2巻目です。
場所をシリウス王国の王宮に移し、スライやキルテや新悪役(分かりやすい)ミガロなど、新たなキャラもたくさん出てきましたが、みな特徴があるので、分かりやすいです。
「聖剣の巫女」として王巫女となったノトは、慣れない王宮と、見習い巫女だったため、祭祀の仕方も知らないことだらけで、いっぱいいっぱい。それでも、一生懸命になんとかしようと努力しますが、横柄な口調で誤解され、いじめられてしまいます。
そんな中、1巻で悪役だったリリィが副巫女として戻ってきますが、なんなんでしょうか、リリィ様。
なんだか、いい味出してます。
1巻で食べられるはずだった牛に聖リリィ号なんて名前を付けてて、その世話の焼き方も恋人のよう。ほんと我が道を行く人ですが、その面白い言動や前向きなところ、意外に面倒見のよいところとか、いいですよねぇ。
カノンの方もまた王を狙う陰謀に巻き込まれてしまいますが、シリアスな話もリリィ様のコメディが混ざると重くなりすぎず、読みやすくなります。
ノトとカノンもお互いにかなり好意を持っている感じにはなってますが、ラブ度は少なめ。
やっぱり、王と王巫女ですからね。好きと思っていても、なかなか言えないっていうか。
どんな風にラブな感じになるのか、楽しみです♪