- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094520415
作品紹介・あらすじ
時は大正15年。桐子はわずか10歳で安倍晴明の流れをくむ陰陽道「本家」神島家の当主となる。術修行の名目で東京へと出てきた桐子だが、実際は中央に反逆する術者たちを呪詛するためであった。しかし、呪詛の対象者の中に早臣の名を見つけた桐子は、呪詛の目的に疑問を抱く。そして、使役鬼の聖と弓生に真のねらいを探ることを命じて…。全ての真相が明らかになる時、当主として桐子が下す決断とは。
感想・レビュー・書評
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大正15年。10歳で陰陽道本家・神島家の当主となった桐子はその初仕事として、中央の術者の術殺を行うことになる。だが、徐々にそれに疑問を感じ始める。
桐子は本当に10歳なの?と思いつつも、猫かぶりな彼女が相変わらず楽しい一冊。
お兄さまのエピソードがもう少し読みたかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユミちゃんが好きです。
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一応上下巻だけど、それぞれに分けてもわりかし話としては成り立ってるように思います。
でも、どっちかだけだとわからない部分は出るかな。
今回は桐子が行う呪詛について。対象者に早臣の名もあることを知り、違和感を覚える桐子&鬼2人。
詳しく調べていくうちに帝都復興に関わることから事の発端が見えてきて・・・。
なんかごちゃごちゃと難しくてちょっと読み飛ばしましたが。誰と誰がどういう思惑で~ってのが絡みあっていて複雑。
それにしても桐子はかなり容赦ないなぁ。最後は赦さないまでも神島から放逐くらいで済ますのかと・・・。そういう部分で妙に展開が早いところが多々見受けられたのは意図的になのか、紙幅の問題なのか・・・?
そこそこ面白かったので、他のも読んでみたいところ。