プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~ 特装版: 両手の花には棘がある、の巻 (小学館ルルル文庫)
- 小学館 (2007年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094520392
作品紹介・あらすじ
ルシードが北へ遠征中、ロ・アンジェリー城の大公妃ジルのもとへ、愛妾選考会で選ばれた美しい伯爵令嬢オリプリーヌが花嫁行列をなしてやってきた。突然の事態にジルを除いて城は大混乱。そんななか凱旋してきたルシードは、自分の愛妾の出現に驚愕。ますます大混乱の王宮で、オルプリーヌが意味あり気な行動を…!?マシアスの意外な過去も明かされる。華の王宮で、恋と野望は止まらない。豪華20分ドラマCD付き初回限定特装版。
感想・レビュー・書評
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2~両手の花には棘がある、の巻~
麗しの仮面主従の巻CD付詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
な、なにこのやきもきする展開!と叫びたくなるほどの、ジルとルシードのすれ違い。それ以外にも不穏な動きが多く見られ、今後どうなっていくのか楽しみです。
あと、ルシードの愚痴が地味に面白い。くすりと笑ってしまいます。
この巻は、すごくいいところで終わってしまったので、続きが気になって気になって眠れそうにない……。寝る前に読むんじゃなかった。しかし、こうやって焦らされるのも、読書の醍醐味ですね。面白かった! -
サスペンスの前編。「乙女の涙は最強の武器」が後編。
ミステリとしては卑怯ですが、サスペンスは健在。
オルプリーヌは強敵。(シリーズ後半になっても生き残ってます) -
1巻にくらべて、かなり読みやすかった!
が、続く…で終わってるよー。
2冊だけ入手したので続きが気になる。 -
これもドラマCD付きの特装版を買いました♪
前回のドラマCDは物語の冒頭部分の話しでしたが、
今回は、マシアスメインのドラマCDの為の書き下ろし。
マシアス曰く「麗しの仮面主従の巻」(笑)
マシアス大活躍で楽しいドラマになっています。
前回、ジルがルシードに黙って開催した愛妾募集。
ルシードが暗殺未遂にあったりと、色々事件があった為に、
愛妾の件は立ち消えになっていたのだか、ルシードが遠征で留守中に何故か
候補に挙がっていたオルプリーヌ嬢が、花嫁行列を伴って勝手に王宮へ。
不服に思いつつもジルはオルプリーヌを迎え入れるのだが、
肝心のルシードは、全く彼女へ手を出すこともなく時が過ぎて行く。
そしてオルプリーヌの方から国へ帰ると言い出し、ホッとしたのもつかの間。
最後にお茶だけでもご一緒したかった、と言うオルプリーヌに
それくらいなら、と安請け合いしたルシードだったのだが、
まんまとオルプリーヌにハメられ、結局、彼女を愛妾として迎えることに。
それを機に、一緒に狩りなどに出かけるようになったルシードと彼女に
自分では意識していないようなのだが、明らかにヤキモチを焼いているジル。
そんな中、オルプリーヌの策にハマり、ジルが捕らえられてしまう。
なんとオルプリーヌは偽者。しかもジルが偽者の王女だと気づいていた…。
と、ココで終わっちゃったんですよ!!
なんですとーっ!? じゃないですか??
で、本筋はそんな感じなんですが、マシアスの過去が少し明かされていて、
なんと彼には妻子がいたらしいのです。過去系なのは、もう亡くなっているから。
それがまずビックリ!! マシアスはいったい何歳なんだ!? それも気になる。(笑)
彼は騎士だったのだが、何らかの事件?により妻子をなくし
パルメニアを憎んでいるらしい。
何があったのかは、まだ明かされていません。
あと、地下牢に捉えられているルシードの弟、リドリスに変化が。
廃人のようだった彼が、きちんと食事を取り、体まで鍛え出した。
会いに行ったルシードにリドリスは驚きの言葉を彼にぶつける。
なんとメリルローズに恋をした、というのである。
ジルが彼に会いに行った事を知らなかったルシードは、怒り心頭。
と言うか、これまたヤキモチだったりするのだけれど。(笑)
なんだかんだとお互いにヤキモチを焼いてるジルとルシード。
お互い素直になればいいのに!と読みながら思うことしきり。
ま、それじゃ話しが終わっちゃうから仕方ないとは分かってますが。
それから1つ気になるのが、ミゼルコルドが前回とは違い、
ほとんど登場しなかったこと。今後はあんまり登場しないのかな?
とにかく、続きが待ち遠しいシリーズです。 -
ツンデレ仮面夫婦の王宮ロマン(笑)第2巻です。
1巻よりも面白かった。なにより世界観がようやく頭に入ってきて、主役二人のじれったさが分かるようになったからかな
ストーリーはこういう系にはありがちな愛人問題をベースに陰謀が混じってさらにふたりのツンデレがギャグとして入っている感じ
面白かったのは秘書官の過去とお妃様のやけ食い。
まさかの次回につづくっぽい終わり方のため謎は謎のまま、次巻に続きます。