桜嵐恋絵巻 ~半分の秘めごと~ (小学館ルルル文庫 み 1-10)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521306

作品紹介・あらすじ

平安の都に有髪の占い僧が現れた。彼の占いは必ず当たると評判なうえ、その美しい容姿に魅せられた女御たちの館に占い僧は自由に出入りしている。そんななか、世間に秘密の恋人同士だが幸せな愛の日々を送る雅遠と詞子に思わぬ邪魔が…!?今度は雅遠の母が強引にある姫との結婚話を進めてしまったのだ!そして詞子の妹・艶子が自分の出生の秘密に気付き…!?大人気のときめき平安恋絵巻。

感想・レビュー・書評

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  • 雅遠と詞子についての話と外で起こる事件の2本立てで、それらが密接に関連しているという形で今回も進んでいく。雅遠に懇談話が持ち上がり、詞子のところには艶子がやってきて、艶子の本当の母親のことを話すことになって仕舞う。雅遠の後の蔵人の仕事では、怪しい僧侶の秘密を暴くことになる。雅遠と詞子の優しさが全開で、そういう温かさがこのシリーズの肝ではないかと思う。

  • ・開幕ちゅっちゅでほんと・・・雅遠様・・・
    ・寒がり雅遠様
    ・艶子のお嬢がカチコミやぞー!!
    ・ほんとクズい父親しか出てこねえ小説だな
    ・早苗さんはいい女房
    ・利雅さん女嫌い(※苦手)か
    ・だからあんな複雑なブラコンを・・・

  • 平安の都に有髪の占い僧が現れた。
    彼の占いは必ず当たると評判な上、その美しい容姿に魅せられた女御たちの館に占い僧は自由に出入りしているという。
    そんな中、世間に秘密の恋人同士だが幸せな愛の日々を送る雅遠と詞子に思わぬ邪魔が!?
    今度は雅遠の母が強引にある姫との結婚話を進めてしまったのだ!
    さらに詞子の妹・艶子が自分の出生の秘密に気付き…!?

    雅遠と詞子のイチャつきがもはや平常運転になった感じ。
    今回は怪しい美形占い僧を巡ったいざこざ。詞子は基本外には出ないので、雅遠が動き回るのがこの話のスタンスみたい。
    意味深な占い僧の噂が広がる中で、艶子が自分の出生に疑問を抱き、ついに詞子から真実を聞かされたり。てっきりヒスって終わりかと思ったけど、その後の対応をみる限り少なからず更正の余地がありそうかな。
    あと雅遠の母がお見合いを押し始めた。まぁ気持ちは分からなくはないけど、難しいなぁ。いつカミングアウトするんだろう。
    そういえばこの作品は昨日の敵は今日の友みたいなところがあるので、いつか英凱が味方として出てきてくれそうな予感。

  • あれ、今回は誰も仲間にならないのか…。

    主人公は、姫でなくて
    雅遠の、方だよね?

    姫の方は何もないから…。

    父達が優秀とされてた感が
    いまだに、一度もないのだけど…。

  • 自分の出生に気づきだした、艶子の心情を思うと切ない。意地悪で最低な姫君だけど、本当は自分の出生が不安で不安で仕方なかった。
    詞子といい、艶子といい、彼女たちの人生を台無しにしている父親に腹が立ちました。

  • 雅遠と詞子は相変わらずラブラブでした。
    真実に気付き始めた艶子が、いいように変ってくれるといいな。
    性悪な妹と思っていましたが、詞子の幸せに対してかわいそうだと思い始めた。
    艶子にも、幸せになってほしいものです。

    雅遠の弟は巻を重ねるごとに、ツンデレに・・・そして、お兄ちゃんにはかまってもらえず・・・。

  • いいですね、でてくるひと皆いい人設定!
    これぞ少女小説!!
    雅遠の弟って女房とかの扱いもちゃんとできる子じゃなかったかしらーとか。
    外の女は駄目ってこと?
    まぁいいや、今後も期待通りでありますように。

  • 戦国時代でもなく、雅と勢力争いが全てのような時代に どうやってドラマを?と思いきや、こうやってドラマを作るのね。 色々と都合良過ぎだろうと笑っちゃう箇所は多々あるものの、それはお約束なので気にしません。ドキドキわくわくしながら楽しみました。

  • 4巻目です。
    3巻では父の左大臣が持ってきた縁談をぶっ壊しましたけど、今度は母の五の宮が縁談を持ってきました。母は父とは違って、やはり息子のことをよく知っていて、雅遠の先手を打って、ちゃっちゃと縁談を進めてきました。雅遠ピンチです。

    でも、裏でちょこちょこ出てきていた、怪しい僧の話が、雅遠の縁談の話につながってて、そのピンチも見事切り抜け、よかったの一言です。

    詞子の方も艶子が自分の出生の秘密を知り、もんもんとしている感じですが、艶子に遠慮して雅遠との結婚を承諾しない詞子が、どう気持ちの踏ん切りを付けるのかが気になります。

    新キャラの女房早苗もきっちり詞子と雅遠の味方に収まり、最後にちょうどいい家も見つかったようなので、二人が一緒に暮らすようになる日も近いかもしれませんね。

    それにしても、できのいい弟利雅になぜ縁談の話がないのか気になってましたが、まさか女性が苦手だとは・・・。家の女房相手には、兵部卿宮のような対応していたはずなんですが、初対面の女性には人見知りするんでしょうか?それを先に知っていたら、雅遠は父母に女性が怖いってふりしたのかしら。・・・似合わないですね(^^ゞ

    次巻も楽しみです。

  • 再読。詞子のためにひたすら縁談を断り続ける雅遠がカッコイイ!

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