封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ (5) (小学館ルルル文庫 し 2-8)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521214

作品紹介・あらすじ

『人喰い』の予告が届いた。「見せ物としては最後の『人喰い』でこれからは本来の目的に使う」との知らせであった。西洋魔術でいう錬金術が完成し、バケモノを兵士として使う目処がたったというのか?なんとしても阻止せねばならない、そのためにまずは魔人を倒す。しかし相手が軍部と組んでいる以上、軍部と衝突は避けたい。そこで魔との最終決戦を前に桐子が考えた手段とは?!シリーズ完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 「鵺子ドリ鳴イタ」最終巻&ドラマCD付き。14歳の当主、桐子が主人公の、昭和初期の激動の前の時代を舞台とした伝奇シリーズ。ラストはシリアスで終わった感じでした。全体的には、あまり真剣でない伝奇ものの登場人物とは思えない、気の抜けた武見志郎と、何百年も生きているあっかるい鬼の聖が一気にコメディに空気をもってってくれるので楽しんで読めるシリーズです。
    桐子は全面的にツンデレなので、そのあたりが好きな方にもおすすめです。前シリーズはありますが、読み始めるにはルルル文庫だけで大丈夫です。ドラマCDは桐子の乙女修行。相変わらず聖はアホだなあ……。

  • 限定ドラマCD付き
    キャスト:沢城みゆき、鈴村健一、諏訪部順一、平川大輔

  • CD付。

  • アンドロギュヌス……
    それにしてもユミちゃんの煮込みうどんが頭から離れない……

  • 20120523-25_札幌麻酔学会への機中で読了_読み続けてるシリーズ物の最終巻。前作から数年空いてしまった。元々寡作な作者なのですが、さすがに数年開くと数冊読んでいない作品があります。しばらく楽しめそう。

  • 最終巻。聖と弓生と桐子、この三人が揃っているところはやっぱりいいなと思いました。

  • シリーズ最終巻。人喰いとの最後の戦いに挑む桐子たち。軍部との衝突は避けたい彼女の策とは。

    やや難しい話がからんできた最終巻。桐子の陰陽師的な活躍が見れて満足です。

  • 最終巻。
    本編では一族に君臨してた桐子様の幼少期と、将来の夫で妖怪を使役する武見志郎のお話。

    こんなに近しかったのに本編では二人の鬼はもう2つの家寄りな感じ・・・武見さんもなくなってるし、いろいろさみしいような、桐子様。まあこちらのエピソードのほうが後だしなんだけれども。最後に百鬼夜行がお別れの挨拶に来るのが切ない。街灯(文明開化)が普及して闇が消えていく時代なのですが。

    時代的にも妖怪が出てくる内容的にもちょっと小野不由美の「東京異聞」のような作品。

  • 鵺子ドリ鳴イタの完結編。
    なにげに結構なが~くひっぱりましたね。双子の悲しい過去。そして結末が。
    タダモノではないと思ってはいたけど、あの桜木先生の正体がちょっと意外だったかな?まー、すごいビックリではなかったけど。
    この時代を扱った小説ってあんまり見かけないから、もっとこの時代ならではの雰囲気をだしてくれるといいなぁと思う。
    あ、でもなんか妖怪たちがいっぱいでてきてちょっと懐かしめの時代だよなぁ~と感じたりも。

  • 12月18日読了。

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著者プロフィール

大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟(ブラザーズ)』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「封殺鬼」シリーズ 、「カラクリ荘の異人たち」シリーズ、「九十九字ふしぎ屋 商い中」シリーズ、「あやかし同心」シリーズほか、著書多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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