沙漠の国の物語~暗夜流々~ (小学館ルルル文庫 く 1-9)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521177

作品紹介・あらすじ

聖地カブルが崩壊したのち、沙漠では不穏なことが次々と起こっている。そんな中、聖園からラビサにカブルへ一時帰還の急な指令が届いた。ラビサはジゼットにカブルまでの護衛を頼むが冷たく断られてしまう。二人の間に何が起こったのか…!?落ち込むラビサだが仕事を果たすべくカブルへ向かう。そこにはある罠が待ち受けていて…!?一方ジゼットは、沙漠の運命を左右する生死をかけた役割を自らに課し…。

感想・レビュー・書評

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  • 砂漠7巻目。

  • 沙漠の国の物語 第7弾。ラビサは険しい瞳で短剣を胸に構え、ジゼットは表情の無く刀を背負う…ジゼットの足手まといにならぬ様、強くなることを決意するラビサ。ラビサを思うが故に距離を置くジゼットは "砂嵐の後継者"の頭・ザクロを討つことを二度とタラスファルに戻らぬ覚悟で決意する…

    ラビサにカヴルから一時帰還の指令が届いた。ジゼットに護衛を頼むが断られてしまう。ジゼットの様子に「これが最後のような」違和感を覚えるラビサが必死に言い募る場面はとても切なかった。
    振り向いて欲しくて、ついに口にした言葉も、届かなくて。後に残されたラビサの姿が本文で語られないだけに辛い。こんな状況で離れなければいけないなんて、切な過ぎる。だけどそれを振り切って行くジゼットも、ゼクスにラビサも自分の気持ちも預けるしかできなくて。恋をあきらめなければならないジゼットが切なくてならない。
    そんな心を隠して、二人は別々の道を行く。パートナーが入れ替わっての道中は、それはそれで楽しい。折に触れて傍にいない相手のことを考えているのは、とても切ないなぁ。

    "星読みの徒" の魔の手は、とても卑劣な方法でラビサを襲う。自分で自分の身を守らなければならない事態に陥って、ラビサは剣を使う覚悟を決めるが、一方でその間違いに気付く。自分の気持ちにきちんと目を向けたラビサは、自分の道を探す決意をし行動する。ゼクスの言うとおり「いい女」だね!

    一方ジゼットも負けてない。アリヤの直球、ビッキの脅し、ホレブのダメ押しもあって、何故、自分が行動を起こしたのか、色々理由をつけて見えなくしてしまった自分の心を取り戻す。迷いを断ち切って前を向いたジゼットは、本当にかっこいい!

    ラビサは、星読みの正巫女・リードゥに会うために一人、星読みの徒の本拠地に向かう。ラビサはリードゥと出会うことができるのか…
    色々なことが一斉に動き出し、どんな結末に向かうのか、ジゼットとラビサは再会できるのか、続きが楽しみです。

  • 読んでしまった…もうちょっと取っておくつもりだったのに。
    進み具合がなんともじれったいです。
    完結したとしても外伝とか出して欲しいなぁ…。

  • 正直、読んでて楽しくなかったなぁ…。
    ジゼットは後ろ向きだし、ラビザにも笑顔が無い。
    やっぱ、このシリーズは二人が生き生きしててくれてないと!
    って思ってるんだけど、不穏な空気を残したまま次巻へ「つづく」だしッ><
    早く来てよーッ、ジゼット!!

  • シリーズ7作目

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