- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094520903
作品紹介・あらすじ
ある夏の夜、ティエランカ王国の国王一家が乗る船上でクーデターが起きた。首謀者は、軍国主義を唱える政治家ミラーノ!傷付きながらも一人逃れた王女クエルヴァは、首都がミラーノによって制圧され、自分にも追っ手がかけられていることを知る。ルチアと名を変え、囚われた家族と王国を救うため立ち上がるクエルヴァ。様々な人の助けを借りて、クーデターの真相に迫るが…!?クラシカルロマン開幕。
感想・レビュー・書評
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表紙・挿絵がカチルさんだったので。
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面白くて一気読み。恋愛展開はなかったけどその種はそこここに撒かれてます。誰とヒロインを結ばせるかは自分の妄想に任せられる余韻があります。物語自体はヒロインの謙虚さと賢さで展開していくのですがここがもう少しエピソードあって欲しかったかも。それでも星5つにしちゃう面白さでした。要は私のツボ。ドストライクな作品でした。
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少女小説というのに足りないし
現代ものゆえにシリアスになり切れない中途半端はあるが
程よくバランス押さえた作品で次巻次第 -
めっちゃ面白かったです…。知的な王女がクーデターに立ち向かうため、身を潜めながら陰謀の核心へと迫っていく。仄かなロマンスが効いていてドキドキワクワクしながら読める。ちなみにイロンデル推しです〜!
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たぶん世界史のとある事件を題材に、練られたお話で、世界史の知識がそこそこあるだけでも恐らくピンと来る。
展開としてはわかりやすいし、国の内紛(?)事情もわかるのだけれど、いまいち主人公に感情移入しづらいのが勿体なかった。人が亡くなってもあんまり葛藤しないで、先々進んで行ってしまう印象を受ける。良い子だというのはわかるのだけど……
良かったのはルチアと恐らく最終的にくっつく(?)冷静沈着な青年とのからみに期待が持てるところ。ルチアより彼を主人公にしたほうが面白いのではと個人的に思いました。 -
面白かった…。やや話が上手すぎたり、荒削りな部分はないとはいえない。作中の時間軸で絶望的な悲劇が起こるわけでもないし(まあ、ルチアにすれば充分絶望的な状況かもしれませんが…)でも、この素材をこのレーベルでこれくらい書けたらもう合格点でしょう。
主人公はありがちな姫モノの姫さま方とは違って、聡明だけど「だんまり姫」とあだ名されるほど控えめ、そして理系の王女さま。でもそれが、ただの奇をてらった設定なのではなく、物語としての必然性を帯びたものだというところが上手い。何より嫌みでなく、非常に好感が持てる。
甘さは限りなく控えめ。そこが受けいれられるかでこの作品が楽しめるかが決まるかも。恋愛恋愛するよりもしっかり自分のやるべきことを見つめる展開は好きだけど、もう少し甘くても良かった…せっかく素敵な青年が目白押しなので。正ヒーローはアギラスかと思いますが、やはりイロンデルは人気ですね(笑)個人的にはヘリファルテをラストに出してほしかった…再会を示唆する終わり方でしたが。
表紙絵も世界観によく合っていて良かった。
レーベルを感じさせない面白さでした。 -
いつ買ったかすでに覚えてない本。
つい最近読み返して、こんな話だったか…と。 -
‘姫’と‘クーデター’の二文字に惹かれて購入するも、積読入りしていたものを掘り出しました。お姫さまの冒険活劇、敵が味方で味方が敵で…。あ、ラブロマンス度は、ありやなしや。