- 小学館 (2020年9月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784094518696
作品紹介・あらすじ
この討伐者、ヤりすぎ!!!
儀仗鍛冶師を夢見る少年テアは、王都への道中、オークの群れの襲撃を受ける。
あわやというタイミングで現れたのは、奇妙な骨面をつけた女剣士だった。
彼女は瞬く間にオークらを惨殺、惨殺、惨殺!!!
必要以上にオーバーキルしてしまう!
「なにもそこまで……おぇぇ」「ブタどもは群れると厄介だからな」
――彼女の名はシェイ。
呪属性武器を扱う凄腕の討伐者らしい。
テアは、野戦鍛冶の腕を買われ、なかばムリヤリ彼女の専属鍛冶師となるが……?
悪鬼も哭かせるオーバーキリング・スプラッタ無双、ここに開幕!
感想・レビュー・書評
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普通に正統派的に面白かった。
まず第一にめちゃくちゃ言いたいことは、ゾンビドラゴン相手の最終武器がアレってところに超こだわりを感じた。
いいよねー!!!!わかってるぅ!!テンションめちゃくちゃあがった。
帯などてえげつない煽り文が繰り出され、その通りにわりとどちゃどちゃぐちゃぐいゃ魔物を殺害するくせに正統派ボーイミツガールの空気が漂っているのですごいなんつうか爽やか(!)でかわいらしい。人間相手にはバトルしないのも多分爽やかさに一役買ってるとおもう。
これからの展開でどうなるかわからないけれども、一巻時点ではあくまで人間を脅かす魔物という存在がいてそれに抗ったりうまくやったりして暮らしている人間という図なのでドロドロさはない。生きるために頑張ってるんや……という感じ。
この物語では「エンチャント」(武器に属性付与や特別な状態付与するみたいな機能)が魔物との戦いに重要な役割をもたらしているのだけれど、エンチャントの理屈が個性的で良くできていると思った。マイクラとかだとカンカンカーンで終わるしRPGゲームなんかでは属性武器が武器屋で売ってたりするけど実際あったらそらそうだよなってなった。どこまでも泥臭い頑張りの話。青臭い主人公を引っ張ったりしてくれる系ヒロインだけれども、ヒロインもただ一方的に強いだけではなく、そりゃ武器がなければ戦うことはできない。その武器をどうにかするのは主人公の役割で……と役割がちゃんと分担されているところがよかった。
それと、オーバーキルのタイトルにふさわしくわりと敵の死体砕いて煮るだの内臓取り出すだのぐちゃぐちゃ滅多刺ししたりとえげつねえオーバーキルしてるんだけど全部にちゃんと理由があって登場人物が安易なサイコ野郎とかになってないのが良かった。
みんな目的があって死体解体したりオーバーキルしたりしてるのでちゃんと地に足がついてて理由あって滅多刺しとかにするのであんまり不快感がないグロテスクさ。
だから始終厳しい世のモンスターと人間の戦いを書いてるわりに爽やかだなあって感じするんだろうなーって感じ。
モンハンで倒したモンスターから素材剥ぎ取ったりするのと同じっすからね。ひつようならばしかたなし。
あとキャラクターの辺境伯、マッドで明るく元気なじいさんで好き。
あと、なにより、メインヒロインがとてもかわいい。サブヒロインのエルフもかわいいがメインヒロインいいねーー!って感じ。
褐色系でそれほど口数が多くない職人みたいなヒロインなんだが、ツンデレというわけではなくとても素直で嫌みがなくて、ちゃんと地に足がついている感じ。
あとやっぱりぐちゃぐちゃなんだけどコミカルで、ちゃんとボーイミツガールなので読後が爽やかで面白かった。またボーイミツガールしててほしい……。
二巻出るらしいので買おう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさかのチェーンソーやった。
著者プロフィール
川岸殴魚の作品
