みがこれでもかと詰まった物語でした。
    他人と比べて自分の方が優れている気になったり、他人を何かに当てはめてわかった気になったりする人が多い中で、主人公の朔は自分の信じたいものを信じ、自分の信念を持ってい生きようとしていたので、とてもかっこよかったです。彼が周囲から男女の垣根を越えて信頼されていることに、とても説得力があるキャラ設定でした。
    途中に挟まれるギャグも面白かったですし、地の文も読みやすく、とても満足して読める一冊でした。

  • 夏の勉強合宿や花火大会やら夏休みの楽しいイベントが目白押しの今回は、千歳のまわりの女性陣も様々な想いを抱えていて、迸る青春に身悶える……が、ついにこの時がきたという展開に全てを持っていかれる。楽しいだけではない、どうしても変化はおとずれる。
    なんて面白いんだ、これが現代のラノベなのか。
    イギリスでもラノベ作家が急激に評価されて、あの現代最強作家のアンソニー・ホロヴィッツもラノベ出身だ。(イギリスではラノベとは言わんか)面白いものは、面白い。
    文学における分類なんてどうでもいいかもしれない。

  • 【電子書籍】とても面白かった!テンポの良い会話に引き込まれます。千歳朔はリア充カーストトップ。クラス委員長になった朔は、引きこもりの同級生の健太を登校させるよう命ぜられるが…。ラムネ瓶に沈んだビー玉のように、あの日見た遠い月のように美しく生きたい朔。その生き方に恥じぬよう活躍する姿はとても格好良かった。グループの女子に囲まれハーレム状態にありながら、本人の心は別の女性に向いているように見えます。なぜなら彼女たちに一言も好意を口にしないから。恋愛物語として今後どう展開されるか、続巻を楽しみにしています。

  • こういう悩む青春ラノベ(?)みたいなのを久々に読んだが、久々にプリキュア見たような感覚だなあ
    私自身が当事者性を持って読むことは難しかったが、中高生には楽しく読めるものになっているのでしょう

    最近は普通にしていたつもりだが、やれコロナウイルスだとかやれウクライナだとかやれ円安だとか、新聞の一面を飾るようなことばかり眺めて生きている気になっていたなあと反省
    高校生が世界を認識するような、ローカルで閉じた世界で幸せを追求しなければと思わされた

    あと、女の子の名前と見た目がほとんど一致しないまま読み終えてしまった
    1巻にしてはキャラが多かったというのもあるし、単に私がKindleでささっと読んでしまったのもあると思う
    すまん

  • 主人公の人生論、美学てきなものに好感を持てたり、驚き、新しい発見があったりして、とてもよかった。ライトノベルというより、小説に近い感じでとても好き。

  • シンプルに超おもろいっす!
    だけど、一部では人を選ぶかも。
    ガチで引きこもった経験があったり、生きるか4ぬかを迷った経験のある人には、正直千歳の言葉は響かないと思いますね。毒親だったり、貧困家庭だったり、そもそも「美しい」という理想に向かって努力して生きる土台すら生まれつき持っていない人間はどうすればええねんとか読んでて思っちゃいました。
    もちろんそういう人たちに向けての作品ではないと思うので、気にするだけ無駄かもしれませんが。
    でも、純粋にライトノベルとしては最高でした!

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著者プロフィール

裕夢(ひろむ)
福井県出身の作家。『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』で第13回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。受賞作を改題したデビュー作、『千歳くんはラムネ瓶のなか』を2019年6月18日に刊行。

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